2010年08月02日
ラリージャパンまでもう準備がギリギリだと気がついたグル万です、こんばんは!
先週は異常に忙しかった…
この調子で行くと、夏休みにほとんどの準備を終わらせとかないと全然時間がなくなりそうです…
レプリ化、どうしよ。
さて、しばらく間が空いてしまいましたアイドラーズレポですが、いよいよ後半です!!
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ファーストスティントを30分で帰ってきた我らがE92、単純に1周2分30秒と考えると目標には2周足りないことになります。
ただ、この混雑状況ではまずは順位をある程度上げておいたほうがよいだろうという判断で、続く佐々木選手にもまずはあまり燃費を気にせず走ってもらおうという事に。
佐々木選手のピットの期待にこたえる走りで早速ファステストラップをマーク。
その後は徐々にアクセルを緩めながらコンスタントなタイムを刻めるペースで周回して頂きました。
スタートから1時間5分後にはその佐々木選手がピットイン。
この時点でレースの残り時間はほぼ11時間なので660分。
35分+7分のスティントで割ると15.7という数字になるので、(今回も入れて)あと16回のピットストップが必要と言う計算です。
なのでまず、この0.7がもったいない。
逆に15回のピットストップで終わらせるためにはあと2分長く走ってもらうしかないわけです。
ただし、2分長く走って稼げる時間は7分のピットストップ1回だけ。
つまり、残りの660分から15回のピットストップタイムを引いた555分=215周(一周2分35秒ペース)7分ロスしたらダメなわけですから、7分=420秒/215周=1.95秒がタイムダウンの限界になるわけです。
要は、ほとんどタイムダウンをせずに1周多く走ってください!と言ってるようなもんです。
かなり無茶なお願いだとは知りながら、オーダーは「燃費20L/37分死守!」になります。
ちなみにドライバーのテクニックを考えると番場選手・佐々木選手には40分走って頂きたいところ。
もちろんタイムは落としてもらっては困るわけです~!!
なんて無茶苦茶なお願いをする監督でしょう!!
しかし、ここで両GTドライバーの実力が炸裂!!!
二人の出した結論はなんと4000rpm縛り!
おまけにこれでも2分33秒台で周回してしまったのです。
ウワサではヘアピン以外は7速固定で周回していたとも!
第3、第4スティントをお願いしたお二人とも39~40分走って帰ってきてくれます。
これで40Lで9分稼げたわけで、続く3人のドライバーさんが34分で帰って来たとしても予定通りの燃料使用量になります。
続いてコースインしたitsumoさんも、慣れない車&厳しすぎる燃費要求にストレスを溜めながらもキッチリ35分走って帰還!
続く第6スティントのU村さん、第7スティントのI沢さんともに35分をこなして帰ってきます。
そして、このあたりからレースが荒れ始めました。
前半で1回のSC、中盤で2回SCが入ったわけですが、一度はウチのチームがガス補給をした直後のSC、もう一度はウチのマシンの直前にSCが入ったことで若干不利に、逆に一度はウチがピットに入れた周にSCが入って、おまけにウチがピットアウトした直後にピット出口がクローズされて1周得したりと、まあ、スパイシーな中盤戦になりました。
SCが入った後は必ずレースの残り周回数と残り時間を計算しながらペース配分を調整していきます。
ドライバーさんたちがSCが入っているときはキッチリ燃料をセーブしてくれますので、SC3周でレース1周分ぐらいの燃料消費と想定します。
また、SCが入った周回は1周5分ぐらいかかるのも考慮しなければなりません。
こういった作業は本当に楽しいです~!
ただ、レース終盤のメインストレートでのクラッシュは衝撃的でした。
多分BMW同士(2002と318is?)のクラッシュなのですが、メインストレートなので結構酷い状況で…
本当に大事に至らなくて何よりでしたね~。
このクラッシュで結局SC→赤旗中断となるわけですが、オフィシャルさんも大混乱でしたね~。
全てのチームがピットインし、ピットレーンは3重駐車で大混乱。
各チームも作業をして良いやら悪いやら。
最終的にはSC導入前の順位で整列し再スタートという判断になり、ここでレースは2ヒート制に。
この時点でドライバーはitsumoさん。
西日の照りつけるサーキット場で1時間半フル装備でスタートを待つのは大変だったと思います。
お疲れ様でした!!
結局、第二ヒートは2時間40分のスプリントレースになりました。
再スタート後次々と前のマシンをパスしていくitsumoさん、リーダーボード上のゼッケン「808」が周回ごとに上に上がって行き、遂にTOP10圏内でピットに戻ってきます!!
が、残念ながらここで1ヒートと2ヒートのタイムの合計にリーダーボードが書き換えられることに。
我らがGSR with Studie feat. インチキ監督は両ヒートの合計タイムで13位となってしまいます。
ここでシツコク10位以内でのフィニッシュを目指すべく作戦変更!!
ここから本来はU村さん→番場さん→佐々木さんと繋いでフィニッシュを迎える予定だったのを、ピットストップ回数を1回減らして直接佐々木さん→番場さんへとバトンタッチする作戦です!
ここまできて7分のピットタイムを減らせるのは相当大きいアドバンテージになりますし、燃料タンク内には最初から大切に取っておいた虎の子の40Lも残っている計算になるわけです。
(規定でスタート時に燃料を45L積んで良い事になっているので。)
つまり使用できる燃料量は40L+20Lの60Lということに。
また、この時点で残り時間は125分。
ピットストップ1回の7分引くと118分の走行時間になります。
おまけにレギュレーションで一人のドライバーの連続走行時間は60分以内となっておりますので、佐々木さんには58分以上60分以内で帰ってきていただかないといけないわけです。
更に、10位のチームとは2周差。
2分40秒で周回しているそのチームとのタイム差を想定される残り周回数の48周で割ると2分32秒以内で走らないと追い抜けない計算になります。
つまり、ラップ2分32秒以内、燃費3.73km/L以上(=118秒/L以上)が10位入賞の絶対条件になったわけです。
がんばれ佐々木さん、番場さん!
「ペースは2分30秒目安で、30Lで58分走行して下さい!ピットイン5分前にタイミングを確認するため無線入れます!」とお願いして送り出します。
夕闇迫るコースでこの2分30秒台は相当大変ですが、佐々木さんも番場さんもこの無理難題に良く答えていただきました!!
しかし、完全な日没後は各車のペースもバラバラ。
もちろん、中にはトラブルを抱えたままゴールを目指しているエントラントの方もいらっしゃるわけで、やはり思い通りにはペースは上げられません。
かなり追い上げたものの10位には一歩とどかない11位でのフィニッシュとなってしまいました~。
本当に悔しい結果にはなりましたが、来年もがんばろうと思える良いレースでした~!
ドライバーの皆様、お疲れ様でした!
また、主催者の皆様、有難うございました~!
それにしても、優勝のプジョー206は速かったな~。
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しかし、赤旗中断中に20Lの給油を2回連続で行ってるチームとかあるから不思議。
主催者から給油は20Lまでって通達されてるのにねえ。
草レースなんだから、セコく燃料ごまかして上位を狙ってもしょうがないと思うんですけどねぇ。
やっぱり私はラリーが好きですわ!!
Posted at 2010/08/02 02:45:29 | |
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アイドラーズ | 日記