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「サブウェイ・パニック」ＤＶＤにて鑑賞。

ニューヨーク地下鉄で車両乗っ取り事件が発生。武装集団が列車から先頭車両を切り離し篭城した。要求は、１時間以内に身代金として１００万ドルを用意すること。地下鉄公安官のガーバー刑事は、犯人の冷静な手口に翻弄されながらも事件解決のため奔走する。

「サブウェイ１２３」劇場にて鑑賞。

ニューヨーク地下鉄のぺラム発１２３号が武装集団にジャックされた。地下鉄管制指令のガーバーが１２３号に連絡を取ると、主犯らしいライダーと名乗る男が出て、市当局に１０００万ドルの身代金を要求してくる。一旦は交渉を市警察のカモネッティと交代したガーバーだったが、激昂したライダーが運転士を射殺。やむなくガーバーは、犯人との交渉人となるのだった。


旧作で犯人が装備する銃器は、サブマシンガンがＳ＆ＷＭ７６、ハンドガンがガバメントとブローニングハイパワー。対するニューヨーク市警はＳ＆ＷＭ１０、イサカショットガンなど。乗客に紛れていた潜入捜査官はアンクルホルスターにコルトデティクティブを装備。
リメイク作では主犯のライダーはアンダーレイル付きのシグザウエルＰ２２９を、共犯者はＳＧ５５２やテック９、シグザウエルＰ２２６を使用。警察はグロック１９を、特殊部隊ＥＳＵはＭ４Ａ１らしいカービンやサベージライフルを装備。ガーバーが警官から渡される拳銃が、初めはワルサーＰＰＫだったのがなぜかカーＫ９という別種のオートマチックにすり替わっている。

デンゼル・ワシントンとジョン・トラボルタの共演でリメイクされた本作。その予習として、１９７４年にウォルター・マッソー主演で映画化された旧作をレンタルし鑑賞しました。結論から言うと、軍配は僅差で旧作に上げます。旧作は派手さはあまりないのですが、何といっても台詞回し（むしろ字幕か？）が良い。字幕で「～ざんす」とか初めて見たしｗ　ラスト、犯人を見つけたときのカーバー刑事の顔も良い。ＢＧＭも言うことなし。
対するリメイク作。なぜガーバーを刑事ではなく地下鉄職員としたのか？旧作には無かった汚職疑惑のエピソードを含めたために、少々ややこしい構成になったのは否めない。犯人グループも、綿密な犯行の割には逃走計画が杜撰だし。上記のような銃器のダウトがあるし。アメリカで公開されたものを編集してるらしいので、オリジナルではそこらへんの疑問が解決するのかも。なんて勿体無い。でも、市長さんのキャラクターはなかなか良かった。チョイ役で、「チェンジリング」で誘拐殺人鬼を演じたジェイソン・バトラー・ハーナーが出ています。

蛇足。旧作もリメイク作も、日本が絡んできます。旧作では東京の地下鉄から派遣された４人の日本人が登場。誤解された日本人像（カメラをぶら下げてたり、露骨なお辞儀を繰り返したり）なのはご愛嬌。

蛇足その２。リメイク作で、はじめてダッジ・チャージャーのアメパトを見ました。なんかもう、車体の強さは半端無いなあ、と思ったらすぐにあんな状態に。結果は旧作と同じなのね。でもかっこいいなあ。