水槽の中とはいえ、楽しそうに泳ぐイルカを見る。表情、眼つき、人間のそれに本当に似ていると思う。
というわけで先週末。僕たち家族は横浜・東京にいた。
娘が中学の卒業旅行に友達と行きたいと言うので、なぜか僕ら夫婦が付き添い?で彼女達についていったわけだ。ついていくといっても娘とそのお友達とは初日新横浜で別れて(ホテルは隣の部屋)次の日の夕方、品川駅に集合という完全別行動である。
で、冒頭の写真、水族館好きの僕たち夫婦は八景島シーパラダイスへ行ってみた。
結構素晴らしい水族館であった。でも名古屋港水族館には敵わないかな・・。(個人的意見です)
八景島へはJRとシーサイドラインという乗り物に乗車したのだけれど、タイヤ駆動という事でなかなか珍しい乗り物みたい。名古屋のガイドウェイバスと似ているのかな。
宿泊はみなとみらいに宿をとった。雨のみなとみらい。
二日目は東京へ移動して主な目的である東京都写真美術館へ行った。たぶん20年ぶりくらい。わざわざ足を運んだ理由は僕が好きな写真家、深瀬昌久の大規模な回顧展をやっていたから。ここまで大規模な展覧会は彼の生前でも無かったと思う。
彼は「私写真」家として60年代から活躍した写真家である。今ではプライベートを切り取り自己を表現する写真家は多くいるが、その先駆けと言ってもいい写真家だ。彼の写真集の多くは価格が高騰してしまっておりほとんど手に入らないため、この展覧会の意義は相当高いものだと思う。彼の写真集を僕は持っていないので図録を購入した。センスの高いデザインと製本。
何気なく他の展示室を見ると。
土門拳の「古寺巡礼」展もやっていたので観覧。
はじめて「古寺巡礼」をしっかり観て正直感動してしまった。僕個人的にはスナップ写真家としての土門拳に興味があり、有名な古寺巡礼は体が不自由になってからの不遇時代の作品群という勝手なイメージであったが、完全に間違った解釈であった。一枚いちまい、ずっと観ていられる写真ばかりで、しかも彼のウィットに富んだ解説の文章が面白かった。うーむ若い頃は土門拳はほとんど興味なかったけれど年を取って彼の良さをやっと理解したという事か(汗)。
いやーしかし、横浜、東京の二日間とも雨、雨、雨・・。しかも寒かった。
日頃の行いが悪いのか、単に雨男なのか・・。
まあでも、久しぶりに楽しめたからいいんだけれど。
Posted at 2023/03/31 23:24:57 | |
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