
以下、マレーシアGP決勝の内容を含みますので閲覧に注意してください。
今年から現地時間17時スタートとなったマレーシアGP決勝、やはり大波乱でしたね。
午後から雨が降り、開始1時間前まではウェットコンディションでしたが、スタートする頃にはドライになっていました。
ポールポジションのジェンソンは加速が少し鈍く、ロケットスタートのニコがトップに立ち、4位に落ちました。さらにセパンはグリッドから1コーナーまでが長いのでKERS勢のアロンソ・ライコネンがジャンプアップし、アロンソは9位から3位まで上がりました。
やはりストレートが長いコースではKERSは有利ですね。
今回のピットストップの予想はほぼ誤差±1以内で、なかなか正確でした。
ジェンソンの作戦は相手が先に入るのがわかっているので、無理に追い越さずタイヤと燃料をセーブして前が空いたらスーパーラップで一気に差を付ける、なんだか強いときのフェラーリ(シューマッハ&ロス・ブラウン時代)を見ているようでしたね。
レースが20周を過ぎた頃、ターン7・8・最終コーナー付近から雨が落ちてきました。
ライコネンは18周目(予想±0)にピットインした際、ウェットタイヤ(エクストリームウェット、深溝)に交換するという大ギャンブルに出ましたが、まだドライ路面だったので雨が降る頃にはタイヤが壊れてしまいました…。
この決定にはシューマッハが関わっていたとの話ですが、最近のフェラーリはどうかしてますね…。
21週目あたりから各車ウェットタイヤに交換しピットアウトしていきました。
すでにピットストップを終えていたマシンはタイムロスになりましたね。
しかしジェンソンの速さは変わらず、ピットアウト後もトップのままでした。
やはりこういった変わり目のコンディションでは彼のドライビングが際立ちますね。
インターミディエイト(スタンダードウェット、浅溝)を選んだティモ・グロックとマーク・ウェーバーはウェットタイヤよりもかなり速いタイムを刻み、みるみるうちに上位へ上がってきました。
ブリヂストンの浜島さんの話では「最初にパラパラ降って、あとから土砂降り」になるのは過去3日間の天候を見ていたら分かるはずだそうで、どのチームも天候の読みが全然ダメでした。
チームは「スコール=いきなり大雨」という固定観念になっていたようですね。
その後雨が強すぎるのでセーフティーカーがコースイン。
しかし雨量が多すぎてF1マシンはセーフティーカーに追いつけない状態になり、レッドフラッグが提示されました。
"アイスマン"ライコネンはさっさとマシンを降り、着替えてアイスを食べていました。
彼らしい自由な感じが面白かったです。
順位の整理が混乱し、日没時間も近づいてきたことからレースは終了になってしまいました。
ずっとコクピットで待機していたジェンソンが優勝しましたが、レース規定周回数の75%を走行していないのでハーフポイントとなりました。
しかし4回ものピットストップ(ソフト→ソフト→ウェット→インター→ウェット)をしたのにトップに立てたブラウンGPの速さには、またまた驚かされましたね。
リザルトは最後から1周前の順位が適用されたので、最後のラップの1コーナーでグロックがハイドフェルドを抜いたのは無効だそうです。
いろいろとありましたが走行したのは1時間ほどで、気分的にもなんだか消化不良のレースになりましたね…。
こんな時間にレースをしたらこういう結果になるのはわかってたはずです。
シンガポールはまだ許せますが、ヨーロッパ人のためにレース時間を遅らせるのはどうかと思いますね…。
次戦は2週間後、秋から春へ移動した上海です。
台風のシーズンではないのでドライレースが楽しめるのではないでしょうか。
今週末はお出かけのため桜を観れそうにないので、今日は近場でレガシィ君と撮影しました。
そういえば"さくら"が今日走ってたみたいです。
また機会があれば撮影してみたいですね。
Posted at 2009/04/07 23:41:13 |
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F1 | 日記