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2021年01月11日 イイね!

「アフターパーツ取付」時に発覚する「車両側初期不具合」とその責任について

※以下内容は今回自分が感じたこと、見たことを記載しています。
 メーカーが悪いとかユーザーがいいとか、パーツメーカーがどうとか
 そういう視点ではなくアフターパーツをつけるということをされる場合の
 ”ふんぎり””気持ちの整理””責任の所在”
 そういう部分を再認識しなければならないなと思った内容です。

「アフターパーツ取付」時に発覚する「車両側初期不具合」とその責任について

結論としては 当たり前のように

「すべてユーザー責任」 

になるのですが


これって当たり前なのですが結構大事なことというか
やるせない気持ちになることってありますよね。

なんで急にこんなことを書いているかというと
つい最近 このことに触れる機会がありました。


何が起きたかというと


ある日突然

「前方システム故障」「DSCが発生」「サイドブレーキ引いてる」「なんかぶつかってます」


という多重エラーがメーター内に発生しメーターが走行中
かなり華やかでした。 爆


原因を探て行くと


右リアブレーキからのフルード漏れが起きていたため
フルード容量が減っており

 フルードが足りない を検知した 車両の各システムが
 
 「前方システム故障」「なんかぶつかっとるで」
 ⇒自動ブレーキ効かない可能性があるので故障と判断
 
 「DSCが発生」「サイドブレーキ引いてる」
 ⇒フルード容量が少ないです
 
 を発生させていました。

具体的な個所はこちら。



※赤丸の車両とホースをつなげる部分で取付部分から
 漏れていました。
初めはホースの劣化を疑ったのですが
私のブレーキはアフターパーツではありますが
ある程度しっかりしたメーカーのもので
同タイミングで購入、施工したその個所以外からの
漏れはありませんでした。

当然取付はいつもお願いしているお店で依頼。
取付た当日は漏れていませんでした。。というか
じわーッと漏れていたのだろうと思います。
※その時気が付いてても以下の内容で相当の時間を要したと思います。


ここからかなりの時間と費用をかけた調査と
対応となり、 結果 今はうまく処置ができたことで問題なくなっています。


さて、そこでは何が起きていたのでしょうか。。

**** ここからは 実際の事実しか書いていないです。 ****


想定される可能性は多くはありませんでした。

【想定された可能性】
・取付時に取付個所にごみが付着しそこから漏れていた
・取付時作業で取付個所が破損しそこから漏れていた
・ブレーキホースも流用したのでホース側が痛んでおりそこから漏れた
・車両側の付け根が破損しておりそこから漏れていた


【想定できなかった可能性(製造時の問題)】
・製造中に車両側の取付で車両側が破損(変形)しており
 製造時はその状態でもきつく締めて圧着していたため漏れがなかった
 が外して交換したことで圧着面の当たりが変わり不具合が起きた


■そもそもの交換手順と仕組み
 【交換手順】
 ・車両側ネジを緩める
 ・純正ブレーキホースを外す
 ・社外品ホースを取付る
 ・車両側ねじを締める
  以上。

 【ブレーキフルードの通る仕組み】
 ・車両側のホース内を通ったフルードが
  ホース内の中心にある穴と密着状態となり
  漏れることなくキャリパーへ伝わる

ホース交換したことがある人であればわかると思いますが
取付け部分の仕組み上それ以上でもそれ以下でもなく

車両側の 〇 ←フルードの通る穴

ホース側の 〇 

がセンターで止まり 圧力も逃げない形であれば
「漏れない」

のです。

因みに 車両側のフルードが通る穴の終端形状はこんな感じです。
「漏れが発生しないホース終端」
写真


漏れていた側の終端形状はこんな感じ


本当にごくごくの差なのですが

先端肉厚が異なります。

写真だとわかりにくいので図で書くと
こんなくらい違います。




これが ホース側の 〇とうまく接合しない
部分が発生し 圧力をかける(ブレーキを踏む)
際に隙間からフルードが漏れていた原因でした。




この特定に至るまで 新品のホース取り寄せ
車両側の口の再確認、特殊部品の手配
等相当の時間と労力を要しました。
何より その個所以外から同じ作業をして漏れていないのです。
また、その個所だけ車両側とホースを取り外すとき
異常にきつく締め付けられていました。

このことから 車両作成時、漏れていたか漏れていなかったかは不明ですが
他の箇所よりもかなりきつく締め付けられており

車両側の口が つぶれた状態で純正ホースと圧着されて漏れていなかった
外さない想定ならそれで問題はなかったが今回変えたことで
つぶれている先端と交換後のホースで圧着がうまくいかず
(他の箇所と同じくらいの取り付けトルクで締めていた)
圧が逃げてフルード漏れにつながっていた。

という事実が浮かび上がりました。

※証拠かどうかわかりませんが純正のホース側の口の
 メッキが 漏れていた方は剥げています。(右側の中心〇周辺)




ホース内の接合面リング全体のメッキが剥げることは通常考えると
あり得ないので(圧着以外では)証拠というよりは
原因がこれだと再認識しました。

原因が特定できたので解決策を練りました。
これも解決策は数えるほどしかなく・・・


・車両側のホース交換
・車両側のホース口の加工
・ブレーキホース口側を加工
・ホース接合面にシーリングを行う(銅のチップ)
・ホース接合面にシーリングを行う(耐油テープ等)


車両ホース交換 ⇒ 費用不明(現実的ではない

車両側のホース口の加工 ⇒ 失敗すると目も当てられない

ブレーキホース口側を加工 ⇒ そもそもできないだろ・・

シーリング関係 ⇒ 再発あり得る

と息詰まる(行き詰まる)も 色々な部品などを駆使して


車両側のホース口の加工(元の形状に近いというよりも
漏れないフィッティングのテーパーに加工)
となりました。(専用の部品を利用し圧着で形状を整えました。)

これによりブレーキを 親の仇! とばかりに
あほほど踏んでも漏れも全くなくなりました。


ここまでに要した時間とお金・・・・
プライスレス・・・ >_<


めでたしめでたし・・・・


というのが事の顛末です。

数μmの世界かもしれませんが貴重な経験でした。

なんせ

よっぽどのことがあったとしても

車両側の ホース口にごみが付着、破損する

というのは普通に考えて非常に可能性が低い事態なので。。

また、安心、安全になるはずの装備が
 不安、危険になる装備に変わると思うと
恐怖を感じざるを得ないです。
最近の車両はいろいろ機能がついてるなぁ、、と改めて実感。


今回のような経験からアフターパーツを取付るという
事に対して今後は 「それを付けたことで起きる最悪の事態は何か」
まで考えて取付れるようにしたいなと思いました。


という備忘録です。

本件でメーカーにクレームやお店にクレーム、パーツメーカーにクレーム
とかそういうのは発生していませんしするつもりもありません。
交換したのは自己責任なので。

最後にメーカーへはまだ話はしていないです。
お店とブレーキメーカーさんには非常に真摯に対応をいただきました。
本当にありがとうございました。


皆様もアフターパーツを利用される場合は今一度
交換後に何が起きる課まで考えてつけることをお勧めします。


何はともあれなおってよかった。。。


年明け一発目からかなりな事件でした。


あ、そういえば


明けてました
おめでとうございます。


本年もよろしくお願いいたします。


m(_ _ )m  Ria
Posted at 2021/01/11 12:25:47 | コメント(0) | トラックバック(0) | ミナタソRV | クルマ

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