ホイール自家塗装した時の事です。
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ご存知の様にMGFはホイールの選択肢がほとんどありません。
違うホイールが履きたければPCDチェンジャー使うとか海外から輸入するとかしかありません。
そんな金ないので、今あるホイールをカラーチェンジして気分一新してみようと思い立ちました。
無様に失敗すると後が無いので、保険の意味を込めてとりあえず中古のVVCホイールをオクで購入しました。
タイヤ付き、4本で野口5人でした。
工事車両みたいなオレンジですが、どうせ再塗装すんので無視です。
ラッキーな事に傷も歪みも無かったです。
作業はちと前ですが五月連休に行いました。
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とりあえず、行きつけのスタンドでタイヤをはずしてもらいました。このタイヤがレース用だったんでメチャメチャ硬くプラスチックの様でした。処分料と込みで一本400円でした。どうせ交換するのでエアバルブも取っちゃいます。
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ホイールだけになったので、次は塗装を落とすのですが、方法としてはヤスリがけや剥離剤なんかが市販されています。
しかし、そんなんで悠長にやってたら連休終わっちまうし、第一、自分の気力が萎えます。
と、いうわけで実は我が家には仕事柄使用する、この手の作業に最高に向いてる道具がございます。
写真の機械・・そう「サンドブラスト」です。
ちなみに写真のタンクは砂を入れとくトコロです。
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サンドブラストはコンプレッサーを使って空気の圧力により砂状の物質(正確には砂ではない)をノズルより猛スピードで飛ばして物質を削ったり穴を空けたりできる道具です。
もちろん屋外でやると砂が飛び散るので小部屋に塗装を剥離するホイールを置き、自分は手袋はめて外からガラス越しに作業します。
右手でノズルを持ち、左手でホイールをターンテーブルで回したりして均一に削ります。
噴出圧力はソフトに・・・弱く弱く。
でないと下地を超えて柔らかいアルミまで削っちゃいます。
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コンプレッサーです。
撮ったと思ったんですが、剥離後のホイール写真がありませんでした。
元々あった強力な下地は残して、純正で塗装されたシルバーとその上に塗ってあったオレンジだけ落としました。下地だけだとMGのホイールは明るいグレーでした。
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下地だけになったホイールをよく水洗いし乾かします。その後、シリコンオフなんかで脱脂します。
その後写真の下塗り剤「ミッチャクロン」を塗ります。
これはすごく少量でアルミなどの塗装が乗りずらい金属にも塗料を密着させるというスゴイ製品です。
ホームセンターで購入できます。
この缶一本でホイール4本スプレーしてまだ余ります。
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ミッチャクロンが乾いたらいよいよ塗装です。
塗装には写真の「エアーウレタン」を使いました。
カラーはつや消し黒です。
ホームセンターで野口二人でした。
二液混合タイプなんで非常に硬くて丈夫な塗装ができます。
アクリル系塗料と違いガソリンなんかこぼしても塗装が溶ける事もありません。
欠点は一度空けると徐々に缶の内部でも硬化するので、使い切らなくても保存できないって事です。
4本塗装するのに二缶必要でした。
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塗装はやはり薄く数回に分けて行うのが良いと思われます。
30分おきくらいに3~4回重ね塗りしました。
早くしないとウレタンが固まるので付きっ切りで、新聞でも読みながら作業するのが良いですね。
もちろん作業は天気の良い、無風の日に行うのが吉です。
塗装が終わったら数日間乾燥させてから使用して下さい。
後、タイヤを取り付けてもらう時に自分でやるなら良いですが、他人に頼む時は「自家塗装ですから優しくお願いします~」と一声かけるとキズモノにされなくてすみそうです。
ここまでかかった代金はタイヤ代を抜くとタイヤはずし代、1600円+ミッチャクロン980円+ウレタンスプレー4000円で6600円位です。
出来栄えも初めてやった割りに良く出来たと思いました。
このホイールは現在も使用しております。
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