先週ヤイロチョウリベンジに行ったわけですが、どうしても背中のブルーを撮りたかったので再リベンジに行ってきました。今回はM135乗りのお方(非みんカラではありますが知ってる人は知っている)と現地にて早朝4時半に約束、僕は寝過ごしてはいけないので土曜日仕事が終わってから滋賀県の森の近くの道の駅へ直行し久しぶりの車中泊。レヴォーグの助手席はけっこう楽に過ごせました。一晩中雨で寒かったー!
今回の撮影用機材も雨の中アップダウンを担いで動くことを想定してD810+300f4+TC17EⅡで500mm、1.2クロップ600mm、場合によってDXの750mmを使う予定。三脚は1脚の使い方でベルボンの645をセット。手持ちよりかなりマシなはず。
TC17EⅡはAFCでのAF動作がメーカーNGだったと思うが心地よく動作するので1.2クロップ600mm手持ちがすこぶる使い勝手がいい。
これでブルーに輝く羽根の証拠写真が撮れたら次回場所を決めうちで(走り回れない)ゴーヨンでいくつもり(まだ行くんかいな)

(ニコン300f4VRの未修正見事なPFフレア画像、一度NXDでどれだけ改善できるかやってみるつもりであるがこのレンズ光源はダメっぽい。夕景飛行機もレースもダメだろう)
さて現場に少し早く着いて待っていると、小気味いい快音が聞こえてきた!6気筒320馬力N55エンジンのM135.!(静かに走りなさい、ヤイロチョウが逃げるじゃないいか、嘘)
本日は昨夜よりずっと冷たい雨、寒い。車はまだ20台くらいで関東方面のナンバーが目立ちました。多摩ナンバーでご夫婦で来られている上品で綺麗な奥さんともお話しましたが滅多に見れない鳥なのでぜひ見たいと昨日から連日来られているそうです。
今回も女性多く、野鳥には珍しく20代の女性の姿も多かったです。
さて前回はこんな感じで背中が隠れていたので光るブルーが撮れなかった。どう考えても、やっぱり今撮っておかないと一生、「あの時なー」と「あの2015年6月」と後悔すると思うからです。
実際2-3回来てヤイロが上にいるのに居場所が分からない人がたくさんいますから。そういう方は見れるまで鳴き声が頭から離れない(笑)
(先週のヤイロチョウ)
しかし先週と大きく違ってる状況をみなさんに聞いたのです。それはあの特徴ある鳴き声が1/10の音量になって鳴かないときが多くなったということ。たぶん営巣中で外敵に居場所を知られてはいけないので鳴かないらしい。
この鳥、大声で近くで鳴かれてもなかなか見つけられない鳥なのに、よりいっそう困難に。
今朝は定刻の5時半になっても音沙汰無し。雨は降るカメラは濡れる寒いの三重苦(泣)
山中は山ビルが傘に乗っていた人もいましたがマムシもいるし怪しい茸も生えている。おまけに降り続く雨で足下はドロドロで滑りやすい。
それでもここは野鳥の宝庫。
僕が4回来た(4回も来てんのかよ、毎日来てる人もいますから)中で見た鳥はこのヤイロチョウ、アカショウビン、オオアカゲラ、アオゲラ、サンショウクイ、キバシリと普段見れない野鳥がいっぱい。
その他の鳥はシャッター切りません(笑)
そうこうしているうちに2時間くらい経過で皆に焦りが見えてきた頃。
鳴いた!頭上にいるのを誰かが見つけた!!総勢50ー60名、「わかるか?」「どの枝か教えて??」「押さんといて」とかで皆で教え合い約60%くらいの人が分かったかな!?
これは多くの人の目があるから探せるものであって一人で探しても分かるもんじゃ無い。その場一種の連帯意識がある。だからある程度こういう難しい鳥の場合大人数のほうが絶対にいい。
5分ほどでヤイロチョウは飛び去った。
ここで僕も証拠写真は撮れたけど、背中がまだだ!!
同行のI氏も初参戦、初撮り成功、さすが猛禽や戦闘機撮りだけのことはある。
でも良かったです。撮れなかった人も多数いましたから。
しばし下を散策に行くことに。
僕の設定は今回もマニュアル露出でISOをオートで上限を3200に設定。
キビタキの幼鳥がいて雨で暗かったのでSSを1/50まで落とした、600mmではキツイかな。
そうこうして下のほうへ歩いていくと、あの撮りたかったアオゲラが目の前にいた。
かなり暗いシチュエーション。
咄嗟に構えシャターを押しながらヤッタかなと(笑)
2分くらいの夢のような時間。
あ、アカン、シャッタースピードが1/50のままやった!!
一生悔やむミスを犯してしまったー、ブレブレ連発、画像はこれがマシなほう。
やはり600mmで1/50連射はきつすぎた(あたりまえか)
もう二度と無いかもしれないアオゲラの大チャンスを逃した(泣)
(といっても日本の野鳥、ヤイロチョウじゃないからチャンスはあるかな、でも5m....)
唯一600mm、1/50で解像してる、蟻が逆襲でのど付近にとまってる画像。
(まあ画像はISO2500だから気がついて1/100に設定してもかなりアンダー、咄嗟にメニュー画面で上限6400に変更できる時間は野鳥の場合無いし仕方ないかな)
とにかくシャッター切ったから歩留り悪すぎるがこういう残せる画像があるわけかな。
そして9時6分、本日のクライマックスへ。なんとか探し当てた!
この子は先週の子ではなく雌だと思う。最初の方にあげた先週の子とは日の丸の位置も大きさも違うし胸の毛も白くて綺麗。
でもヤイロチョウは雌雄同じで綺麗な鳥だから見分けにくい。何処か決定的な違いがあるのだろうか。
あっ、ホログラムブルーは撮れたけどカワイイ足が写ってない(爆)手前の太い枝がジャマだー。
再再再々リベンジだ!!
そうそう、午後のヤイロチョウの居場所がどうしてもわからなかってね、その前述の多摩ナンバーの綺麗なご婦人に照準器のドットをヤイロチョウに合わせてもらいました(笑)現場は皆で助け合いです。雨でしたが気持ちよく撮影できました!!みなさんに感謝です。