前回からの続き
予選は1分51秒台で2位。
0.9秒のビハインド。
3位、4位とは差があるので、0.9秒のビハインドをどうするかだが、予選走行はクリアラップが撮りにくい状態で走っていたように思われるので、スタートでFRの有利さを活かして前に行き、抑えるのが得策か?
予選での走りも各車見ていたので、アソコでの走りは向こうはこうだから、先に減速して斬り込むという手もあるななど言うような作戦めいた話しもしたが、走ってみなければわからない。
いつものように準備をし、決勝までの時間を待つ。
JUNは集中力を高めるため、瞑想。
12:52にゲートがクローズされるのをオフィシャルに確認した。
逆算して12:46まではこの状態。
12:46になったと同時に、リヤからジャッキダウン。
そしてすかさずフロントに回り込み、フロントもジャッキダウン。
2分もかからなかったな。
しかし、さすがに予選4位のは~ちゃんカプチが、JUNカプが動かないことにはコースインできないので、早めの作業。
そしてピットから送り出す。
そしてスターティンググリッド。

今回は路面温度はそこそこなので、FRのアドバンテージはそう感じられないにしても、スタートダッシュを決めてほしいものだ。
1周のフォーメーションラップの後、決勝スタート。
注目のホールショットは残念ながら1位の「も。ファク☆青コペ☆金プロ」。
(またスタートをミスったか、それともFFのスタートダッシュが決まったのか?)
そして、今回はコンクリートウォールにて残周回数を提示することにしていたが、なんと4位で帰って来るではないか!!
何があったんだろう?
トラブルか?それともコースアウト?
どうもイマイチ伸びてないような気がする。
しかし、周回を重ね、ハイビーム点灯。
(おぉやる気になってきたね!)
3位走行中の「ジアロスポルトCLRアルト」を抜き、「T.T.WORKSはーちゃんカプチ」を追う。
「ジアロスポルトCLRアルト」の彼も長い。
毎回春秋のセントラルを出場してきた。
なかなかの猛者だ。走りは彼もクリーンで、ずっとアルト一筋だ。
10年近く走ってる彼とは一度も話したことがなかった。
しかし、今日の走りは精彩を欠いていた。
いつもなら、弾丸のように空気を切り裂く、そういう雰囲気を持つ走りだが、今日は違った。
どうもストレートが伸びてない。
(後から聞くとブーストが1㎏/cm3までしかかっていなかったそうだ)
「T.T.WORKSはーちゃんカプチ」は予選走行中、メーター類が振り切れたりゼロになったりしていたそうだ。カプチーノではACCが切れることはたまにあるが、聞くとエンジンは問題なかったという。
自分はそれを聞いて、「音で判断して走れるやん」と言っていたが、全てのメーター類(追加メーターも含む)がON-OFFの繰り返しだったので直していたようだ。
(ま、それが正解だよね)
話しを元に戻そう。
「T.T.WORKSはーちゃんカプチ」とは前回も2秒程度のアドバンテージがあり、7周の周回数では射程距離に入り抜き去ったが、さすがにTOP独走中の「も。ファク☆青コペ☆金プロ」までは届かない。
しかし、JUNは追う。
当然のことだ。
何があるかわからない。
それは俺たちが走ってきた耐久で培ってきたことだ。
そしてカプチーノで走り続けて、最後に笑うことができたことも多々あったから、簡単にはあきらめない。
JUNも、ピットロードで見ている俺たちもそうだった。
無情にも手に持つ残周回数サインは1となった。
手時計でも10秒のビハインド。
それでも追う。
残周回数がゼロになり、無情にもチェッカーが振られ2位に終わった。
たられば話しは好きではないが、
1周目にアトウッドで大スピンをしたようだ。
そのスピンがなければ、変わったかもしれないし、変わらなかったかもしれない。
しかし、結果は2位。
JUNは当然不本意だったし、自分らもスピンがなければなぁ、とも思った。
しかし、不本意だったとはいえ、やはり走りきってリザルトは残したわけだし、他の参加者の人たちも当然ベストを出して走ったわけだ。トラブルを抱えつつ走った人もいるし、遠路はるばる来た人もいるわけで、レースはスーパーチューンドに限らずNAもターボも走っていたので、
その走りは熱く見ていて魅せられた。
「ホンダオート岡山9」のJA4は速かったし、コ-ナーで走りをじっくり見たかった。
アクエリアスは相変わらず超高回転のサウンドを響かせ、ストレートを駆け抜けていく。
スーパーチューンドの前におこなわれた新規格NAのエキスパートとフレッシュマンの争いはだんごで見応えがあった。
ヴェリィと○岡が走っていたが、アレは本当にきわどい接近戦な上、激しいバトルを繰り広げていた。
毎周回、テール・トゥー・ノーズで4台がコーナーに入り、立ち上がっていく。
それが3グループ!
あの接近戦で、ずっとだ。それを7周。
本当にアレは見ていて楽しいし、走って緊張だったと思う。
ヴェリィがフレッシュマンはチャンプに輝いたが、汗だくであった。
ヴェリィを褒めるようでイヤだが、アレは見応えあるバトルだった。
(終わってから、86チャンプを抑えたのでK乗りの面目は保った。と言うようなことを話したがまさにハイレベルのバトルだったと思う。86チャンプもヴェリィもドライビングスキルはかなりのものである。GT500やD1を走るプロが来てもブッチぎられることはないだろう。否、それどころか食われることも十分予想できる)
自分は走らずじまいであったが、自分が走らないのにサーキットに来たことは初めてであった。
しかし、見て楽しかったのが正直な感想。
タイムではなく、
(重要だが)接近戦の楽しさ。つまり、レースをする(レーシング)。
そしていつまでも同じクルマで走り続けること、
そしてクルマが変わったとしても参加することの大切さを大いに感じた。
本当にそれを、良く感じた日であった。
だから、行かない走らない、よりは、行って観る。
行って観るよりは参加する(走る)。
正直、自分が走らないのにサーキットに行って、悶々とするだけ。
だから行かない方がいい、って思っていたけれど、
行けてよかった、と思った。
NA新規格Kが盛り上がることで旧規格Kも走る場所がある。
旧規格Kの人達ももっともっと走ってほしいと思うし、自分も走り続けようと思う。
表彰とじゃんけん大会が終わり、サーキットを後にしたのは14:35。
次の向かう場所は、ZEPP NAMBA!
いやぁ、濃い一日だったわ。
家入レオ「shine」
サンダーレーシングのテーマ曲にしたいぜ!