その2よりのつづき
「サンダーサン、オフカイレポートマダツヅクンデスカ? ダレモヨンデナインチャウノ?」
とNakajiさん。
えぇ、その通りですよ。
奇特な人は少数と思われる・・・(笑)
しかし、最後まで行くぞ。
午前中、Nakajiさんのワークスに
「試乗車」と貼ったのはご存じのことだろう。
見に来る人が口々に、
「試乗車やって~。おまえ、乗ってみろや~」
「あほか、こんなん乗れるわけないやん・・・・。」
とか、
「どんなんやろなぁ・・・・」
とか。
で、Nakajiさんは本当にドライブしてもらっていい、と思っていたのだ。
そして登場するのが山梨のT村さん。Nakajiさんの
「ノッテミマスカ?」というお誘いに、さすがに躊躇されて、
「助手席でいいです」ということで、Nakajiさんのドライブで試乗に出かける2人。
しばらくして帰ってきた白熊ワークス。
降りてきたT村さんに
、「どうでしたか?」と聞くと、
「す、すごいです・・・・」ねと。
身体も硬直しているようだ。
どうやらハイブーストの世界の扉が開かれたようである。行楽客もいるから、そこそこしか踏めなかったんだけども、そこを過ぎてからはそこそこ走れたようである。Nakajiさんのことだから、慣れない道、同乗、まして公道なの当然十分なマージンを残しての法定速度内の走りだろう。
彼はサーキットでも、クリーンな走りなのだが、公道は尚更慎重なのである。
2人はその後、T村さんのワークスの方へと向かい談笑や写真撮影。
2時過ぎに、悪童-niが
「サンダーサン、ソロソロハシルッスカ? ジブンネ、コンカイノリセッティング、ダイブキマッタッテオモッテルッス。チョットハシッテキテクダサイョ」
と言うので、
「じゃ、ちょっといってきますね。」と、箱換えした新規格NAアルトをドライブ。

(エリッペさん、いただきました!)
NAではキツイと思うアップダウンのコース。
しかし、なかなかどうして、走って楽しかった!
さて、オフ会も3時が過ぎ、三々五々散りゆく中、HOT-K編集長の岡Pさんに悪童-niが
「エッセ、ノッテイイッスカ?」と聞いている。そこで彼のドライブに、自分は助手席で付き合うことにした。
走り出してすぐ、
「お、これ速いね」と2人。悪童-niアルトよりトルクフルに車速が上がっていく。3~4つコーナーを抜けた後は、悪童-niの手中下である。それはもう、素敵なコーナー侵入で、対向車線にはみ出る勢いなのだが、ぐいっとノーズが入っていく。しかもそれが素直で、四輪全てに荷重がかかって踏ん張っているのだ。
走る前に
「ダンパー抜けてますよ」と言っていた岡Pさん。
「なぁ、これダンパー抜けてるまでいってるか?いい仕事してるとおもわへん?」
「ソウッスネ、ヌケテハイナイケドヌケギミッテイウトコロッスカネ? デモコレ、イイシゴトシテマスネ~」
「そうやね。足の動きがよくわかるよね。めっちゃいい、とは言わんけれど、なかなかいい足よね。四輪踏ん張ってるしなぁ。」
「コンナソクドイキデハイッテモ、マワッテイキマスシネ~。コレ、イイッス~。」
「うむ、ブレーキをこんなに残して、それでアンダー出まくって・・・・と思いきや、そこからさらに頭が入っていくからね。これいいわ。それにさ、このタイヤのグリップ、どうよ?」
「V700、ヨククイマスヨネ~。 コレ、ホントヨククウッス」
「さっきから、全然破綻しないもんね。いやぁ、Sタイヤ並みとか言うけど、これだけグリップするっちゃ~、たまんないねぇ~」
そこそこに走って帰り、今度は自分がドライブ。横にはれぽくん。
「エェ~? イキナリフムンデスカ~??」
「あぁ、さっき悪童-niの走りで慣れてるからね、、大丈夫大丈夫」
3速でかりっとギヤが鳴る。
悪童-niのドライブは再現できないまでも、自分なりにマージンを残しつつ走る。ほんとFFを感じさせない素直な特性なのだ。そして何より、コーナーリング中も、ブレーキングでも車体が安定している。ブレーキのテイストは、踏んだ踏力に応じて効くタイプである。自分が好きなタイプであり、違和感を全く感じない。いや、それ以上に、車体がこういう特性ならブレーキングで勝負できる、って思う。車体の姿勢変化と足回り、そしてブレーキングによる荷重変化はコーナー侵入・クリッピング・出口とでめまぐるしく変わるが、これなら安心して踏んでいける。そして安心を削って、破綻するギリギリでコントロールできるならば、これは相当速いといえる。
先ほど、悪童-niスペシャルの箱換えアルトとこの岡Pエッセは似たようなタイムをセントラルサーキットで出しているらしい。悪童-niは、このエッセならまだまだ詰められる、と言う。そんなことを話しながら、ドライバー交代。道も満足に覚えていないが、れぽくんも3つコーナーを抜ける内に、エッセを手中化に収めたようだ。
悪童-niや自分と同じことを彼も言いながら走っている。
「エ、モウコンナニデテルノ?」
トルクあるエンジンは車速を乗せて坂を駆け上がる。
悪童-niはコーナーにオーバースピード気味に侵入しV字ターン的に立ち上がるのに対し、れぽくんは長い手足を駆使して華麗に舞うかのようにラインを取って立ち上がる。コース幅をキッチリ使って走るれぽくん。右コーナーでは舗装のギリギリ左からクリッピングを目指し、そしてアウトまでキッチリ使っている。
FF使いの2人が、こうも走りが違うのか、というくらいである。
でも、2人ともどちらも速い。そして、エッセはやや強引な走りにも、きっちり全てを使い切って走る走らせ方でも対応する。
簡単に言うと、「懐が深い」のだ。
2人の法定速度内で、センターラインも割らないクリーンで天性の走りを目の当たりにしたこと、そしてエッセの特性がこの2人の個性的な走り両方に十分に対応するエッセ、さらにはV700がどんな特性なのかもよくわかった。そして、装着されたブレーキパッドの絶妙なフィーリング。これは、大きな収穫であった。
実はエッセの走行も初めての3人。
特に悪童-niはエッセから得たものが大きく、「エッセ、ホシイ」とまで言い出す始末。
いやぁ、岡Pエッセ、よかったです!!
そして、5時前に嵐山高雄パークウェイを後にし、5人と岡Pさんでこちらまで。
で、6人で中華そばを・・・・。
このスープがまろやかでウマい。
これにはやはりテーブルの上の辛い味付けのニラを盛るのがおすすめだ。
(写真は盛る前)
いやぁ、エンジンを唸らせたあと、ラーメン通もうならせたぞょ。
味も美味しい、量にも満足なご一行。
朝から、オフ会といい、試乗会といい、ラーメンといい、充実した満足な一日を過ごしたのであった。
その4に
つづきません。
以上で終わり。
オツカレサマデシタ・・・・。フーッ。
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軽自動車 | 日記
Posted at
2012/10/11 20:22:06