
前々ブログでも書いたようにどうも先月29日に発売されたNikonニューサンヨンレンズのAFがカワセミ撮影においてAF速度が旧モデルより遅いと感じ、旧サンヨンなら合焦していたであろう撮影画像にピンが来ていないのでいろいろ実験してみました。またニコン梅田サービスセンターへもD4s+TC14EⅢ+ニューサンヨンを持ち込みAF精度ピント等を診てもらいました。
ローパス清掃&ファインダー清掃もかねて(来月保証期間切れたら2000円いるので、笑)AF精度について聞いてきた結果、旧サンヨンより新サンヨンのほうがAF速度が遅くなってませんかの質問にたいしては「撮影条件によってはそういう可能性もあるかもしれない」という回答でした。僕が持ち込んだ機材については同じ組み合わせでテストした結果変わり無かったということ。
その結果を念頭に週末よりカワセミ実践テストに行ってきました。
その日はけっこうカワセミの動きもありある程度の考察が出来たように思うのでブログに書き留めます。
とにかくカワセミが木にとまっていて川を覗き飛び込みだして魚を取って元の位置へ戻る時間が平均1秒~1.5秒だということが分かりました。
今回はD4s+TC14EⅢ(換算420mm)での実践で、D4sは1秒11コマ撮れるのですが、ややこしいので
1秒10コマとして全ショットを公開します。1ショット前にもう一枚あります。
D4s+300f4VR+TC14E f5.6 1/2000 VRはスポーツモード
1ショット目(0.1秒経過)
飛び込んだので瞬時にファインダーで追い捉えましたがAFこず。
2ショット目(0.2秒経過)
3ショット目(0.3秒経過)

矢のような画像は以前撮れていたはず。
4ショット目(0.4秒経過)

水中に入り魚を取ろうとしていますがピンはまだこない。
なんと飛び込んで魚を捕獲する時間は0.1秒(汗)
5ショット目(0.5秒経過)

魚取って飛び出そうとしてるのにまだピンきません、イライラー。この魚咥えた顔出し決定的画像は絶対ほしい。
6ショット目(0.6秒経過)
0.6秒の時点でようやく合焦!!カワセミも僕もヤッターのポーズ(笑)
この画像が来てなかったら怒ってるだろうしガッカリしてるだろうなー、マウント替えだーと。
よってニューサンヨンでは0.1,2秒早くシャッター切らねばならないということ。
7ショット目(0.7秒)
欲しいのはこの辺までかな!?
8ショット目(0.8秒)
魚を取った後は飛ぶスピードも落ちてるしありきたりな画像になるのでゴミ箱行きになります。
よって欲しいのは4-7の画像。4-5を撮れるよう反射神経を高めなければいけない。
9ショット目
10ショット目
以上が1秒間の経過ですが、カワセミの場合は超瞬時の出来事ゆえAFが合焦するために必要な時間の平均が0.5秒かかることが私見ですが判明。一方旧サンヨンでは少なくとも矢のように飛び込む0.3秒目で合焦していたように思う。(今になっては売却したので比較できませんが)
そしてVRノーマル、スポーツ、切りの3モードも試してみましたが今のところどれも同じような感じ、とりあえずこのニューサンヨンレンズは超軽いし、新設計ゆえ解像度も良く旅行等での持ち出しも苦にならず手持ちで望遠撮影出来るということはすごい進化だと思う。D810やD750のDXモードでは450mmf4で1.4テレコン装着で630mmf5.6は夢の超望遠レンズでしょう。
その他のほぼ同じ結果のカワセミ画像を。
次は綺麗好きなカワセミ君水浴び画像、数回飛び込んだのでビショ濡れです。
水浴びは川や池の真ん中で何度か飛び込むので遭遇すれば必ず撮りやすいシーンです。
魚取り失敗ノートリミング画像(失敗したときはこんな顔付します)
このときも0.6秒くらいで合焦。
そしてもうひとつカワセミが飛び込んでバックが水面の場合は合焦しやすく、バックが岩や陸である場合はピント来にくいことが判明。
カワセミ以外のAFについてはツバメのスピードは難しそうですが、遭遇率低いですがヤマセミは少し大きくて遠いのでAFはカワセミより容易だと思います。よって普段使いのAFはこんなものかなとも思う。
カワセミ画像ばかりでは味気ないので、菜の花ハッチーの画像も添付しまーす。
マクロの季節、菜の花が咲いていたので近くに行くとハッチが!
ハッチの生活も面白そうだったので少しパチリ。
以上、なんかスッキリしました!これからニューサンヨンをがんがん撮影しようと思います。
とりあえず前モデルより0.3秒ほど早く親指AFかシャッター切れっていうことかな。
花も今年は撮ってみようと思います。
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Posted at
2015/02/23 21:24:37