史上最強の女性ドライバー

前回の記事でプジョーのターマックスペシャリスト達を取り上げましたがWRCが狂気のグループＢに熱狂していた80年代に当時の最強マシンアウディ・クアトロを駆って奮戦していた女性ドライバーがいました。



その名はミシェル・ムートン。1974年ツール・ド・コルスでA110のドライバーとしてWRCに初参戦、翌年には女性だけのチームでルマンに参戦するなどキャリアを重ねると



80年代にはアウディのワークスドライバーに抜擢。
81年のサンレモでは女性初のWRCウィナーになるとその翌年はシーズン3勝でタイトル争いを演じアウディのメイクス優勝に貢献するなど大活躍を見せます。



乗っていたマシンが当時最強のアウディ・クアトロだから勝てたともいえますが、おそらく当時のクアトロはドッカンターボなうえに四駆の直線番長で操るのには精神的にも肉体的にも過酷なクルマだったでしょうから、それを駆るムートンは史上最強の女性ドライバーといっても過言ではないでしょうね





ちなみに、現在ムートン女史はFIAの役員として、女性のモータースポーツへの参画を促進すべく精力的に活動されているようです