2011年03月24日
まず初めに
東北地方太平洋沖大震災で被害に遭われお亡くなりになった方のご冥福をお祈り申し上げます。
また、福島原発で最悪の事態を防ごうとご努力されている方々の命をかけたご努力や、避難所でのつらくきつい生活を余儀なくされている方々の大変なご苦労に、一刻も早く事態が好転することを切に願ってやみません。
せめてできること、と思い、いくつかのことはさせていただきました。
それはわずかばかりのことです。
それをしたからといって、なんてことありません。
当たり前のことをしただけです。
このような国民的な非常事態に以下のような内容をアップするのははばかられる、とも思いましたが、いつの日か、これを参考にできる日もあるかと思い、記憶の新しいうちに書き込んでおきたいと思います。
(全て書き込んでから6日以上経ちます)
どうかご容赦下さい。
そして、多くの人が以前のように笑って過ごせる日が早く来ることを祈っています。
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以下、2月末にセントラルサーキット(兵庫県)で、チューンドカプをテスト走行させました。
数周の走行程度で、素人の私がどの程度わかるのか、
また適切に表現できているのかわかりませんが、参考までに書いておきます。
私は手伝いに行ったようなもので、午前中走ったのは3周でした。
上記のようなことを感じたものの、「午後一発目の走行も見学かなぁ~?」とまったりムード。
午後の走行開始準備ができ、走行開始7分前になって・・・。
○○さんが、
「とリあえず、一発タイム出しにいってきてもらいましょう♪」
へ?マジすか?
そこから2分も経たないうちにピットロードに並んだ素早さは、この日ベストタイム更新ですよ。
しかし、準備しながら背中に浴びせられる言葉が、コレまた厳しい。
「ピット出て3周でタイムアタックね♪」っていう指示・・・。
プロじゃないんだから、ムリですよ。(^o^ゞ
もっと走り込んでからトライしたいところですが、そうも言ってられない。
予選のクリアをとるために集まったのは27秒台のR35や、シビックなどバリバリなレースカー。
目の前には真っ赤なナンバー付きR35。目にも後ろにも横にも、ゲージ張り巡らせたシビック。
コースインして周りのシビックはコースいっぱいに蛇行をはじめます。
(タイヤを温めているのですな)
あのね、俺、先に行きたいんですよ。
黄旗出てないんだから、抜かさせてもらいます。
ぐぅわあぁぁあん~
おいぉぃ、当たりかけたやんけ。
(ていうか当てに来たでしょ!)
×2、×3。
R35はすぐに抜きましたが、2台のシビックにはほとんど1周つき合わされました。
立体交差下でパスし、ようやくトップに立つ。
そらね、邪魔でしょうよ。
こんなちっこいのが前にいたらクリアにならないもんね。
しかし、走行会なんですよね。
予選でタイム出したいのは重々わかるけど、こちらもそうは言っていられない。
短時間でベストを出さねばならいからね。
まぁ、1周半走った時点で徐々にペースを上げて、タイムアタック。
(タイヤの温め方はまたいつか書きましょう)
もちろん、走行会ですから、全てクリアなわけもなく、タイムアタックといっても、いろんな車を抜きつつ、抜かれつつ、少ない周回数でタイムを出しにいくわけです。
そん中で、初めて限界走行する車を正確に掴み切れてるとは思えないない。
また、素人ゆえの経験値の低さ、文章に記載でききれているかどうか、また、年齢から来る衰え(爆)などもを差し引いてお考えいただければな、と思います。
以下、インプレ。
このエンジン特性は非常にいい。特にレスポンスが。
各コーナーからの立ち上がり時は、コーナー途中でパーシャルからアクセルを踏み足しても最大ブーストまで瞬時に立ち上がり、カプを前に進ませてくれます。アクセルのON-OFFで姿勢変化をさせることができ、車幅半分近くのラインを変えることができます。
また、アクセルを抜いて敢えて不安定な状態にさせ、ラインをアウトに持っていくことも可能です。
このタービンのレスポンスは、混戦の時に武器になりますので、この特性を利用してもっと走らせてみたいと思いました。
しかし、どのギヤでも、どのアクセル開度からでも、ブースト計の針は1.5までかかった後、1.5と1.4との間を往復します。燃料が濃いような感じです。
ハンチングのようなこの往復は、リセッテイングするにしても、このタービンのレスポンスは、セントラルのような大きなサーキットよりはもう少し手狭な・・・そう、中山のようなところで活きるのではないでしょうか。
5,000回転から7,000回転辺りまでのフラットなトルク特性とレスポンスの良さは、各コーナー立ち上がりで確実に車を前に押し出してくれるので、精神的に楽です。さらにはセントラルのインフィールド入口から立体交差進入まで大きなアドバンテージとなるように思います。各ギヤを8,500回転まで回してシフトアップしてましたが、このエンジンとタービンでは回し過ぎでかもしれません。回して走らせるというよりも、トルクに乗せて走らせる方がよい、というように感じました。
まず、裏ストレート進入からいってみましょう。
ここでのブレーキングポイントは80m辺りからにしましたが、あまりにも強烈な減速Gで、15mは余ってしまいました(汗)
ここはコーナーが登りなので、奥までいけるんですが余ってしまってアクセル入れました(滝汗)
裏ストレートからの登りで、回転は5,500回転は回っていますのが、このエンジンはトルクの美味しいところに乗っていますのでギクシャクすることなく加速していきます。
(自分のなら6,000回転以下は進まない・・・・)
4番ポストを右手に見ながらの左コーナーの後、中速の右コーナーが続きます。左→右の切り返しでは、タービンのレスポンスがイイので、確実に車を前に運びます。しかしブラインドロング右コーナーを立ち上がって、今のギヤ比なら、3速7,000回転から先がもう少し伸びて欲しい感じです。
そして4速へ入れます。ここで、もう一伸びして4速へ入れたいところ。そしてゆるやかな左があり、ヘアピンへと進入していきますが、残念ながら、4速の美味しいところを使い切るまでには至りません。ここでは4速には入れざるを得ないのですが、進んでる感覚は少ないけれど確実にトルクで押しているのか、わずかに左コーナーのイン側に付きにくいのです。これはそれまでの車速がのっているからでしょう。次のヘアピンに向けてしっかりした姿勢を作ってからブレーキングしたいところで、できるだけ直線的にヘアピン進入のアウト側につけたいいところです。
ヘアピン進入では、強烈すぎるブレーキが仇になります。
減速にタイヤのグリップを使いすぎてしまい曲がりにくい(単に私がヘタなだけですが)。
もっとここをスムースに進入するには、2つ手前から早めにシフトアップして一瞬アクセルを緩めて進ませながら、手前で姿勢変化させてから、ヘアピン進入のアウト側に車体を真っ直ぐに向けてブレーキングするのがいいのでしょうね。
ヘアピン手前の左コーナーが、こんなに苦労するなんて初めてでした。4速に入れた後、車の姿勢変化が大きいため、アクセル開度も強烈すぎるブレーキングで余って、空走させていました(汗)。
次の周に、改善した走らせ方をしようと思っていたら、S15がクラッシュしてそのラインが制限されてしまい、トライ不可能でした。
ただし、この強烈な減速Gを活かしてヘアピン進入では、前走のブレーキングの甘い車には、IN側に飛び込むことも可能だとも思います。エンジン特性を考えますと、減速しすぎても立ち上がり重視の走りで、次のストレートが短いために、抜いた後抜き返されることはないと思います・・・。
しかし、ここは私自身の好みかもしれませんが、やはりもう2つほど効かないパッド(プロμの○○○あたり)でブレーキを少し残しながらノーズをインに入れていきたいところです。
ヘアピンは2速で回り、立ち上がって3速に入れます。
頂上の辺りを過ぎてブレーキングした後、左コーナーをインにつけて立ち上がり、アクセルOFFで右にかかったGを抜き、左にGをかけます。そうして立体交差下へと入っていきます。
ここの右から勝負をかけてくる車はあまりいません。
パワー差が余程あればともかく、ここでしかけてくるのは余程度胸あるか、レース慣れしたドライバーでしょう。こんなところをイン側からムリにがんばられたら、大事故必至です(笑)
そうして立体交差下へと3速のままで進入します。
立体交差手前ではブレーキは必要ありません。
アクセルのON-OFFのみで、やや左から立体交差下の右側ゼブラに右前輪を乗せながら立ち上がっていきます。
左にゼブラが近づいてきますが、アクセルONで耐えますと、駆け抜けられます。
リヤが少し滑ったとしても、ゼブラで耐えてくれます。
バックミラーに目をやると、後続のシビックはやや小さくなって見えます。
そして最終。
2速に入れ、左側の白線をまたいで最終右コーナーを立ち上がっていきます。
ここは、混戦の際にはOUT-IN-OUTではなく、IN-IN-OUTとか、MIDDLE-IN-OUTなどのラインが交錯するパッシングポイントになります。
ストレート走行中も、2速→3速→4速→コントロールラインを越えて5速。
シフトアップの度に、リヤタイヤが前に進んで欲しいと主張する。
最終で後ろに付いていた赤いR35が見る見るうちに迫ってきて抜いていきました。
圧倒的な速度差。
しかし重いのと速度が乗りすぎるのか、150mでブレーキングしてましたね。
こちらは軽量なのと速度がのっていないので、限界ギリギリまでがまんしたろか?と一瞬頭をよぎったけれど、壊してはいけない大切な車ということと、セットアップ途中ということを考えて、100m看板過ぎ辺りでブレーキングをしておきました。
しかし、大幅に余っちゃいました(汗)
ブレーキが早すぎました。
かなりのストッピングパワーかつ減速G。減速が短時間なんで、ここでも空走・・・(笑)
まだまだ詰める要素がいっぱいありました。
慣れれば、また自分の好きなように変えられるなら、まだまだ数秒は縮められるんじゃないかと思います。
ポテンシャル、高いなぁ。
リセッテイング項目
■シートポジションは1ノッチ以上後ろ
■シートバックを寝かす
■5点式ベルトの装着
■ブレーキパッド・ローターの変更
■ボディ剛性を強化(すぐには無理)
■次回は新品タイヤで
■伸び側重視の足回り(要調整)、バネレートは現状?
■リヤの15インチ化
■ブーストを1.5で安定化
■熱対策(気温が高い)
Posted at 2011/03/24 20:09:47 | |
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