さていよいよ決勝の朝です。
予報通り未明から雨が降ったり止んだり…車内で帰る準備をしたりしてゆっくり過ごし、雨雲の少ないタイミングを見計らってサーキット入りです。

残念ながらマンセルのクラシックF1カーによるデモ走行は中止になってしまいましたが、ドライバーズパレードは予定通り行われました!
メルセデスとマクラーレンは傘なしで寒そう…。

キミはさすが!…顔が見えただけ良かったです(笑)。

悪天候のなか観客席のほうに向いて手を振ってくれたドライバーは、ニコ・ロスベルグ、ダニエル・リカルド、ロマン・グロージャン、エイドリアン・スーティル、そして…

小林選手は途中から傘もたたんで、ずぶ濡れで声援に応えていました。これが本当のプロですね!
コースインスペクションは珍しくセーフティカー2台で走行。

そして開始30分前になり、レコノサンスラップが始まりました。

久々に見た水しぶきを上げ走行するF1カー、本当に美しいです。
レースはメルセデス3台体制でスタート!

…と思ったら、2周目で赤旗となり中断してしまいました。

たぶんドライバーの視界不良? レース前には結構降っていましたが、スタート時には小雨になりすぐ止みましたので、そのままSC先導で5周ほど走ればコース上の水も飛んで再開できたように思いますが、やっぱり安全が一番ですね…。
20分ほどの中断ののちにまたSC先導で再開、しかし今度は…

あらら…フェルナンドが止まってしまいました。どうも電気系トラブルのようです…。
だいぶコース上の水も少なくなっていたのでセーフティカーは2〜3周で戻るかなと思いましたが、7周も先導してようやく解除。
するとジェンソンがピットインして、いち早くインターミディエイトタイヤに交換し出て行きました!

SC戻ったばっかりだし速すぎるんじゃ?とタイミングモニターを見ると、なんとウェットタイヤより速いタイム!
さすがにメルセデスの2台には追いつきませんでしたが、3位までジャンプアップしました。
こういう天候のジェンソンはさすがですね!
1台になった跳ね馬、キミはピット作業のミスもあり苦戦…。

各所で接戦が見られました。

レースのハイライトはこちら? ルイスのブレーキ真っ赤です!

ウェットタイヤでは調子の良かったニコでしたが、インターになるとペースが悪くなりルイスに抜かれてしまいました。
その後、雨が少し降り始めたところで例のクラッシュが発生し、赤旗となってしまいました…。
TV放送ではあまり情報が伝わってないようでしたが、現地はピエールさんの実況で深刻な状況が…。
ジェンソンはそのすぐ前にステアリングのトラブルでピットインし、天候を読んでウェットを履いて出て行ったのですが、残念ながらレースは続行されず…。

結果5位となりましたが、タイヤ選択でレースを盛り上げてくれてとても楽しめました!
3位にはレッドブルで最後の走行となるセバスチャン。
レッドブルでの鈴鹿は全て表彰台フィニッシュ! 素晴らしいです!

ルイスが鈴鹿初優勝し、選手権ではニコを10ポイントリードすることに。
中盤戦はトラブルに泣きましたが、タイトルへの流れはルイスに来ているようですね!
さて戦略面もオーバーテイクも見どころが多く、今年も楽しい日本グランプリ決勝になりましたが、なんとも後味の悪い終わりかたになりましたね…。
いろいろと報道されていますが、現地で観戦していて感じたのは、まだその時間帯は雨脚は強まっていませんでしたし、暗すぎるということもありませんでした。データを見ても雨が降る前よりタイムが1秒落ちたくらいでしたし。
先日FIAの発表にあったように、最初にスーティルがクラッシュしたときのレースコントロールの対応や、コースマーシャルの作業はいつも通り素晴らしいものでした。
しかしダブルイエローの区間で、他のクルマも含め少しスピードが出すぎていたのが一番残念なところです…。
これからFIAが対策してくると思うので、より安全にレースが楽しめるようになってほしいですね。
ジュール・ビアンキ選手の一日も早い快復を願うばかりです。

レース後のイベントは台風接近で全て中止となり、一斉に観客が帰ったので出口はいつも以上に混雑しましたが、車に戻ってからの戦略がうまくいき5分ほど渋滞にはまっただけで、あとはとてもスムースに帰ることができました。
来シーズンはホンダも復帰するので、今年よりかなり賑わいそうですね〜。来年もぜひ見に行きたいです!
こんなところで、今年の鈴鹿F1ブログは終了です。
見たい画像などリクエストがありましたら、お気軽にコメントください!
Posted at 2014/10/13 16:46:51 |
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