プラチナロビンのブログ一覧

北嶋一郎さんのノンフィクション著書「生きぞこない」を紹介します。バブル世代の頑張り屋さんがIBMに入社してそれこそ頑張ってすぐに年収1000万以上になり六本木カローラ（BMW）購入、クーペの王様６シリーズにも乗り次々と高級車を購入、改造。公私とも順調に進んでいた人生が、当時僕もハッキリ覚えてるニュース「IBMが中国レノボに買収パソコン事業から撤退か！」もあったように挫折、その後エージェント（ヘッドハンティング）によりインテルへ1500万で有利に転職するも半導体不況により長くはおれず、PC分野で終身を期待して2000万で日本企業富士通へ入社.....。
そのころ1000万で購入(改造費に+1000万）したポルシェボクスターSに乗って有給休暇を取り当時の彼女の実家へ挨拶がてら福島へドライブ、それをブログ（たぶんみんカラ）に面白おかしく写真とともにアップ（そりゃ誇張して楽しく書きますよね）、それが後日社内で話題、問題視され結局富士通も去ることに。その後はPC不況もあり年収を下げてもエージェントから連絡も全く無くなりドラッグストアやうどん屋などでバイトする。結局定職につけず車の購入費用、巨額の改造費、高級時計（ロレックス、パテック、パネライ等）マンション購入費でできた借金1億円以上を抱え......

2009年9月8日「もうだめです、皆さんありがとうございました」とブログにアップ。
ブログ仲間からの心配の書き込み.....。死を決めてもまだ誰かと繋がってる実感。
そしてこう書かれています「ブログはすべてを失った僕に許されたささやかな居場所だったように思う」と。結局自殺したものの間一髪ブログ仲間とポルシェ改造会社の店長が無理やり管理人に鍵を借り間一髪助かったという話。あまり書いてしまうと読もうと思ってる方に申し訳ないので書きませんが最近読んだ本の中で買ったその日に一気に読み終えた本だったのであげてみました。
北嶋さんの気持ちもわかるような気もするし、ここは違うやろっておもうとこもあるし一人の正直な人生だと思いました。現在自己破産申請中みたいですが本が売れて借金が返済できればいいんですが、応援したいと思います！
良かったら読んでみてください！みんカラユーザー向きです(笑）
人間誰しもポーンと現金でカッコ良く買物する時の気持ち良さはわかりますもんねー。和光とかで、あっそれ以上言えません。

もうひとつ百田尚樹さんの「海賊と呼ばれた男」これも実在する物語で（出光会長とその社員たち）戦後の混沌とした状況の中信念を貫き通した男の話で当時の政府、GHQ、石油配給公団とのやりとりが実に痛快で感動的な本です。学生時代東北旅行中に偶然見た新聞記事から秋田の臭水（石油）との運命的な出会い。日田重太郎、満鉄での実験、いいなー。作者は元？探偵ナイトスクープのメイン構成作家。壮大、痛快な実話本で引き込まれます。まだ上巻のみですが（笑）下巻が楽しみ。どちらも映画化、ドラマ化してほしいものです。

秋の夜長、ブログ徘徊もよし、読書もよし♪しばし現実逃避できます。

今回はコメントオフにしてます。