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2013年11月18日 イイね!

PEUGEOTにとって207とは何だったのか?

PEUGEOTにとって207とは何だったのか?208GTiが登場した時に、各メディアは「205GTiの再来!!」といったような表現を使いました。

そういえば、208が登場した時も「プジョーらしさが戻ってきた」といった表現を使ったインプレッションもあったように記憶してます。

ということは、207ってちょっとプジョーとしては「ハズしちゃったモデル」なんでしょうか?

時系列でプジョーのBセグメントを振り返ると、それまで日本では地味な存在だったプジョーを一気にお洒落なイメージに変えた205、そしてホットハッチの205GTiがグループBでの活躍もあってスポーツイメージをもup、その後しばしの中断(実質的には306&106に分かれてのモデルチェンジだったみたいですが・・・)を挟んでピニンファリーナの端正なラインから車内デザインのアグレッシブなデザインで戦略的な価格とCCやSWといった幅広いラインナップで日本でも空前のヒット作となった206、そしてその流れを引き継ぎつつ少し立派にブラッシュアップした207という流れでここ30年程やってきました。
207はデザイン的にはヒット作の206のデザイン要素を引き継ぎつつ、BMWとの共同開発となる新型エンジンを搭載、足回りも刷新されるなどメカニズム的には一気にリニューアルされたのですが、安全対策面から大きく重くなったこともあり205や206の様な軽快なイメージが薄れ、当初プレミアム路線で売ろうとした日本市場では価格も上級移行してしまいました。
また、ATにおいてはPSAが長年使ってきたAL4を206に引き続き採用したことで、多段化、高効率化の進むライバルに対し後れを取り、308などPSAの他のモデルに6ATが採用されたのちも結局207に採用されることはありませんでした。

306、206に乗って来た私が207CCに乗って最初に感じたのはいろんな面で質感が向上したこと、重くて軽快さには欠ける代わりに乗り心地がしっとりしてツアラー的な性格(これは特に重いCCだから余計に感じたのかもしれませんが・・)であること、そしてやっぱりドライブの際はコーナーを気持ちよく曲がって行ってくれること等どれも悪い印象は感じませんでした。

おそらく、このクルマが205や206の流れを汲むクルマとしてではなくダウンサイジングした307の後継車として世に出てきていたら世間の評価やセールスも少しは違ったのかもしれません。
そして、207で脚周りやエンジンを一新したからこそ現在の208の基本構成が成立しているともいえます。

208の登場以降めっきりメディアにも登場することの少なくなった207ですが、やっぱりプジョーのBセグの流れを語るうえでは大切なプジョーの意欲作だったのだと改めて思います。

Posted at 2013/11/18 22:38:28 | コメント(4) | トラックバック(0) | peugeot | クルマ

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306style(N3)でプジョーの猫足に魅せられ、206を経て207CCを2台乗り継ぎ、今度ソウルレッドのNDロードスターに乗り換えました オープンでの...

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