冷媒回路重サービス方法 ②
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) ![](/images/icon_difficult_on.svg) 中級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
回収の時と同じくマニホールドを接続して
真空ポンプにて真空乾燥を行います
約30分~1時間掛かります
相変わらずロクな物食ってないw
2
-760mmHg(-0.1Mpa)に到達後30分以上経過したら
ゲージマニホールドのバルブを閉じて真空ポンプを
止めて外します
その後テープにて目印をして10分程度真空でリークチェックします
真空が大気圧(0)に近づく場合は漏れがあるので
加圧してチェックします
3
回収した冷媒を再利用します
この場合 絶対に回収容器からは気相
で取り出すこと
液相で取り出すと回収装置内で残っていた
残留物や異物まで戻ってしまいます
マニホールドは両方開けてください
4
エンジンを始動してエアコンを起動させてガスを
充填します
この前に高圧側マニホールドは必ず閉じます
低圧のみ開けておく事
5
冷媒状態を知るため高圧液ラインの温度を測定します
この理論を知ってるか知らないかで大違いです
サブクール(SC)とかスーパーヒート(SH)という
運転状態を正確に把握することでサイトグラスの無い
エアコンや空気混入、オーバーチャージという
不具合を容易に診断できます
現在 液温度は22.7度です
6
この時の高圧液ラインの圧力を計測します
7kg/cm2 (0.7Mpa)です
ここで車用のマニホールドには無い目盛が
冷凍機屋用のタイプにはあります
内側青色目盛がR134a冷媒の飽和蒸気圧力の
温度目盛です
7
この例では圧力から逆算すると温度は30度のはず
ですが実際の温度は22.7度しかありません
圧力to温度より実際の温度が低い状態を
サブクールといいます
この場合サブクール値は6.3K(ケルビン)
ほとんどのカーエアコンは過冷却熱交換を行っていますのでサブクールで正常です
タダ この値は5~10Kが適正範囲になります
温度の割に圧力が高すぎる場合
(=圧力の割に温度が低過ぎる)
**サブクール10Kを超えている
1 ガスオーバーチャージ
2 サイクル内に空気混入
3 膨張弁過大開き
特に2は注意です
サイトグラスの泡消えだけで判断すると
サイクル内に空気が入った場合 気泡が混じって
ガス欠と思ってどんどんガスを入れていくと思います
そうすると圧力が高まり空気の気泡は圧縮され
小さな気泡になります 一見正常な感じになるのですが高圧の圧力が高くなりすぎて高圧圧力保護でシステムが停止してしまいます。
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