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グループA万歳のブログ一覧

2010年03月15日 イイね!

明日から使えるドグ講座①

明日から使えるドグ講座①桜の蕾もほころびそうな今日この頃、やっと「ドグミッションとは何ぞや」という事が分かってきた気がします。
というか、「トランスミッション(以下T/M)とは何ぞや」という事なのですが。

T/Mの構造については教習所でも習いましたし、それ以上に、一応メカニズム好きとしては自分でも勉強したつもりだったのです。

でも、ダブルクラッチ(以下W/C(笑))とヒール&トゥ(H&T)は同じ役割を果たしていると思っていましたし、ドグミッション=ストレートカットギヤという認識もありました。
しかし、実際はW/CとH&Tでは全く役割が違いますし、ドグミッションにもヘリカルギヤは採用されております。

要するに、全くT/Mに気を使わないで走ってきたわけです。
というか、今のT/Mは全く気を使わないでも走れるように出来ているわけです。
これは、すごく素晴らしいことだと思います。
ただ、ドグ仕様のクルマに乗って初めてその素晴らしさに気づいたというわけです。

で、自分なりの「ドグミッションってこんなモンです」というのを、皆様からのご意見ご指摘を頂きたいのを含めて書かせていただこうと思いました。

これを読んでいただければ、レンタカーを借りたらドグミッション車だった場合とか、誰かに「ちょっと車動かしといて~」と頼まれたのがドグだった場合も安心です!!

多分!!!

上手く伝わるか分かりませんが、「グル万流 ドグボックスの扱い方」講座のはじまりはじまり~!


さて、これがT/Mの構造です。
(ドグギヤは【ドグクラッチ】の誤記です!ゴメンなさい!)

Xト○ック製2速T/Mだと思ってください。
ギヤ比は1速が2.000、2速が1.000という想定で。
更にエンジンはアイドリング1000rpm、4000rpmがレブリミットとしますか。

そして構造上は以下が基本になります。
①【ドグクラッチ】はスプラインが切られた【アウトプットシャフト】の上を前後にスライドします。
②1速と2速のドライブ&ドリブンのそれぞれの【ギヤセット】は常時かみ合ってます。
③ドライブ側のギヤは【インプットシャフト】にダイレクトに結合しています。

キモはドリブン側の1速と2速に挟まれた【ドグクラッチ】が【アウトプットシャフト】に繋がっていることですね。
つまり、【ドリブン側ギヤ】まで来た力は【ドグクラッチ】を介して【アウトプットシャフト】へと伝わっていくということです。

ちなみに、最初の画像はギヤポジション(以下G/P)=ニュートラル(以下N)、クラッチ=繋がってる状態です。
信号待ちとかで止まってる状態だと思います。

で、信号が青になりました。


隣に並んだ車に加速で負けたくないあなたは1速にシフトするためクラッチを切ります。

この直前までエンジンは1000rpmで回っていましたので、当然惰性で【インプットシャフト】も1000rpmで回転しています。
つまり、ドリブン側の【1速ギヤ】は500回転で回っているわけです。


で、そのままシフトを1速に入れると「ガキン!」と音がしてショックを感じることになります。

この音と衝撃は、止まっている【ドグクラッチ】を500rpmから減速しつつある【1速ドリブンギヤ】の噛み合い穴に強引に突っ込んだ証拠です。
但しクラッチを切っているため、【ドグクラッチ】にかかる負担は全ての【ギヤセット】と【インプットシャフト】、ドリブン側【クラッチ】の慣性モーメントのみになります。

これがクラッチ切っていなければ、エンジンのトルクも全て受け止めることになりますので、ドグの歯を破壊してしまうリスクが大きくなるわけですね。

では、音も衝撃もないようにするにはどうしたらよいか。
それは、クラッチを切って【ギヤセット】の回転が止まるまで待っていれば良いわけです。
シエラの場合、直行する車線の信号が黄色に変わったぐらいでクラッチを切っておけば、こちらが青信号になる頃には【ギヤセット】の回転が止まっているためスムーズに繋がります。

ただ、たまに【1速ギヤ】のダボ穴と【ドグクラッチ】の歯が噛み合わないところで回転が止まってしまうと1速には入らなくなります。

そういう場合はちょっとだけクラッチを擦ってやると、「カツン」という音とともに1速に入ります。

更に更に、この「待ち時間」はギヤオイルの温度によっても全く違います。

何を申し上げたいかというと、【インプットシャフト】が1000rpmから停止までにかかる時間はギヤオイルの粘度によって変わってくるということなのです。

クラッチ切ってから【インプットシャフト】が止まるまで温感時4秒かかるとします。
これは、冷感時には1秒だったりするわけです。
もちろん、冷えてるギヤオイルは熱くなったものに比べてはるかに粘っこくギヤにまとわり付くためです。

このギヤオイルの温度は全てのシフトチェンジのタイムラグにも関係するので、失念してしまうと大変恥ずかしい思いをすることになりますが、それはまた後ほど触れます。

とにかくこれで1速には入りました。

……

とまあ、きょうは1速に入れるまでのお話とさせてください~。
予想外に長くなってしまった!!

ちなみに、大型バイクがシグナルスタート時に「ガチャコン」というのもこれが理由です。
ほとんどの大型M/Tバイクはドグミッションですからね~。

また、『GT Roman』の台詞に「アルファの1速はノンシンクロなの。だからアルファ乗りは2速に入れてから1速に落とすのよ」という趣旨のがあった気がしますが、それもこういう理由ですね。
N→2で2速のシンクロの摩擦抵抗でギヤセットの回転を止めておいてから2→1で1速に入れるわけです。

つまり、シンクロコーンってヤツァとんでもなく素晴らしい発明だってことですね!

次回はいよいよ発進します!!!!
Posted at 2010/03/15 02:05:21 | コメント(12) | トラックバック(1) | テクノロジー | 日記
2010年03月14日 イイね!

3万人を興奮の坩堝に叩き込んだ54歳のストリップ。

3万人を興奮の坩堝に叩き込んだ54歳のストリップ。ちょっと古いネタですが、金曜日の夜、念願のAC/DCのライブを観にさいたまスーパーアリーナまで行ってきました!
ライブ自体が十数年ぶり!!

昔は「外タレのライブはやっぱり本場で観なきゃな~」とか思っていたのですが、今回は日本で観れてよかった!!とつくづく思いました~。

というのも、ベテランバンドゆえファンの年齢層も結構高かったのですよ。
で、やっぱり客席でもものすごくマナーが良いんです。

ライブというと、若い人たちの中には飲めないお酒をきこしめしてきちゃって、始まる前からやたらとテンション高かったり、周りの人がどっちらけてしまうような奇声をあげる人とかもいたりしますが、今回は皆さん盛り上がるところではきちんと盛り上がって、バンドと観客のリズムがぴったり合っていたように思いました。

AC/DCだって、リードギターのアンガス・ヤングが54歳、サイドギターの兄、マルコム・ヤングが57歳。
ヴォーカルのブライアン・ジョンソンに至っては御歳62歳ですよ~。
昔は曲間ゼロの息をつかせぬライブが身上でしたが、さすがにドリンク補給もしなくちゃならない年齢になってましたし(笑)
でも、それがまた人間臭くて、頑張ってるのが伝わってきて良かったのですよ~。

ライブの構成も、オープニングのチープさ爆発のCGから始まって、セットもなかなかにチープ、途中の娼婦型アドバルーン(伝わらないだろうな~)もこれまたチープ。
もちろんステージ衣装だって普段着のまんまというチープさ!

曲もド定番から最新アルバムまで散りばめてくれていて、定番のストリップもあるし♪

やっぱりAC/DCはこうでなくっちゃね~、という観客大満足の王道ライブでした!
これが世界でも指折りのカリスマヘヴィロックバンドなんですから、かっこええのう!!!

なんといっても、地元オーストラリアはメルボルンに「AC/DC通り」が存在するぐらいなのですから!


で、観客の皆さんもメタボあり、会社帰りのサラリーマンありと非常にイカしてました!

開始時間に遅れてくる方は特に、会議が長引いたりしてイライラしながら仕事を終えてきたんだろうなー、という感じでネクタイも外さずにヘッドバンギングしてました~♪
日本のサラリーマン、イイ感じに熱いじゃないですか!

結局、スケジュールどおり2時間キッチリ演奏してくれて、本当に感激してしまいました!
カミさんもお袋様(!)も満足してくれていたみたいですし!!

もう一度ぐらい日本で観たいぞ~!!!!
(次回は親父様も連れて行くかな?)

関連情報URL : http://www.acdc.com/
Posted at 2010/03/14 05:24:58 | コメント(3) | トラックバック(0) | 音楽 | 日記
2010年03月14日 イイね!

ムナーリからデルクールまで。

ムナーリからデルクールまで。突然ですが、「ポートワイン」ってご存知でしょうか?

ポートワイン(Port Wine)というのは、ポルトガルで生産されるワインの種類で、醸造途中のワインに度数の高いブランデーをぶち込んで発酵を止めてしまう、甘みの残る酒精強化ワインのことです。

もともとイギリス人もフランスからワインを輸入して飲んでいたのですが、ま、もともとイギリスとフランスは海峡を挟んでバチバチにやりあっていたわけで、15世紀半ば頃から本格的に両国関係が険悪になってくると「なんでフランス人のワインなんざぁ飲まにゃあならんのだ」という風潮が高まってくるわけです。
この辺りのお話は、シェイクスピアの『ヘンリー5世』に詳しいです(嘘)

ま、この頃にフランスではジャンヌ・ダルクが活躍したり処刑されたりしまして、フランス人の反イギリス感情もイギリス人の反フランス感情もピークを迎えてるわけですね。

ちなみに、100年続いた戦争でフランスの人口は1/3になってしまったとか…
昔の人の戦争はある意味現代より残酷ですねぇ。

そんなこんなで、この頃からポルトガルからイギリスへのワインの輸出は急増します。
が、いかんせん距離が遠い。

帆船でえっちらおっちら運んでいくわけですから、ワインなんてすぐにダメになってしまうわけです。

で、考え出したのがこのブランデー添加という方法。
もともとはワインの腐敗防止のためのアイディアだったのですね~。

ということで、ポルトガルからのワインはこの「ポートワイン」が主流になっていきます。

ところで、この「ポート Port」は英語で「港」ですが、元々はポルトガルの「ポルト Porto」という港町から出荷されていたことから付いた名前です。
語源としては一緒なのですがね。

で、「ポートワイン」はポルトガルでは「ヴィーニョ・ド・ポルト(Vinho do Porto)」と呼ばれます。

で、ここまできたらコアなラリーファンのことはもう思い出されていることと思います。
(長い前フリだ!!)
1976年から1993年までポルトガルラリーのゼッケンに「VINHO PORTO WINE」と書かれていたことを。

これこそまさに「ポートワイン」のことなのですね~。

察するに「全ポ ポートワイン協会」かなにかが(28→)18年間に渡って冠スポンサーを続けていたのではないかと思います。

ちなみに、1976年の勝者はランチア・ストラトスを駆るサンドロ・ムナーリ、1993年はフォード・エスコートをドライブする我らがフランソワ・デルクールでした。
ストラトスからエスコートまでの時代、同一のスポンサーがラリーに提供し続けるってのも、なかなかに情熱あふれたお話ですよね~。

イギリスとフランスのケンカから始まったポートワインの歴史、そのワインがスポンサードした最後のラリーに勝ったのはイギリス車に乗るフランス人でした~♪

(だから何だ!というツッコミはご勘弁を~。)

ということで、引越しの途中で発掘した「Graham's」を飲みながら、現在も片付け追い込み中です!
Posted at 2010/03/14 01:34:21 | コメント(6) | トラックバック(0) | お酒♪ | 日記
2010年03月13日 イイね!

東欧風引越し風景 RETURNS。

東欧風引越し風景 RETURNS。前回の東欧風引越し風景はインパクトが弱い!とのご指摘を頂きましたので、再挑戦してみました♪

この物置も綾瀬市リサイクルセンターでゲットしたブツです。

元々、破風板が4枚ほど割れただけで粗大ゴミとして捨てられてしまっていた物置なのですが、ジャンクのベニヤから破風板切り出し&水性ニスでの再塗装を、講習を受けながら自分でDIYすればタダで持ち帰って良いということで、今日参加してまいりました。
ちなみに、講師の方はシルバー人材センターからお越しだそうで。
いいですね~、こういうのも。

で、にぎり寿司状態で持って帰ってきたのですが、容量も大きくてフォグランプやら電動工具やら、家の中に転がっていたパーツ類をほぼ全て飲み込んでくれました。
家の中、大分すっきりした~!!

その後ホームセンターで同形状の物置をチェックしたら、なんと8,800円!
リサイクルセンター様々です♪
Posted at 2010/03/13 21:15:57 | コメント(11) | トラックバック(0) | | 日記
2010年03月11日 イイね!

1,000,000円のスーパーカブ。

1,000,000円のスーパーカブ。某オクで所さんのカスタムスーパーカブが大変なことになっています。

あと4日あるのに入札161件で982,000円也。

まあ、LoveCub50展ではぶっちぎりの出来栄えだったですから納得の値段ですが…

一見ノーマルの部品剥ぎ取り仕様に見えて、実はスイングアームは延長加工、リヤサスの取り付け位置変更、前後フェンダーのワンオフ化と、ほとんどWRカーレベルのカスタムが施されております。

この所カブ、いったいいくらまで値を上げるのでしょうか?

っていうか、コレを見てホンダのデザイナーは反省せんかね?
センスあるデザインというのは、こういう事を指すのだよ!
Posted at 2010/03/11 00:12:05 | コメント(4) | トラックバック(0) | スーパーカブ | 日記

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