いやぁ忙しいわ。
まったく。
そんなことはおいといて、
とりあえず先週の午後は西へ。
(高速道路にみえるけれど、これは加古川バイパス)
梅雨の間の晴れ間に、夏の日差しを感じたよ。
(加古川BPから続く、無料になって久しい姫路BP)
反対車線に「待夢里(タイムリー)」発見。
(わざわざUターンして撮ったワラ)
いつしか、1車線になり、
ノンビリと巡航・・・・
している場合じゃないので、トバス。
真っ直ぐ国道2号を走っても良かったのだが、
ブルーラインへ。
(有料の頃は、ブルーハイウェイと呼んでたよなぁ)
西大寺を過ぎ、
岡山市内をBPで抜け、
日も西に傾き・・・・・
三原まで・・・・
ナビには表示されない開通したばかりの三原BP(もうすこしで全線開通)
休憩もなく、ずっとずっと走って6時間。
いったいどこまで走るんすか?
で、なんとか高速に乗らずに午後9時に着きましたょ、広島。
そこでお会いしたのは、某氏。
マツダで足の開発をしていたというあの方。
ほとんど聞くばっかりだったかな?
いいオッサンが外でクルマ並べて深夜まで3時間もトーク。
いやぁ、やはり仕事とはいえ、やる気にさせる会社、好き勝手やらせても、責任は俺が取るという上司、ダメなものはダメといえる雰囲気、そんなことも聞いた。
モノづくりの会社で、妥協、妥協ではダメなんですよね。
職種は違っても、大いに賛同することが多かったし、やっぱりハッキリモノを言わないことにはあかんと思うねんな。
言うだけのことはやる、なら上司は、そういう部下がいれば御す。
間違っても、その芽を摘むような会社や上司では、先が見えてる。
マツダ、何度か危機があったけど、底力を持っていると思う。
マツダのクルマ。
一度買うと下取り価格が低く、マツダディーラーに持っていくと高額査定。
だから、いつまでもマツダの車ばかりを乗り続けるという「マツダ地獄」に陥る、と言われたが、俺はこの会社の車って好きだ。
ステアリングやATミッションは、国産大手のどこよりもダイレクトに反応し、甘さが少ない。ODオフをした際のタイムラグもどこよりも早く、FFのMT車でも訳のわからんぐにょぐにょなシフトフィーリングの駄作車を平気で売りまくっている国産大手に比べると、安いわ、ダイレクトに反応するなどで気分いいわで、わたくちはマツダのクルマが大好きでした。
自分は、1台も所有したことはないのだが、マツダには何万㎞、乗ったろう?
だから、買ってもいないので、「マツダ地獄」というのは自分自身経験はしていないけれど、周りではファミリア、カペラ、ルーチェ、ブローニィにボンゴ、ペルソナ、FC
(プアマンズポルシェって言われてたな)とマツダ地獄(良い意味で)にはまっていた。
「俺の車は、マツダなんですけどね・・・・」と否定的に言う人には、シフトやハンドリングがいい話しをし、他車に比べての価格の安さを言うと、思い当たる節もあって、「ロータリーを実用化したのはマツダだけなんよね。」とレシプロしか乗ってなくても、のたまい、ルマン24hで優勝した時には、たぶん誰もが称えたと思うんですよ。
あのとき、トヨタでも日産でもなく、マツダだった。
そのマツダに限らず、ホンダもいろいろ独創的であったね。
91年鈴鹿GPでのセナとプロストのあの誰もが驚いたシケインでのツッコミも、本田宗一郎氏が亡くなって、いつしかホンダも魅力が少なくなってきた企業になってきたように、マツダだって似たような・・・・。
いやいや、トヨタ、日産、ホンダ、マツダ・・・・。
今だって、輝いてほしい。
燃費燃費も大事だし、それに力を入れる企業姿勢も必要だ。
でも時には、ハチロクのように、いや、あんなに高額、大きなハチロクではなく、もっとコンパクトで、操作感あふれる車。 NAロードスターやAE86のような。
作り手が、妥協を許さず(ある程度ね)、でも、手の届く価格で世に送り出す。
それを待ってる。
いいものはいい、悪いものは悪い。
高くても買う、安くてもイマイチなモノは見破られる。
いい加減な気持ちで作った、適当なモノは淘汰される。
マツダというメーカーの作品(車)は、市場では安いかもしれないが、CPは高く、同じ価格帯の車なら、自分はいいと思う。
詰めが甘いところもあるのかもしれないが、拘るところは拘る。
だからFCでできなかったことを、FDでやり、だから名車になる。
ファミリアが、フェスティバが、デミオが、今は市場ではあまり見かけなくなったが、あれらも名車だ。
(自分の中で)
あの当時乗ってみて、あまりの違いに驚き、他車乗り換えて、よくこんなダメATやハンドリングで、オーナーは満足してるよなぁ、と思い、他社はこの違いに気づいてないのか、と思った。
それは、味付け?
あれから20年以上経つ・・・・。
いまだに、印象が変わらないから不思議だ。
マツダ、偉大なメーカーだと思ってます。
いや、メーカー全てが、ある意味偉大だと思う。
大企業の中で組織の一員として仕事としていると、パートに分かれてその部分しか見えないこともあるだろう。
自分のパートで素晴らしいものを作っても、違うパートでは方向性が違ったり、トータルコストでコスト削減を要求されたりと、開発する楽しみよりも、妥協妥協で、車を作っている楽しさよりも、いかに上層部を説得するか、とか、低コストで最大限の効果を出すかを気にするあまり、いいものを作っている楽しさからは遠ざかって行くこともあるだろう。
趣味で車を楽しむのは全然違う、と思う。
ジレンマや残念なこともいっぱいあるだろう。
やり遂げられないこと、不本意なこともいっぱいあるだろう。
でも、モノを作り出すのは人間。
味付けも人間。
今も昔も変わりなく、いい製品を出してほしい。
(買いもしない人間が言うのは意味がない、と自覚はしているが)
マツダは、この人を大事にしていると思うけれど、もっともっと、まだまだやれるこの人や、集団を活かして、小回りの効いた、そしてメーカーや官公庁が満足する基準を追求するのではなく、顧客を満足させる趣味車を作ってもいいんじゃないかなぁ、なんて事を勝手に思いながら・・・。
午前0時に広島を後にし、話の内容や、これからのこと、昔のことを思い出しながら、午前2時30分。
とうとう睡魔と空腹に負けて、ピットストップ。
90分の仮眠の後、走り出した岡山BPでの朝日。
遠回りなのだけど、またまた通過のブルーライン。
そして、「秘密基地」へ寄り道。
なぜか、こんなのが外にある。
きれいなWATANABE!
中もキレイキレイ。
で、ようやく実車を目にしたのがコレ!
ボンネット、トランクはカーボン。
拘りでゲージはないけれど、またまたやっちゃってくれました。
ま、そのうちどこかで全国デビューするでしょう♪
Posted at 2012/07/14 19:04:26 | |
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