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THUNDER Racingのブログ一覧

2011年05月11日 イイね!

チャレンジしようぜ

お話しにならない時代があった。

でも、出続けた

上位のタイムとのタイム差が縮まった。
(うれしかったぞ)

ノーマルタービンのカプ見つけて、その中で上位をねらってやる、という目標を持ったことを思いだす。
ジムカーナでFRクラス15台だ。
で、ノーマルタービンでタービン交換した車に勝ち、表彰台に上がった時は嬉しかったものだ。

出続けなければ、得られないものもある。
出続ければ、見えてくるものもある。

めったに表彰台に上がれるものではなかった。
クラスの細分化を提案したこともあった。

でも、みんなごちゃ混ぜでもいいじゃん。
表彰台上がれなくても、走って楽しいやん。

何で、表彰台上がれなかったら、帰っちゃうの?
何で、表彰式やってるのに、表彰してるとこ見に行かないの?

表彰台確実なのに、MC(ミスコース)して順位低かった時も、表彰式は見に行ったよ。
そら、くやしいさ。
でも、それは自分のミスに対して悔やむべきで、恥ずべきで、
帰っちゃうとか、帰る準備しているのは大人げない。

自分は負けたのさ。
だから逃げる?

勝った人を称えるべきでしょう?

ジムカーナのFRクラスでさ、女性に負けたことあるのね。
おめでとう、って言ったよ。
何年も前のことだけどね、いまだに「サンダーさんに勝ったことありますよ」って言われるんだわ。
くやしいね。
でもね、負けたのは事実なんだからしょうがない。
いいじゃん、それで。
彼女にとっては表彰台が目標だったのね。
レディスクラスあるのに、男ばっかりでてるFRクラスにチャレンジしてきたわけ。
レディスクラスでは余裕で優勝できるタイム出すんだよ。
でも、自分で決めて、チャレンジしてた。
潔かったね。
今も、耐久レースに出たりして、がんばってるよ。

もう1人、女性でさ、いたよ。
セントラルのグリッドでさ、すぐ後ろのグリッドにいるのだよ。
びっくりしたな。
彼女も言ってたよ。
「サンダーさんに近づいた」って。
今はふつうのお母さんしてるみたいだけど、やっぱりスタートのあのドキドキ感とか、表彰台には立てなかったけど、目標も達成したかどうかは半信半疑だけど、彼女の中で限界ギリギリまでがんばったのは多くの人間が見たし、覚えているんだな。今でもいろいろがんばって、チャレンジして
そのがんばりが夫婦生活や子育てに活かされてるようなんだ。

セントラルでおこなわれる軽自動車のレース。
自分はずっと耐久とスプリント(SS、途中からSB)に出続けた。

当時の雑誌にも
「ノーマルタービンで、どこまでいけるか」って載ってましたね。

自分なりにけりつけて、スズスポRHB31FWに交換してまた走り続けて、目標たてて。
そして、今度は4型。

その間、ずっとジムカーナにも出て、サーキットレースでも耐久とスプリント(SS/SB)の両方出たのには、いろいろな理由がある。
(ここでは割愛)

他のサーキットにも走りに行った。
それにも理由がある。
(ここでは割愛)


表彰台に上がりたいから?
(ちがうよ)

金持ってるから?
(ちがうよ)

人それぞれ、いろんな想いがある。
人それぞれ、いろんな事情がある。

そんなもん百も承知だし、自分だってそうだ。

できない言い訳をするのは簡単。
参加しないからだめなわけでもない。
参加したからえらいわけでもない。

車屋だからすごいわけでもない。
(俺、車関係じゃないし)
金持ちだからすごいわけでもない。
(俺、金ないし)

自分の中で、その時にできるベストを尽くして出場し、
叶わなかったら他車を賞賛し、
リタイヤしたら原因を考え、次回は対策し
完走したなら、次はより上位をめざし、
タナボタで順位が上がっても、素直に喜び、
もし、表彰台の中央に立てたなら、
そこまでの時間が長ければ長いほど、うれしさもひとしおだ。

時間を削って、身を削って、努力している者もいる。
年齢的におっさん(おばさんもいるか?)は経験が豊富なのは当たり前だ。

でも、若い人でがんばっている人もいる。

おっさん(おばさんも)でも、まだまだチャレンジして欲しい。

これから始めようとする人は、金かかって仕方ない。
でも1年やそこらで表彰台に立てるわけがない。
モータースポーツに限らず、そういうもの。

スポーツにはルールがあって、平等なのだ。

チャレンジしよう。
そして、今もお話しにならないけれど、
何でもありのクラスに、俺はチャレンジする。
(なんでもはできないけどね)


ゴールはまだまだ先だ。


Posted at 2011/05/11 20:44:51 | コメント(3) | トラックバック(0) | サーキット・ジムカーナ | クルマ
2011年05月11日 イイね!

チャンピオンは称えられるべきです

どっかのサーキットで開催されているレースに出ようと考えた場合に何するか?

どんなレースなのか調べるよね?
主催者のHPなり、要項や規則書などを取り寄せる(DL)などしますよね?

で、その要項に書いてあることは、たいてい守らなければならないわけです。
努力目標的なことも書いてある場合もありますね。
(例:4点式シートベルト装着を強く推奨するなど)

で、自分の車や、ドライバーの技量を考えて、エントリーするかしないかを考えるわけです。
レギュレーションに違反しているならともかく、ちゃんとエントリーして、ちゃんと規則通りに車を合わせて準備して走った結果表彰台に上がったなら、称えられるべきですよね?
http:///sidepontoon.web.fc2.com/kcarmeeting/kisoku.r2.pdf

どんなに台数が少なかったにしても、クラス分けされていて、1番になったのならそれは称えられるべきです。(今回15台も走ってる)

レギュ違反しているならともかく、主催者が決めたレギュで、フレッシュマンクラスとエキスパートクラスというのがあるなら、規則通りなら何ら問題もないし、後ろめたくもないわけで堂々として当然。

一生懸命努力して、完走した。
それだけで十分称えられると思います。
まして表彰台なら、なおさら。
表彰台の中央は、何をおいても称えられるべきですよ。

自分の経験上、ジムカーナでもレースでも、やりもしないのにどうのこうの言う人がいたとか。

かつて、レースに出たこともない人が、「表彰台上がれないんじゃ出ないょ」って、言ってるのを人づてに聞きましたが、走ってみたい、レースに出たいと思っているなら、出ればいいわけで、最初から結果を求めているの?
原点は、走ることが楽しいんじゃない?
そして決められた条件の中でがんばって、人より速く走ってゴールをめざす。
その結果、表彰台なら嬉しいですよ。

車がレギュに合わない?
ならば、レギュレーションに合わせて車を作るのも努力ですよ。

自分の出ているクラスなんて、レギュレーション上、何でもありですよ。
表彰台に立てると思う?
そんなことわかりませんよ。
ショップデモカー満載のクラスに出続けてきたけど、

自分は、ずっと以前から、自分でリミットつけて走ってきました。
 排気量は660ccまで
 バーフェン拡幅はしない
 できるだけ市販パーツで

でね、セントラルをノーマルタービンで初めて走って1分46秒でしたよ。
2回目のセントラルサーキットのレースで、なんとか予選落ちせずに決勝レースに出られましたが、ばんばん抜かれましたね。この時、デフとマフラー入れたな。それで1分43秒。
2000年の秋だ。

くやしいと思ったよ。
ジムカーナに出ても、トップと5秒差。

セントラルではトップと10秒差でしたもん。
(1周がだょ)

表彰台?
そんなもん、「なにそれ?」よ。

クラス分けも細分化されてなく、ショップデモカーも一緒。
でもね、いつかは近づいてやるっていう気概?と、憧れが混在してたよ。

走り続けると段々、秒差も縮まっていくし、速い人から「がんばってきているね」とか「どんなチューニングしてるん?」と声かけられるようになってね。
嬉しかったよ。

それを、なに?
ぽっと出て表彰台?
そらすごいんじゃない?

レベルがどうのこうの、タイムがどうのこうの、レギュレーションがどうのこうの・・・

関係ないんじゃないかな?
レギュを満たしてたら、問題ない。
(問題がある訳がないじゃん)


俺、毎回全クラスのリザルトを持って帰ってきてますよ。
で、一度は目を通してますよ。
車名とか誰が乗ってるのかとか、ショップさんなんかなぁとか想像したりしてますんもん。
で、雑誌に紹介された時にリザルト出してきて見ますもん。
「走ってるやつみんな仲間」じゃない?

個人的にはね、1番でなくても十分だと思うんですよ。
リタイヤした車がベストラップ出している場合もありますよ。
数周のタイムアタックだけなら、もっと速い車やドライバーもいますよ。
(とくに自分の出た「軽カー最速日本一決定戦」なんかは出てないけど本当に日本一速い軽カーってみんな知ってますよ

でもね、その日、そのコースで決められたレギュレーションで出てゴールした者勝ち(価値)なんです。

外野で、「俺の車は出たら速い」なんて言うなら、レギュに合わせて出ればいいんです。
出なくて言う資格はないのです。
出て、自分より上の順位の者に文句言うなら、負け犬の遠吠えです。
もし、レギュに不満があるなら、正式な手続きを踏んで主催者なり関係者なりに次回あるいは今後、変更して欲しいと納得いくよう通知すればいいわけです。

雑誌社が絡んでいるからとか、ショップがどうのこうのとかでなく、みんな参加者でお金払ってエントリーしてるのですし、貴重な一日を費やすのですから、楽しかったらそれで良いんじゃないかな?

何度も繰り返しますが、
表彰台に上がったチャンピオンは称えられるべきですよ。
(次のレースまでの間だけだけどね)

追記
どちらにもコメントしようと思いましたが、どちらにも一理あります。
ただ、なんだかんだ言うことで主催者や関係者の腰が退けてしまうのは、参加者(参加しようと思うもの)にとってもっとも不利益(レースが無くなってしまうかもしれない)になるかもしれないことをお忘れなく。
開催する側のエネルギーの多大さと、リスクを知らずして語るのは簡単。

こういうのは取り方によって、言ったもん勝ち、みたいなことにはなってほしくはありません。
端から見ていて、分はどちらにあるかは明白。


「分」について。
分は見る人によって、こっち側にもあっち側にも行きます。
以上を見てたら、明らかに片方に肩入れしていると思えますよね。
実は違うんです。
敢えて、言っているチャレンジ精神を買っています。
また、きっかけにしていろんなことを書いてます。
大人げない対応をする大人(自分がだ)にならないように、とおもうのです。




Posted at 2011/05/11 19:31:14 | コメント(1) | トラックバック(0) | 戯れ言 | クルマ
2011年05月07日 イイね!

K-CAR MEETING with HOT-K 参戦記

5月3日(火)に、セントラルサーキット(兵庫県)でおこなわれた「K-CAR MEETING with HOT-K」に参加しました。


5時をまわるころ、いつもの面々でセントラルサーキットに向かう。
ついさっきまで作業してたのは、いつものことだ。

途中、ブレーキの当たり付けと、エンジンフィーリングをチェックする。
3速に落とし、そこからアクセルを開ける。
瞬時にブースト計が跳ね上がるレスポンスと、シートバックに感じるGは刺激的だ。一般公道では恐怖感を感じるほどである。多分、これに乗った人間はRHB31FWが付いているとは思わないであろう。
さて、途中で打ち合わせたかのように、チームカプリコの面々と合流する。

到着は6時30分。
主催者のサイドポンツーンより、受理書を渡される(笑)
駐車場には、色とりどりのコペンがずらっと並んでいた。
もちろんTTWのカプや、ワークスやいろんな車も混じっていたけど、コペンが目をひく。

ピットに「プロμ・カプリコカプチーノ号」を滑り込ませ、準備を始める。
今回、人数も、モノも多いぞ(笑)
カプリコ号、JUN号、りんカプ号、てつくん号と4台。
(てつくん、今度はピットの中に入れようね)
カプばっかり、色違いで(笑)

車検はSB、SS、HOT-KCUPと、出走順にすれば良かったのだろうけど、関係無しに一緒くたにしたため、車検が手間取っていた。さらに、同じ時間帯にドラミはさすがにムリだろうということで場内アナウンスも二転三転していた。主催者のサイドポンツーンさんはオプション耐久なども開催しているが、初めてのK-CARイベントであるので、この辺は理解をしてあげたい。

【軽カー最速SB日本一決定戦:フリー走行】各クラス30分のフリー走行
8:30-9:00(30分間)

「プロμ・カプリコカプチーノ号」の出走クラスはこの枠である。
この日は、気温が低く、路面温度も当然低い。朝の一発目から、タイムが出やすい状況ではある。まずはフィーリングを掴まねばならない。ここで焦ってはいけない。あくまでもフリー走行だ。しかし前を白い「TimelyアルトIDI」が行く。なかなかいい感じで走ってる。ちょうどいい目標になり、引っ張られ、引っ張り合う感じで数周を走る。少しアクセルを抜いてイン側よりパスさせると、ありがとうのハンドシグナルが見えた。このドライバーはレースをわかってる、と思った。ギリギリのバトルになっても、当てに来るようなドライバーではない、とも。しかし、直線の伸びに対して、コーナーでの挙動がちょっとおかしい。このように、フリー走行中も何かと情報を得ることができる。

 人のことは言えない。こちらも、クリッピング以降どんどんはらむ。そこで、一度ピットに戻り、ダンパーを締め込む。しかし、数周で程々に切り上げた。結局10周の走行で、10周目に出したタイムがこの日のベストタイムであった。
「サンダーレーシングJUN号」も9周を走って8周目でベストを出していた。
ピットに戻って、早速ジャッキアップ。各部点検をはじめる。

【軽カー最速SB日本一決定戦:予選】各クラス15分間の予選
11:50-12:05(15分間)
エントリー台数が14台とはいえ、フリー走行では様子見(タイヤ温存とか)の車もいると見受けられた。予選は、できるだけベストを出してタイムを刻まねばならない。スタート順位が1つ違うだけで、後から抜くのは大変だからである。
ぐっさん監督も「予選は最大限に集中して、ベストを出せ」と、念押しをしてくる。
スタートに有利なFRとはいえ、猛者揃いのクラス。まして4WDがいるのだから、ここは1つでも前に行きたいところ。
結果として、予選1位の「速人☆CAD☆ちびっくタイプR」の30秒台は別格として、2位の「T.T.WORKS制動屋カプチ」は31秒台(これは本調子じゃないね)、続いて3位から6位は32秒代後半の0.4秒の中に「プロμ・カプリコカプチーノ号」を含めて4台がひしめき合うことになった。7位以降でも34秒台、8位にNAクラス最速のRSマッハのトゥディが35秒台でつけている。

【軽カー最速SB日本一決定戦:決勝レース:ヒート1】
13:35-(10周)
ピットを出て、ブレーキとタイヤを温める。スターティンググリッドについた時には息切れするほどだ。やりすぎたか?トップエンドのパワーはともかく、そこまでのパワーとトルク、及び立ち上がりが明らかにサンダー号と違うので、ある意味じゃじゃ馬的なのだ。がんばりすぎてスターティンググリッドに着くまでにコースアウトしたシーンを見たことがあるが、そこまでには至らない。
 正面にトップの「速人☆CAD☆ちびっくタイプR」。予選2位の「T.T.WORKS制動屋カプチ」は、予選時のMTブローでDNSの為、右前方はぽっかり空席だ。
 自分は3番手スタートだが気を緩められないのは、後ろ3台が似たようなタイムであり、歴戦のドライバーでスタートダッシュに勝る「TimelyアルトIDI」(4WD)、そしてこれまた歴戦のドライバーで秘密兵器を隠し持つ「サンダーレーシング」のJUNのFR、毎回SSスプリントでバトルを繰り広げてきた「Garageれぽ・アルト」(FF)が背後にいるからだ。
 決勝スタート1分前にピット員を退出させていたが、ドライバーとしては、3分前に退出させられる方が、静寂の中、集中力を高められるのでいい。(もちろんあの「間」がイヤだという人もいるだろうが)

 1分前、30秒前。5秒前でレッドシグナル点灯。
グリーン点灯に切り替わってスタートだ。スタートはトルク感も考えてやや控えめにミート。これが仇となったか、「TimelyアルトIDI」の鼻先がこちらのボディ横に並ぶ。1コーナーでは退いてもらったが、数周の後裏ストレートで「すぅ~」と抜かれてしまう。

(おぃおぃ、だめやん)
声が聞こえてきそうだ。

(ごめんごめん、ストレートエンドのブレーキングと、インフィールドで詰めてがんばるわ)

あれれ?詰まってる?
詰めるどころか、遠ざかってない・・・・?


ヘアピン立ち上がって、ロールゲージに付いている「ぴちょんくん」を人差し指でピチッとシバく。

でも、何ら変わらない。
(当たり前か)

ストレートで遠ざかり、コーナーで近づく(ような気がする)

経験している人なら良くおわかりだと思うが、前車は先にブレーキングするから一瞬詰め寄ったような気がするのだ。あくまでも追いついたような気がするだけなのである。

(このままじゃ、いかんなぁ)

4周目を過ぎ、5速でも伸びるよう走らせ方を変更した。
ここから残り6周あれば十分射程範囲内だ。
裏ストレートでの伸びも変わり、ブレーキング。
しかし、どうも調子が乗らない。
ブレーキをリリースして、アクセルを・・・・

ん?

アクセルにエンジンが反応しない。
(エンジンブローか?)

すかさずクラッチを切り、惰性走行に切り替える。
アクセルペダルに踏みごたえがないのだ。しかし、アイドリングはしているのでエンジンブローではない。ただ、アクセルペダルがバルクヘッドに張り付いたままだ。

思いっきり踏み込み、左足でペダルを浮かしても見る。

(外れただけなら復帰することもあるぞ)
(いや、ペダルがフリーなので切れているかもしれない)

 コースサイドにカプリコ号を寄せたが、グラベルまでは運べなかった。退出するとリタイヤだ。一瞬外へ出かかってとどまったが、危険性を考慮してガードレール外に退避。

 初めてのコース上でのストップ、リタイヤだ。
ピットでは、何が起こったのかわからないので、心配しているだろうなぁ。ここで、携帯を車に積んどけばよかったと思った。アクセルワイヤーだと伝えるだけで、ピットではぐっさん監督が対策をしてくれるはずだ。車両回収してピットに戻るまでのこの10分は大きい。
(今度は携帯を持って走ろう(笑))

あと残り6周の行方をコースサイドから見物か?と思ったら、レッドシグナル点灯。
赤旗、中止となった。
レースは2周以上で成立するので、4周目時点の順位で順位が決定した。
(みなさん、赤旗出してごめんなさい)

オフィシャル2名が牽引してくれてピットまで戻る。

「原因はなんだなんだ?」と、心配そうな顔。

ボンネット上げてよく見ると、ブラケットが外れていただけである。
(走れる、走ろう!)

(なんだそんなことか)という顔と、
(大丈夫?)という顔。

「だいじょうぶさ」
(カプリコがちょっぴりいたずらをしたのかもしれないな)

全くヒヤッとしたぜ。
このままリタイヤじゃ、つまらんからね。

リザルト:軽カー最速SB日本一決定戦ヒート1 第3位

【軽カー最速SB日本一決定戦:決勝レース:ヒート2】
16:35-(15周)
※ 上位10台はリバースグリッド。

ということで、ヒート1は4周で成立したので、「プロμ・カプリコカプチーノ号」はリタイヤ扱いにはならず、3位のリザルトが残った。上位10台のリバースグリッドなので、8番グリッドからのスタート。JUNは5位だったので自分の前、6番グリッドからのスタートである。
スタートで、4WDの「TimelyアルトIDI」にあっさりと中央を突き進んでいく。正に圧倒的な加速力。自分はイン側に進みピットロード出口を使ってJUNに割って入ろうとしたが、さすがに1コーナー手前で接触確実なので、ムリせず下がる。

 裏ストレートで 「速人☆CAD☆ちびっくタイプR」にもあっさり抜かれる。
(何だか抜かれてばっかりやん)

 で、自分もJUN号をストレートエンドでイン側より抜く。そして前を行く「Garageれぽ・アルト」「TimelyアルトIDI」を射程に入れるはずが・・・・近づかない。
1位だった「速人☆CAD☆ちびっくタイプR」、2位だった「TimelyアルトIDI」に抜かれたということは3番手キープだが、「Garageれぽ・アルト」がいるので、総合ポイントで同ポイントなら2ヒート目の順位が優先されるはずなので、そうなると表彰台を逃すことになる。

TTWカプチがリタイヤしなければ、表彰台圏外だったのに、にわかにヤル気になって・・・。
(調子いい? いや、そんなもんさ。レースは常に状況が変わる)

そんなことを思いながら走る。

さっき抜いたJUN号がにわかに近づいて来るではないか。
一瞬のシフトミスや前車をパスするのに手間取ると、追いつかれた。
(おぉ、それはいか~ん)

「プロμ・カプリコカプチーノ号」はストレートの伸びはあるが、コーナーでの回頭性はJUN号に分がある。ていうか、JUN号の出来がいいのだ。
(ドライバーで何とかしろ、っていう話しもあるが)(爆)

立体交差手前の左下りコーナーで、あり得ないライン取りでイン側に割って入ってきたので締めるのもなんだし、先へ行かせる。
(ちょっと余裕♪)

そして最終立ち上がって、ホームストレート。
「プロμ・カプリコカプチーノ号」の方が、ストレートでアドバンテージがあるので、心理的に楽である。
横に並ぶと、JUNがハンドシグナルを送ってくる。

(先に行け)と、いうような感じだ。
※ あとで聞くと(抜きにこんといて~)という合図だったようだ。
動画参照:http://www.youtube.com/watch?v=TTw65F0OFFo


俺は、ジャンケンしたらJUNは何もしなかったので不戦勝だ!
ギリギリまでブレーキングをがまんしてブレーキをかけた瞬間、ドギャーォとタイヤの鳴く音がサイドから聞こえる。

ドン!という音と衝撃に備えたが、何もなかった。
(うぉ、JUN号ブレーキがんばりすぎやん)

左のミラーに、リヤから土煙を上げながらコースアウトして止まりかけるJUN号を見た。

ちょっとシャレにならない速度域でのスピンだ。
復帰はできるだろうが、戦列からは離脱だ。

JUNの身を案じつつ、前を行くアルト3台を追う。
周回毎に、ピットから残周回数とポジションが明示される。
これは助かる。
一体今何周目なのか、わからなくなるからね。


P3、L7
とサインボードは明示している。


走りながら今の状況を想定する。
1位を走行している「速人☆CAD☆ちびっくタイプR」、間をおいて2位争いの「Garageれぽ・アルト」と「TimelyアルトIDI」。
この2位争いのバトルは圧巻だ。スリップに付こうとし、スリップから逃れ、サイドウォールギリギリまで逃げる「Garageれぽ・アルト」。サインボードがパタパタとまるでドミノ倒しのように、倒れ起きあがってくる。ブレーキング競争も熾烈である。ストレートの伸びに勝る「TimelyアルトIDI」。

(あわよくばつぶしあってくれ)(ごめんね)
と思いながら、近づけない「プロμ・カプリコカプチーノ号」。
(ふつう近づくだろ?)

このバトルを制したのは、「Garageれぽ・アルト」。
「TimelyアルトIDI」のマフラーからの黒煙が白煙に変わった。いざというときも考えて、逃げるラインを考えながら走っていたが、やがて力がなくなり。ストレートでパス。
「プロμ・カプリコカプチーノ号」は3位に浮上する。

最終コーナーを立ち上がると、ピットからのサインに、見慣れた姿が・・・。
JUNだ。
やっぱりリタイヤしたか・・・・。
1コーナーにカプはなかったから、自走しただろうが、やはりトラブルか?
これは何としてでも、完走しなきゃならない。
JUNの分まで。

気を引き締めていくが、グリップがどうも安定しない。
オイルなのか、水なのか、とにかくブレーキングポイントの先で一瞬ラインを取れないのだ。

後ろから近づいてくる車は視界にはないので、路面だけに集中して走行する。

しばらくこのままの状態で進むがラスト数周というところで、なんと裏ストレートで「速人☆CAD☆ちびっくタイプR」をパス。トラブルを抱えていたようだ。

残り2周で「Garageれぽ・アルト」に届くのか?

ぷらんぷらんする車内の「ぴちょんくん」を指で弾き、気合いを入れる。

もっと前へ!
ブレーキはしっかり、早くアクセルを開ける!
少しでも無駄な減速はしない。

しかし、ブレーキングポイントを奥にするどころか、同じ位置でもクリッピングに付かない。
おぃおぃ、水温も厳しいぞぉ。

15周の周回数は、耐久的要素もある。
一発の速さだけでは持たない長さだ。

少しでも近づこうとも思うが、ムリしてスピンしたり、コースアウトやブローも良くない。
持たせつつ、速さを維持する。難しいところだ。

L2、L1・・・。

残ラップ数がピットより表示される。

(エンジンも、タイヤも、ミッションも、もってくれ)
(カプリコ、頼むで)

祈った。
マジで祈った。

1コーナーの進入で、ブレーキが持たないのか、オーバーランしかける。

(一緒にチェッカーを受けようぜ)

裏ストレート半分近く前を行く「Garageれぽ・アルト」を追う。
数秒差だ。
プレッシャーを与えるほどの差はない。
しかし、何が起こるかはわからない。

こちらも同じだが、彼もミスしたり、ブローするかもしれない。

裏ストレートエンドからインフィールド区間にはいる。
近づけど詰め寄るまでには至らない。
立体交差を抜け、最終コーナーをたち上がる。

(ん~、届かない・・・・)

コンクリートウォールの向こうで、仲間たちが手を上げて称えてくれる。

結局、トップとは3秒少しのビハインドで2位のチェッカーを受けた。
リザルト:軽カー最速SB日本一決定戦ヒート2 第2位


(よくもってくれた)

思わず、ダッシュボードを叩く。
(よくがんばった)
(カプリコ、おまえのカプな、がんばったぞ)

1年前、今度は耐久でようかな?と言ってたよな。
(走りきったぞ・・・・)
お前のカプな、まだまだ走り続けられそうやで。

「おい、カプリコ、見てるか?
俺じゃなくって、自分でドライブしたかったやろ?
なぁ、ほんまようがんばったで。」

そう言って、ウィンドー越しに空を見上げる。

最終コーナーを立ち上がってピットに向かう。

今日、朝早くから手伝ってくれた仲間たちが、拍手で迎えてくれる。
パチパチパチパチパチ・・・・。

この拍手は、カプリコ号とこれを作り上げたカプリコへのものだ。

(よくピットまで帰って来れた・・・・)
(カプリコ、聞いてるか?みんながお前を称えているぞ)

トモさんが駆け寄る。

俺は、カプリコが乗るはずだったドライバーシートに座ったまま、涙が溢れそうだった。
(シートに座っているのは、本当はお前なんだぜ

みんなの笑顔を曇らせて、涙を誘うわけにはいかない。
「どないかしたか?」とトモさんは言う。

「いや、なんでもない」
「それよか、無事に帰ってこれたよ、みんなありがとう!」

タナボタ的に順位が上がったとしても、最後まで走りきった者みんなが勝者なのだ。

そして、走りきった「プロμ・カプリコカプチーノ号」を走らせるために、たくさんの人間が関わってきた。
カプリコが遺したのはカプリコ号だけではない。みんなの心の中に、常にカプリコのスピリットは息づいている。
簡単には負けない。そしてチャレンジだ。

そして、「楽しかったら、それでええねん」と。

ことある毎に、「カプリコだったらこう言ってるよな」とか、あんなことしてたと聞く。

(楽しかったか?)
あいつが俺に言いそうな一言だ。

俺はこう言う。
(もちろんさ)

(でもな・・・・)

もう1つ付け加えるだろう。


(お前がいれば、もっと楽しかったさ)



カプリコを通して、いろんな人が結びついた。
時間は過ぎてゆく。

カプリコだったら、どうしてるかな?
どう言ってるかな?

きっと言うだろう。

「俺だったら、もっと速いわ」と。
あの小憎らしい言い方で(笑)

forever カプリコ

Posted at 2011/05/07 21:29:32 | コメント(3) | トラックバック(0) | カプチーノ | クルマ
2011年05月06日 イイね!

詳細は

詳細は休みが滅多にないのに、この3日は近年まれに見る貴重なGW三連休!

残り2日は、朝からブレーキやらステアリングやら、オイルやら、搬入品の整理やらいろいろとやってました。





「帰るまでが遠足ぢゃ」

とは誰かの名言だが、


「帰ってからが、大事なのぢゃ」




準備して、その結果どうだったかな?



記憶が新しい内に、外したタイヤをみたり、オイルをみたり、ボルトやプラグを見たりしてね。


動画あるなら見て、検証したり、他の人のも見て比較したりとかね。



詳細はとりあえず、



まだまだぢゃ




一人、タイヤはずしながら見た路面はセミウェットさ。







覚悟しろ~(笑)
Posted at 2011/05/06 04:09:03 | コメント(0) | トラックバック(0) | 戯れ言 | クルマ
2011年05月04日 イイね!

K-CAR MEETING with HOT-K(速報編)

K-CAR MEETING with HOT-K(速報編)K-CAR MEETING with HOT-K(速報編)

軽自動車最速SB日本一決定戦に出場

出場車名
 プロμ・カプリコカプチーノ(EA11R)

 予選        3位
 決勝ヒート1    3位
 決勝ヒート2    2位

 TOTALポイント合計  3位 

 ベストタイム 1分32秒594


サンダーレーシングの面々、チームカプリコの面々、主催者、協賛企業、参加者のみなさん、応援していただいた方々、みなさまありがとうございました。

またあらためて、詳細は後日に。




Posted at 2011/05/04 11:49:35 | コメント(4) | トラックバック(0) | クルマ

プロフィール

「自分がどこに行くのかもわからない」
何シテル?   04/09 14:47
カプチーノがおもしろい! サーキットやジムカーナがおもしろい! 所有するカプチーノはボロい。 人間は、ややこしい。 近づかない方がいいかも!...
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2021/05/10 00:11:17
念願の佐原で山田ですよ♪ 
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岡山国際サーキットのお天気 
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スズキ カプチーノ スズキ カプチーノ
普段乗りだな。 普段乗りだから、そんなに気合い入ったパーツも付いてない。 速くもない。 ...
スズキ カプチーノ スズキ カプチーノ
初めて乗ったカプチーノ。 公認改仕様。 いまじゃ、何にも役にたたない、車検証の E- ...
スズキ エブリイ エブリィ・ディ・エブリイ! 51丸目、進行中 (スズキ エブリイ)
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