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2009年04月07日 イイね!

VIVA LAS "VEGA"S!!

VIVA LAS "VEGA"S!!一つ前のブログに出てまいりました「シボレー ヴェガ」。

1970年代初頭、アメリカ市場で勢力を拡大しつつあった日本車に対抗するコンパクトカーに対抗するためのコンパクトカーとして生を受けたわけです。

確かにこのことは、現在のアメリカ自動車産業よりもよっぽどチャレンジングで正しい方向性だと思うのです。

しかし、ここに余計なコンセプトを追加した人がいたんですね…

そのコンセプトとは、「立てかけられる車」!

当時のシボレーでは完成車輸送用の貨車には3段積みで18台の車を載せるのがギリギリでした。
でも、「もっと沢山積んで輸送コストを下げたい」と、一念発起開発されたのがこのヴェガだったのです。
手順は以下のとおり。

①スロープのように開放した貨車のサイドパネルにヴェガを乗り入れます。
②スロープに付いた4つの鉄のフックでヴェガをがっちりロック。
③このままサイドパネルをたたむと、あら不思議、屋根あわせに左右15台ずつのヴェガがきっちりとエンジンを下にして貨車に収まります!!

まるで、アメリカの深夜の通信販売のようなこのヴェガですが、大真面目に考えられていたのですね~。
更に、なんとをガソリン満タン状態でこのままディーラーまで運んでしまおうというからもう大変。

オイルパンは垂直にしたエンジンからシリンダーにオイルが行かないように特殊形状で専用設計。
バッテリーのフィラーキャップは液漏れ防止のためにボディ後端に設置。
キャブレターのフロート室までガソリン漏れ防止のために専用設計し、特殊なドレンパイプでキャニスターにリターンされるような工夫が。
さらには、ウォッシャータンクなんて縦横どちらでもこぼれないように斜め45度に傾けてマウントされるという懲りよう。
輸送中にはパワートレーンに負担がからからないようにプラスチックの楔をエンジンとミッションの脇に打ち込んで輸送するという…

それはもうすでに「コストを下げるために縦に運ぶ」のか「車を縦に運ぶためならコストをかけても良い」のか分からない車になってしまいましたとさ。

ちなみに、このヴェガ、2005年にはめでたく「オールタイム・アメリカン・ワースト・カー」に選ばれました!!!
1971年のオートトレンド誌のカーオブザイヤーも受賞しているのですがね~!

ファンからの熱い支持の声は「窓から雨漏りがする」「走行中にパーツが落ちる」「6万マイルで廃車になる」などなど!
モー、サイコー!!!

やっぱり立てかけて運んだのが良くなかったんでしょうか♪

この「史上最悪なアメ車を探せ」投票では、他には、フォード『ピント』、AMC『ペーサー』、ダッジ『ホライズン』、AMC『グレムリン』など70年代アメ車が上位を独占する結果だったようです。

でも、今見るとこういう車もミョーに味があっていいんですよね~。

いざ所有しろと言われたら、イタ車よりもよっぽど恐ろしいですけど。
Posted at 2009/04/07 22:25:38 | コメント(3) | トラックバック(0) | 市販車 | 日記
2009年04月07日 イイね!

ジドーシャヒョーロンカ考。

ジドーシャヒョーロンカ考。今、あらゆるところでインサイトの評論記事が「ジドーシャヒョーロンカ」なる人々の手によって書かれておりますが、ふと気が付いたことが。

例えば…

「インテリアの質感や、スタイリング全体の雰囲気、リアドラムブレーキなど、いろいろケチを付けたいところもある。」

「ただ、筆者がどうにもインサイトを好きになれないのはデザインだ。とくに顔つき。このクルマにこのグリルはないでしょ。まもなく旧型になる現行プリウスにも勝っていない。空力優先ではあるのだろうが、もう少しこのクルマを魅力的に見せる努力があってもよかったのでは? インテリアとの調和もまったく取れていないし……。」

「特にインパネ周りは演出過剰で、外連味たっぷり。'80年代のロボットアニメ的で、'90年代 ポスト・ガンダム世代として育った筆者には古めかしくさえ感じた。ハイブリッドカーの先進性をインテリアやUIデザインのサイバー感で表現したかったのかもしれないが、だとしたらそのセンスは、今のトレンドから20年分くらいは古い。」

なんて偉そうな!!!!
いやその前に、デザインの専門家でもないくせにデザインの批評をするな!!

いやしくも自分の書いた文章が不特定多数の人の目に触れるわけで、おまけにそれで金をもらってるんでしょう?
要するに「この車、カッコ悪い!」とかって、それは素人の発言でしょう??
ジドーシャ「感想家」ならいいんですが、「評論」にはなってませんよね~。

他にも面白い点が多々!

「リアドラムブレーキなど、いろいろケチを付けたいところもある」
じゃ、チミはホイールとの間に挟むブレーキディスク風カバーでも挟んで走ってなさい。

「まもなく旧型になる現行プリウスにも勝っていない」
それは個人の感想だな。

「ハイブリッドカーの先進性をインテリアやUIデザインのサイバー感で表現したかったのかもしれないが、だとしたらそのセンスは、今のトレンドから20年分くらいは古い」
サイバー感って表現も十分古い。

こういう「ジドーシャヒョーロンカ」な人たちもCOTY選考委員なんだよな~。

私もプライベートの名刺作ったら「自動車評論家」って入れてみようかな。
こりゃ、「愛妻家」「節約家」と一緒のレベルでしょ♪

では、ヨーロッパではどうなのでしょうね?
ということで、同じインサイト関連の記事で調べてみました。

「Looks like a Toyota Prius, doesn’t it?
Yes, it does seem to reinforce the notion that hybrid cars all have to look the same with a gently tapering rear and Kamm tail. But as Honda points out, it also shares its shape with the FCX Clarity fuel cell car and can trace its style cues to the original Honda CRX coupe of 1984.(Web版 Car誌)」

ざっと訳すと、「(新型インサイトは)絞り込まれたテールに切り落とされたリアエンドを持つハイブリッドカーの典型のようなデザインに見えるが、ホンダは、これはFCXクラリティと同様のデザイン処理であり、起源を初代CR-Xに辿ることができる、と説明している」といった感じでしょうか。

やはり、褒めも批判もしていないですよね!!
それはデザインは個人の好みの問題であって、自動車雑誌で取り上げるべきではないと思っているからだと思います。
この辺が実に絶妙。
是非日本のジドーシャヒョーロンカの方には見習って欲しいですね
「あれがカッコいい、これがカッコ悪い」なんて、まさにブログレベルですよ…

もちろん日本にもすばらしい自動車評論が書ける方は沢山いらっしゃいますし、元ラリーストの方の評価なども非常に参考になります。
が、あまりにも酷い人が多すぎる気がします。

いかがでしょうか??

ところで、Car誌記事中の「Kamm tail」というのは、空力性能を向上させるためにボディ後端をスパッと切り落としたようなデザインのことを、「Wunibald Kamm ヴニバルド・カム」博士の名前を取ってそう総称するらしいです。

歴代のKamm tailの代表的な車には、フェラーリ250GTO・365 GTB/4・Dinoに始まり、フォードGT40、Aston Martin DB6、アルファロメオ モントリオール、シトロエンSM・GS・CX、マセラーティ カムシン、シボレー ヴェガ、そしてホンダCR-X・インサイトとなっています。

ここに出てくるシボレー ヴェガと言う車は、これだけで一つブログが書けるぐらいの名車ですので、それはまた別の機会に…
Posted at 2009/04/07 22:05:59 | コメント(6) | トラックバック(0) | | 日記

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