800系つばめ号で熊本駅へ行き、リムジンバスで現地入り。
バスの混雑や道路の渋滞もなく、無事に到着し撮影場所も確保できました。
そして北のほうから旋回して、本日の主役がやって来ました!

今月末で運航を終えるANAのボーイング747、ジャンボジェットです。
1月の伊丹でお別れしたつもりだったのですが、Monochromeさんのお誘いで再び会うことができました!

着陸シーンは何度見ても迫力がありますね〜!

昨年の11月に初めて撮影して以来、3回目になりますが、今回は撮るだけではなく…

なんと乗れることになりました! しかもチャーター便の遊覧飛行です!
飛行機より新幹線のほうが便利な地域に住んでおり、遠出することもなかったので、飛行機に乗るのは11年ぶり、これまた修学旅行以来でした(笑)。
搭乗手続きをして出発ロビーで待っていると、機長さんが…!

こんなところが開くとは知りませんでした。
昼頃は雲が多かったのですが、フライト時間が近づくと青空が戻ってきました。

そしていよいよ機内へ…

ジャンボと言うだけあって広いです! そして間接照明が良い感じですね〜。300系を思い出しました(笑)。
窓側ではなく中央の席ですが、オンボードカメラの映像で離陸するようすも楽しめました。
11年ぶりに体感する離陸の加速G、4発エンジンのパワフルなサウンドと相まって、とても感動しました!
他の乗り物では味わうことのできない魅力ですね。
安定した飛行に入り、シートベルトを解除してもOKになったので、窓のある乗降ドアのほうへ行ってみました。

一番近いドアからはちょうど主翼とエンジンが!
やはり皆さん同じ考えのようでドア付近は混雑していましたが、譲り合って順番に撮影できました。

11年ぶりの雲の上からの景色はやはり美しかったです。
長崎のほうから天草をまわって、阿蘇山上空へ。

こちらのほうの地形には詳しくないので、どこを飛んでるのかサッパリでしたが、旋回が多くていろんな方向からのGが楽しかったです。
また衛星写真で調べてみたいところですね。先にわかった人にはプレゼントが…??(笑)。
1時間弱の楽しいフライトも終わりが近づき、着陸態勢に。
熊本市街上空を通って西側から一直線のアプローチは、オンボード映像でもとても迫力がありました。
戻ってきてターミナルに着く前に、恒例の放水アーチのサービスが。
乗ってるほうは窓に水滴がかかる程度の印象しかありませんが…(笑)、しかし貴重な体験でした。

あっという間の楽しいひとときでした! 席が窓側じゃないことなんて、全く関係なかったですね〜。
乗り物に乗ってこんなに楽しめたことは今までなかったかもしれません。
乗客を降ろしてジャンボもしばし休憩…とはいかず、整備を受けまたすぐに飛び立っていきました。
着陸してそのまま離陸するタッチアンドゴーのデモンストレーション飛行で、成田から来ている人はこれを見るのが旅の目的のようですね。
送迎デッキのほうは凄い人だかりでしたので、出発ロビーから見ることに。
しかし"タッチ"は見られたものの、"ゴー"のほうは…(笑)。
ファイナルアプローチを、阿蘇の外輪山を背景に。

着陸シーンを見るのも、これが最後です。

夕日に照らされる機体。

送迎デッキに移動し、夕焼け空にジャンボが飛び立つのを待ちます。

787のすぐあとに飛び立つ予定だったのですが、デモ飛行が終わった時点で予定は1時間遅れており…

すっかり暗くなってしまいましたので、流し撮りに…(笑)。

微妙なブレと高感度ノイズがありますが、なんとか見られる程度には撮れました。

そして成田へ飛び立っていきました。これで本当にお別れですね。

ボーイング747を超えるような存在感のある飛行機はしばらく登場しないでしょう。
747も全てが古いわけではなく、最新の747−8型というのが現在生産されていますし、またANAが導入してジャンボが復活してくれることを願いたいですね。
小さい頃からおもちゃや本、上空を飛行するようすなどで慣れ親しんだ遠い存在の飛行機を、短い期間でしたが撮影し、さらには搭乗することができたことは、まるで夢のようでした。
今回の遊覧飛行でもらったもの。

機内でおやつとして配られたクッキー、開けてみるとロゴに日付まで!
超レアなチケットを手配してくださったMonochromeさん、こんな素敵な企画をしたANA、そして最後に隣で撮影されていた地元の方に感謝です!
本当に素晴らしい旅でした!