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先日モデルチェンジされたスバル・レガシイ。

レガシイと言えばツーリングワゴンが定番でしたが、日本市場では今後レヴォーグがそのマーケットを受け持つということでSUVのアウトバックとセダンのＢ４のラインナップでの登場となりました。





そんなレガシイの先祖といえばスバル1000になるんでしょうが、私が免許取得したころのスバルの普通車と言えばこれ・・・


スバル・レオーネ

以前より定評のあった4WDによる雪道での走破性を4ドアセダンに採用、トップモデルのＧＴには水平対向4気筒ターボエンジンに車高調性機能付きのエアサスなど当時としては先進技術を詰め込んだスバルの意欲作でアウディ・クワトロと同じオンロード４ＷＤの先駆けともいえるクルマなのですが「通」はともかく一般的なスバルの技術イメージは現在ほど高くなくどちらかというと地味なクルマでした。
せっかくのターボエンジンもようやくSOHC（先代ではOHV）化された程度でパワーも120馬力でライバルには見劣りし自慢の４ＷＤも雪道の走破性に拘るがゆえにパートタイムを採用、後にフルタイム４ＷＤモデルを追加するものの「日本初」はマツダのファミリアに奪われライバルに埋没していきます。

「これではいけない」と思ったのかこのレオーネベースでスバルは斬新なデザインのクーペを作りますが・・・



ちょっと暴走気味で空回り＾＾；；

免許取得してクルマ選びの妄想中の私にとっても当時のスバルは正直ぱっとしないイメージで、実際スバルの経営も危なかったと聞きます。



そんなスバルが放った起死回生の一発が初代レガシイでした。
スバル伝統のボクサーエンジンや４ＷＤといった熟成された技術に洗練を加えた「一般受けするクルマ」なかでもツーリングワゴンは快速ワゴンとして新たなジャンルを開拓、それまで流行っていた大型ＲＶに代わり多くのユーザーを引き付けました。



レガシイは２代目にモデルチェンジしても好調なセールスを記録。
ライバル各社も対抗車種を投入しますが永年の技術に裏打ちされたブランドイメージは強力でワゴンとしてのレガシイは無敵に近い状態。
ただその反面、セダンの方はＲＳやＧＴという快速モデルは存在するもののTWの陰で影が薄かった気がします。

続く３代目で、セダンは「Ｂ４」とサブネームを与えられ、存在感を確立。ウチの嫁もこのＢ４の魅力にやられた一人で初代インプレッサSWを事故で廃車にした直後に試乗して即決で購入したほどでした＾＾；



そして、初代Ｂ４のコンセプトを引継ぎ洗練させた２代目Ｂ４。
ギリギリ３ナンバーサイズに拡大してしまったものの、コンパクトなスポーツセダンというキャラクターは不変
我が家のファミリーカーとして活躍中ですが、今でも満足度は高いです。



レガシイとしては5代目のモデルでは北米を意識して大型化。
どのモデルについても言えることですが、モデルチェンジを重ねるごとにサイズが大きくなるのは避けられないんでしょうね。

かつてはファミリーカーといえばセダンが定番でしたが、そこにツーリングワゴンという新しいファミリーカーを提案したスバルのセダン。
ハイパワーのスポーツモデルだけでなくベーシックなモデルも基本的な部分は共有しており、音や振動といった面ではセダンならではのメリットも持っており「セダンの良さ」を感じさせてくれます。

今後はショートワゴンのレヴォーグが日本での主役になるんでしょうけどＷＲＸのセダンボディー使った普通のセダンがあってもいいのになと思います（売れないだろうけど＾＾；；；）