
ふG号のステアリングは、
走行距離15万kmの今に至るまで、
無交換です。
当然、本革の表皮は、ツルツルのテカテカ。
滑ってしまうので、
必要以上にステアリングをしっかり
握っていなければならず、
長時間運転では疲れてしまいます。

こりゃあイカン、ということで、交換を決意。
安く済ますなら表皮張替えでしょうけど、それじゃあつまらないな、ということで、
オーダーメイドで作ろうと、その手をショップをいろいろ物色し、何店か見積もりをとりました。
が、希望する「ガングリップ加工」「パンチング加工」となると、結構なお値段がする店ばかりで、
ウーンと二の足を踏んでいたところ。。。

ヤフオクでコイツを発見!
Z33用の未使用加工済ステアリング。
(ちなみにS50型FXのステアリングは、Z33型フェアレディZと共用なので、流用可です)
ガングリップ&パンチング加工は、既に施工済み。
リアルカーボン施工済みで、これは正直趣味に合わなかったのですが、
それでも普通にショップに出すよりトータルの金額が相当安かったので、
まあいいかと、落札しました。

ステアリングを外すにはエアバッグを外さなければならず、トルクスレンチが必要です。
手元になかったのと、今後いろいろ使うだろうと予測し、
Amazonでトルクスのソケットセットを購入しました。

これさえあればあとは楽勝。
バッテリーを外して30分程放置し、作業開始。
ステアリング横の樹脂キャップを外して見えるボルトを、トルクスで外すのみ!
さて、サクッとやっつけるか!・・・・・・と
ん?
んんんんんんんん??????

セキュリティボルトでした(泣
なんで?なんでこんなとこにセキュリティボルト使ってるの??
今回初めて知りましたが、アメリカでは、
エアバッグ固定用のセキュリティボルトが、ディーラーオプションで売られているんですねぇ。。。
盗難防止?エアバッグ盗む人なんて、いるの??
*一応念の為。。。
メーカー出荷状態は、左右ともただのトルクスボルトを使ってます。
中古並行車を購入した場合、
USAの前オーナーがセキュリティボルトを装着している可能性ありです。
ほとんどないでしょうけど。。。
いずれにせよ、このボルトを外さない限り、
エアバッグは外せない=ステアリングは交換できない。。。
当然キーなんて簡単に入手できるわけもなく。。。
というわけで、格闘開始。

手術にあたり、まずはボルトを露出させる必要があります。
ステアリング裏の樹脂カバーが邪魔なので、外さなきゃなりませんが、
これが、普通はステアリングを外した後じゃないと、外せない。
なので、ホットナイフを使って、カバーをカット。えいやっと手で開いて、無理やり外しました(笑

これで、ボルトが露出。
さて、どう料理しようか。。。。

当然ながら、普通のトルクスとは形状が全く異なります。。。。うぅ。。。。。

まずは、ネジザウルス作戦。

ネジザウルスとは、こんな風に、先端でネジ頭をガッチリ摘んで回せる工具です。
まずはこれをトライ。

渾身の力で挟んで、エイヤッと、回す!!!
・・・・・が、あっさり滑ってしまい、作戦中断(泣

というわけで、強行策。
ディスクグラインダーを使ってボルトの頭に溝を掘り、インパクトドライバーで回す作戦に移行。

・・・・正直、車内でこんな火花が散る作業はしたくなかった。。。。
良い子は、マネしないように!!!

多少中心からズレてしまいましたが、一応溝は掘れました。

ここで、インパクトドライバーの登場。
10年くらい前に買ったものですが、この10年の間に、いくつかのピンチをコイツに救われました。
持ってて損はない工具です。

インパクトドライバーを緩み方向にセットし、
ボルトに掘った溝に押し付け、金属ハンマーで連続強打!!!
・・・・・が、ボルトは、ビクともせず。。。。
あげくに、インパクトの衝撃に負けて、ボルトの座金が曲がる始末。。。。。
こりゃあ、粘るだけ、ムダだな。。。。。。。
と、いうわけで。。。。。。

座金ごと、カットしちゃいました。はい、負けました(泣
これをやってしまうと、エアバッグが、本来左右2箇所で固定するところを、
右側1箇所のみで固定することになります。
これが有事の際のエアバッグの展開にどう影響するのか、不透明です。
自己責任、ということで。。。。

右側は、普通のトルクスボルトで止っているので、あっさり外れます。
本来なら左側もこんな風に簡単に外せたハズなのに。。。。うぅ。。。。。

ここまで来れば、後は簡単。
エアバック本体をステアリングから外して、裏のコネクターを外して、エアバッグを分離。
ステアリング中心にある19mmのナットを外せば、ステアリングが外れます。

ようやく外せたステアリング。
ステアリングスイッチは、そのまま引き続き使うので、外します。

外したステアリングスイッチを、新ステアリングに移植。

ステアリング裏のカバーも、当然再利用。
カットした部分の裏からアルミテープを貼って固定し、ステアリングに装着。
見た目はツギハギだらけですが、車両に装着してしまうと、
覗き込まない限り見えないので、特に問題なし。

ステアリングを固定するナットは、十字レンチで固定。
ステアリング外すのに、久しぶりに十字レンチ使ったなぁ。。。。
外す際に、ステアリングの上下を掴んで前後に揺する作業が、妙に懐かしかった(笑
というわけで、無事、装着完了。
最初はテカテカのリアルカーボン部分がどうかなぁ~と思ってましたが、
なかなかどうして、いい感じじゃないですか!
ガングリップも、握りやすいです。
なにより、表皮が滑らなくなったので、特に意識することなくステアリングを握っても、滑らない。
今までのツルツル表皮のステアリングは、常にしっかり握ることを強要され、
ただでさえ真っ直ぐ走らず常に微小な修正舵が必要な長距離運転は疲労度大でしたが、
そんな苦労と、ようやくおさらばできそうです。
これからFXのアリング交換を検討される場合は、
ヤフオクでZ33純正ステアリングの美品を買うか、
Z33ステアリングの中古品を安く買って、
それをベースにショップで表皮張替えなりワンオフ加工してもらうのが、てっとり早いです。
さて、先日、バッテリーも交換しました。
2008年に購入した際にシルベンXなる怪しい名前のバッテリーに交換。
以後5年以上、一度もあがることなくノートラブルで過ごしてきましたが、
昨年日産ディーラーに車検に出した際、電圧的にもう寿命と判定されました。
せっかくなので違うバッテリーを試してみるかと、
お約束の?パナソニックのCAOSにしました。

サイズは、125D26L。
特に問題なく収まってます。
専用のバッテリーチェッカーみたいな奴は、特にいらないかと思い、買いませんでした。
交換後は。。。。特に変化なし。オーディオの音も、今までと変わりません(笑

それよりも困ったのが、ボンネットのガスステーが抜けてしまっていること。
以前は冬場だけに出る症状でしたが、最近は暖かくなってもダメです。
油断していていると、ボンネットに食われてしまいます(笑
なので、ヒンジの部分にこんなスペーサーを入れて、閉じるのを防いでいます。
うーん、ガスステー、買い換えなきゃかな。。。。
お次は、ホイール。
R35 GT-Rホイール、カッチョいいんですが、リアは10.5Jという極悪リム幅なので、
FXに収めるには、タイヤは引っ張りが必須。
当然、ガリ傷のリスクは高まるわけです。
なので、気を使いながら運転するんですが、
まあ、その、ねえ、たまにしちゃうわけですよ、油断。。。。
助手席側はともかく、運転席側までもガリってしまうという失態をやらかしてしまいまして(汗、
冬場スタッドレスを履いている間に、業者にリペアに出しました。
で、綺麗に修理されて、戻って来ました!
あぁ。。。。カッチョいい。。。。
というわけで、夏タイヤ仕様に、衣替え。
いやー、やっぱカッチョ良いですね、R35ホイール!
FX純正20インチ+295幅タイヤのRV然とした佇まいも良いですが、
やはりFXには攻撃的なスタイルが似合うみたいです。
これみると、やっぱ少し車高下げた方がR35ホイールには似合うのかな?とか、
また泥沼にハマるようなことを思いはじめている自分が怖いです(笑