いつものように早朝ギリギリまで整備しておりました。
ぐっさん監督が午前4時30分に来たときにようやくウマから下ろし、そこからあたふたとグッズを積み込み、一路セントラルへ向かったわけです。
途中、JUNと○もっちゃんとぐっさん監督に先行してもらい、ブレーキの当たり付けとブーストの最終チェックを兼ねて、後からズバーンと追いつく予定でした。ところが5時過ぎだというのに交通量が多い多い。クリア取れて、ようやくチェック。4速からの加減速を2度ほど試した後、3速に落として踏み込んだ途端、
シューッ!ズポンッ!!と終わってしまったのでした。
あぁ、配管抜けちゃったじゃないか。後はNAでどうがんばっても100km/h・・・・。
ようやくたどり着いたのでした。
今回、主催者のサイドポンツーンさんの運営は非常にスムースでした。受付、車検、ドラミとテキパキとしており、また非常にわかりやすかった。ドラミでは雨なので接触(事故)してもどちらも悪いので言いっこなし、ということなどが確認された。また、共済金1,000円を支払うことになったが、これは以前からのいい制度を踏襲したもので、誰かがクラッシュして施設を破損したときに、その共済金の中から出して個人の負担を極力少なくするようにするのがコンセプト。いい制度が踏襲されたと思う。
出走カテゴリーは何でもありのSB(スーパーバトル)とラジアルターボ、NAのSS(スプリント)が混走となっているレース。他にワンメイクのコペントロフィー、新規格NA(エキスパートとフレシュマン)などクラスによってそれぞれ別れて出走する。
SSとSB混走はタイム&速度差が大きい。予選でのタイムの出し方もあるし、SB決勝ヒート1&SS決勝ではSSエントリーカーの周回遅れの処理のし方などで、笑う場合もあれば詰まってくやしい思いをすることもあるだろう、ということが予想される。しかし、あくまでもレースとはいっても走行会なので、抜く方は無茶してはいけないし抜かれる方も自分の位置をよく見て、速い車にはイン側を開けて譲るなどのことがドラミでも確認されていたように、目を三角にしながらも、時には自制するということも大切なのだ。
さて、ドラミを終え、9時よりフリー走行である。路面はウェット。
「携帯持っていく?」と聞かれ、
「フリー走行やしいらんいらん(コースで止まることなんて無いから…)」ってピットを出た自分。同時にピットを出たテイクオフ&メカニカルコペンが目の前にいる。既に2周目の走行に入っている車両が横を駆け抜けていく。2周ほど同じようなタイミングで走っていたが、テイクオフ&メカニカルコペンの走りを後方より伺う。カプチーノの時の彼とは違う。今日はFFだ。彼はシビックで鳴らしたドライバーなので、今日のウェットなど屁でもないだろう。車の性能も知っているので無理に後追いはせず、グリップを探りながら走る。1周が過ぎ、2周目。徐々にペースアップしてきたがそろそろ80%にあげてもいいだろう。裏ストレートでいつものようにブレーキング。しかし減速度が少ない。ありゃりゃ、コースアウトしちゃたよ。意外にグリップしないなぁ。他のコーナーではそんなことはないのに。走りながら、裏ストレートエンドにはオイルじゃないの?と思いながら走る。
3周目の裏ストレートエンド。少しラインを外して通る。オイルフラッグは出てない。うぅむ、
ココ要注意ね。というか、他のコーナーでもどのみちオイル漏らしてんじゃないの?要注意だぞ、と。全開走行はもう少し待った方がいい、と判断しながら走る。そうこう考えながらも、ラジアル履いた何台ものSS車両が後ろから来たカプリコ号にラインを譲ってくれる。イン側についていたらアウトにはらむことなく走行している。テイクオフ&メカニカルコペンはとっくに消えたが、先行しているだけに、後ろも見てくれているのであろう。(ごめんね)
さて裏ストレートエンドを駆け上がって(4番ポスト)、前方にSS車両がイン側を走っている。この車両のリヤタイヤが滑った。通常ならそこで戻って前へ進むか、その場でスピンするかだが、右へ滑ってグリップし、時計回りに半回転してアウト側に避けていた自分の進路に左から横切ってくるではないか。あぁ、なんでこっちくるねん!ちょうどスピンした車両の運転席(ドアミラー下)に右ヘッドライトのあたりが先に当たって
ドカン!、ほぼ同時に左ヘッドライトのあたりが向こうの右リヤタイヤにヒット。瞬時に時計回りに180度転回し、フロントバンパーを腹の下に抱えて引きずるガシャガシャイヤな音を立てながら、リヤからコースアウト。フロントウィンドー越しにシューと湯気が立ち上る。オイルか!?止まると同時にバンパーを排出しようとするが、どろんこになったエスケープゾーンと湯気の原因が不明なので、無理せず外へ退避した。フリー走行開始5分後のできごとであった。
スポンジバリヤの外からカプリコ号の状況を観察する。オイルクーラーが左タイヤに触れるかどうかの位置だ。ステーだけが押されているならまだ助かる。インタークーラーの配管が心配だがよく見えない。ラジエーターは大丈夫そう。バンパーは腹の下のどこにあるのかわからない。やっぱり携帯持ってくれば良かった。そうすればピットに連絡とれたのに。そこへ心配そうな顔をして走る他のドライバーたちが通る。nakajiさんは笑って手を振ってくれた。(もちろん大丈夫さ♪)多くのドライバーが二重事故を防ぐためにセーブして走っているが、それも数周の間である。段々と路面の水分も減ってきたこともあり、ペースが上がっていく。中に、フロントを滑らせリヤも滑らせ、コースアウトした2台のギリギリの位置を走っていく車もいた。
ヤツだ。そんなとをするのは奴しかいない。案の定あとで聞くとそうだった・・・・(笑)
30分のフリー走行が終わり、オフィシャルが到着。自分もカプのそばに行ってオイルクーラーを引っ張り、オイル漏れもないことを確認した。自走できるかどうか確認する。オフィシャルが、腹の下にあるバンパーを押さえるので退出してくれ、ということで乗り込み、エンジンをかけ脱出する。バキバキバキバキ。(あ~、ごめんね)
そして走れることがわかり、ピットに向かう。ブーストがかかるではないか。足のヒットは問題ない。そうやって確認しながら自走してピットに戻った。
「やっちゃったね」という軽い雰囲気で迎えてくれたみんなに救われたよ。
早速ジャッキアップして点検するが、ぐっさん監督が寄ってきて言う。
「サンダー、ミッションオイルが漏れてる・・・・」
(へ?なんで?接触してミッションオイル漏れるわけが・・・・)
見ると、小さな亀裂からポタッと落ちるのである。
漏れているのは仕方ない。このままコースインはできない。
ここで無い頭を絞った。
(ミッション交換するか、ミッションの部品はどこにある?)
(うちか?あ、いやもう1つあった!)
こうしてサンダーレーシング&チームカプリコ全員での
「ミッション取りに行って交換するミッション」と、
「バンパー修復ミッション」が始まったのだ。
写真はオールスポーツHP パスワードは★00★★★
(次回に続く?)
Posted at 2011/11/12 19:27:49 | |
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