
念願のガレージが完成しました。
ガレージを建てようと決意してから、
完成まで、2年弱。
長かった。。。

ガレージの大きさや配置を検討する為、家の模型を作りました。
家の3面図を元に、100均で材料を揃えて製作。
既存のカーポートは壊したくなかったので、その傍に入る最大サイズを考え、
模型を作って、車の進入経路に問題無いかや、家の外観と合うかを確認。
サイズを決めた後に複数のガレージメーカーのカタログを見て、
最終的にヨドコウのラヴィージュにしました。

ガレージ本体は近所の外構業者に建ててもらいました。
内装は、根性で、DIY笑
メーカーオプションで内装パネルや天井断熱パネルも選択できたんですが、
恐ろしい金額だったのと、
内装仕上げを業者に頼んでもなかなかな額になるとのことだったので、DIYすることに。
まずは、壁を貼る為の芯材として、30mm×40mmの角材を取り付けていきます。

スチールガレージ本体の壁パネル同士を接合しているボルトを外し、
そのボルト穴を活用して、長ボルトを使って角材を固定します。
写真のようにパネル表面にリブが出ている箇所があるので、その部分をノミで削るのが面倒でした。

壁材として使うOSBボードは幅900mmなので、これに合わせて柱を作りました。
なるべく壁材の継ぎ目を少なくしたかったのでこんなメンドクサイことしましたが、
実際組み立ててみるとOSBボードの継ぎ目はあまり気にならなかったので、
今にして思えば、
ガレージ本体の壁パネルのスパン約770mmに合わせて壁材をホームセンターでカットしてもらった方が、
相当楽でした。。。
芯材を施工後、断熱の為、隙間をスタイロフォームで埋めます。
スタイロフォームと芯材の間には気密テープを貼ります。
今回スタイロフォームの厚さは30mmにしました。

この作業を壁全面に行います。
上記の通りわざわざOSBボードの幅に合わせて芯材を施工したので、
かなり時間が掛かってしまいました。
その後、OSBボードを貼っていきます。
壁材の選定はかなり悩んだ部分で、
石膏ボードを貼ってその上からクロスを貼るのが一番安上がりですが、
重くて脆い石膏ボードの運搬が無理だなと思ったのと、
クロスをシワ無く貼る自信が全く無かったので、
何度もホームセンターに通って、
買ってそのまま壁材として使える材料をいろいろ検討しました。
外壁用のサイディングとかも検討したんですが、最終的には費用で断念。
この手のDIYガレージでは一般的なOSBボードに落ち着きました。
換気扇の箇所とかは細かい現物合わせが必要で、これまた苦戦しました。。。

苦労したのが、天井。
イナバのガレージだと屋根がフラットなので断熱材の施工等が比較的楽なのですが、
ヨドコウのガレージは折板屋根なので、一工夫が必要です。
ネットでいろいろ調べた上で、軽天材を芯材にしてそれを元に天井を組んでいくことにしました。
写真のように軽天材を梁の部分に乗せて、それに金属ブラケットを介して角材を取り付け、
その角材に天井の構造材を取り付ける方式にしました。
筋交いを上手く除けて角材を施工したりと、これまた手間がかかる工程でした。

天井の構造材を組んだら、グラスウールを詰めて、スタイロフォームで蓋をして、隙間を気密テープで塞ぎます。
グラスウールとスタイロフォームの両方はやりすぎなんだろうとは思いましたが、
とにかく冬場の天井の結露と夏場の灼熱地獄を避けたくて、天井の断熱は念入りに行いました。
この後天井の化粧材を貼りますが、最初は写真左のように黒いプラダンを貼って、見事に失敗。
黒で圧迫感が出てしまったのと、
プラダンは温度変化に弱く、夏場暑くなるとあっというまにダラーンと垂れ下がってしまうのです。。。
いろいろ学びました。
最終的に白く塗った角材&薄板を貼って天井を完成させました。

こうしてようやく壁&天井が完成。
全て一人で作業&週末作業だったこともあり、
ここまで来るのにガレージ本体完成からほぼ1年近く掛かってしまいました。。。
梁は黒く塗装。OSBと黒い梁の組み合わせは引き締まっていい感じです。
床は、これだけ広い面積を自分で塗るのは大変だったので、
内装業者に頼んで耐薬品性のある塗料を塗ってもらいました。
この後、作業机や棚を作ったり、スチールラックを搬入したりして、ようやく完成!!

ガレージを作ろうと決意してから、約2年。。。
いろいろ苦労した甲斐もあって、Z32が綺麗に収まってくれました。
ガレージは梁を境に2mと3mのエリアになっていて、
3mのエリアにZ32を、
2mのエリアにはウッドカーペットを敷いて作業机や棚/スチールラックを配置。
床の色はベージュにしましたが、結果的に壁の雰囲気と合ってくれたなと思います。

苦労した天井にはLED照明を設置。
OSBの壁と白い天井は合うかなぁと心配でしたが、実際完成してみるとあまり気にならないです。
梁と天井材の隙間は隙間スポンジ等で埋めています。
これで冬場に天井裏に暖気が漏れて内部結露することをある程度防げると期待しています。

作業机は作り付けにしました。
ホームセンターで集成材を買って、ネットで買ったスチール製の脚で固定してます。
表面はワトコオイルで処理。
今回初めてワトコオイルを使いましたが、非常にいい感じの落ち着いた見た目になりすっかり気に入ってしまい、
他の箇所にもいろいろワトコオイルで表面処理をしました。
母屋からLANも引いてきたので、ガレージ内にWifi環境も構築できました。
壁の棚も、ホームセンターで金具を買って作り付けに。
尚、換気扇の下は、将来的には模型塗装用の塗装ブースを設置予定です。
そうです、このガレージはZ32の車庫であると同時に、私のプラモ製作小屋でもあるのです笑

スチールラックは、ネット通販と近所のホームセンターで購入。
黒で統一しました。
ツールワゴンとコンプレッサーは昔から使っていたもので、
スチールラック下部に収まるようにしました。
タイヤラックは、Z32用のスペアホイールと、足クルマのKIX用のスタッドレスが収まるサイズにしました。

エアコンは、200V電源を引く余裕が無かったので、100Vで作動できる窓用エアコンを設置。
冷暖房兼用型で、本来はこの大きさの窓には設置できないのですが、
取り付け枠を加工して無理やり取り付けました。
気になる暖房能力ですが、この大きさのガレージはかなり役不足です。
気温10℃を下回ると、このエアコンをONしてもガレージ内の温度は全く上がりません。
ただ、昼間気温が10℃を上回っているうちにONにしておくと、
日没後も10℃以上を結構がんばってキープしてくれます。
10℃を越えていれば手がかじかむこともないので、
冬場の夜でもなんとか作業できるかな、と。
一応、寒くてガマンできない事態に備え、石油ストーブは購入しておきました。
ようやくガレージが完成し、これでやっとクルマいじりをできそうです。
ガレージの内装をやり始めてから、ほぼ毎週末この作業に時間を取られ、
メンテ以外でZ32やKIXをいじる時間が無かったので。。。
Z32は、外観に手を入れようと思います。

まずはフロント。
旧Z32の外観を目指します。
写真は2008年のものですが、
最終型バンパーに、前期用のウインカーを装着し、ナンバープレート部の出っ張りを無くしています。
最終型の三角形のウインカーがどうしても気になったので、
バンパーを加工して装着していました。
他には無い唯一のZ32という感じがして、気にいっていました。

中古でボロボロのバンパーを購入し、
割れや傷の修復と合わせ、前期型ウインカーが装着できるように加工。
ナンバー取り付け部の出っ張りもカットし、スッキリした見た目にしていました。
今回も同様のZ32にしようと、
3年ほど前に中古の最終バンパーを購入済みでしたが、結局日の目を見ていませんでした。
今回ようやく外観に手を付けられる状況になったので、
さてバンパーを加工しようかと思ったのですが、
昔施工したバンパーの写真を改めて見返してみると、
結構細部に埋めきれない隙間があったりして、これを綺麗に仕上げるのは大変だなと。
どうしたもんか考えているうちに。。。

買ってしまいました、社外品の最終型バンパー改。
ダットサンフリーウェイのホームページにあり、以前から気になっていました。
最初にこれを見つけたときは衝撃でした、
何しろ私が自分で加工したバンパーと全く同じ仕様だったので。。。
お店に問い合わせたところ、最後の在庫1個が残っているとのことで、購入させていただきました。

ウインカーは最終型の三角形では無く、前期型の四角いウインカーを装着します。
恐らくですが、Z32はUSAでは最終型バンパー仕様が発売されなかったので、
US本国では三角ウインカーを入手しにくい点を考慮したのかなと思います。
ナンバープレートの土台を無くしたのも、
USAのナンバープレートと大きさが合わないから無くしたんだろうなぁと思います。
いずれにせよ、結果的に私の好み通りのバンパーになっているので、
多少高価でしたが、思い切って購入しました。
尚、以前は個人輸入という手もありましたが、
コロナ禍以降輸送費が高騰しているのに加えこの円安で、
今バンパーをUSAから運ぼうとすると、送料だけでバンパー本体代を越えます。
なので今回は個人輸入はあきらめ、ショップでの購入となりました。

裏に車体側との取り付け部品は一切無いので、
純正最終型バンパーから移植します。
結果的に、中古の純正最終型バンパーは買っておいて正解だったようです笑

フロントをやるならサイドも。。。ということで、
超レア品の純正サイドステップを幸運にも入手することができました。
製造数がかなり少ない、希少部品です。
いろんな種類のZ32用のサイドステップがありますが、やはりこの純正の形状がいちばんしっくりきます。
幸い傷も多くないので、小補修と再塗装で十分そうです。
問題は装着方法で、純正品は車体にリベットナットを打ってそこにピンで固定するという漢(おとこ)仕様です。
さすがに車体にリベットを打つのは抵抗あるのと、
飽きた際に純正に戻せる道は残しておきたいので、リベットを打たないで上手く固定する方法を考えたいと思います。
前後をホイールハウス内にビス止め固定して、
車体との合わせはネオジム磁石を使う等すれば、上手くできそうな気がします。
塗装は、フロントバンパーと合わせて、近所の板金屋に頼む予定です。

そして、フロントサイドとくれば、最後はリア。
TWINZ DESIGNのリアディフューザーがカッチョ良いので買おうかなと思ったんですが、
フロントバンパー購入で予算が尽きてしまったので笑、
人生初のFRPでの自作にトライしてみようかなと思います。
形状自体はシンプルな板状なので、がんばればできるんじゃないかと。。。
というわけで、今年はZ32の外観リフレッシュを頑張ろうと思います。