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2012年05月04日 イイね!

数日経って、、、(長文注意)

数日経って、、、(長文注意)FSWでのクラッシュから数日経ちましたが、日にちが経つにつれて何であんな運転したんだろ~と毎日後悔しきりです。

あのような形でクラッシュした車の写真を公開したことに不快な思いもされた方もいるかもしれません。改めてお詫び申し上げます。 ただ、前のブログにも書きましたが、今後サーキット走行を行われる方への参考になればと思い、ハズカシイことも含めて今までのサーキット活動は余すところなくUPしてきたので、今回もその流れでUPしました。

今回は、今後サーキット走行を行われる方の反面教師として何でこんなことになったのかという経緯と、あまり情報が無いクラッシュ後の後始末についてちょっとUPしておきます。

【原因】
原因は2つあると思っています。1つは単純な運転ミス、もう1つはメンタルなものです。 後、リアのタイヤのグリップを下げてしまったことも原因の1つとして追加します。

運転ミスに関し、今回100Rでインを巻いたのは、リアがブレークしそうになったときにブレーキを強く踏んでしまい、リアがあっさりとブレークしたということです(アホ過ぎますが、、、)。

この日までに袖森の複合(5,6)コーナーで左足ブレーキによるアンダー解消がそこそこ上手く行っていたので、100Rでも応用してやろうと目論んでいました。
ただ、直前の袖森(4/22)の複合コーナーではESPを切ったまま、左足ブレーキをしてスピンしたのを、あっさり路面状況のせいだと片付けて、ESPを切ったときの高速コーナー中のブレーキの危険性をちゃんと理解していなかったのは我ながらアホ過ぎます。
そして、袖森の複合は左カーブなので、横Gがかかっても踏ん張るのは右足、左足は比較的自由なので微妙なブレーキの踏力のコントロールができます。しかしながら、100Rは右コーナーなので、横Gがかかったとき踏ん張るのは左足。したがって、左足で微妙なブレーキの踏力のコントロールはできません。特にノーマルシートでは太股以下は全く支えてくれません。なので、横Gがかかったとき、右コーナーでは微妙なブレーキの踏力のコントロール等無理な状態でした。

で、走行開始後、数周してスローダウンする車もでている中、複数台で連なって100Rへ入り、外からきた車を抜かせようとブレーキ踏んだとき、ついつい100Rでは左足ブレーキをするんだと自分に刷り込みをしていたので、左足で減速ブレーキ、微妙な踏力のコントロールができず、リアがズルっと滑ってカウンターらしきものも当てることなく、ブレーキをリリースこともできず(ヤバイと思ったまま固まりました)、滑っていきました。

ただ、ちょっとずつ止まりかけたので「なんとかこのまま止まってくれ~」と祈りましたが、前輪がインの芝生に落ち、そこからは減速することなく、近付くガードレールを見ながら「○○(次男坊の名前)、ゴメンやっちゃった」と思いながら、激突しました。

メンタルなものに関しては、前周までに100Rで違和感があったにもかかわらず、ここでピットに入ったらもったいないとか、TC2000や袖森で自分の目標タイムがでていたので、はやくFSWでも出さなきゃとの焦りとか、さらにはここんところアタックが上手くいっているというとという慢心とかが絡まって、違和感を無視してしまったことです。

違和感があったら、走りたい気持ちをグッとこらえて名誉ある撤退をすべきなのですね。この点、先日の袖森でのJavel!さんはとても見事だと思います。

後、直前に溝の減ったタイヤをリアに持って行ってしまったことも原因の1つだと指摘されましたが、これも尤もな指摘です。リアがちゃんとグリップすれば、あんなに簡単にブレークしなかった可能性もあります。FFはリアが大事で、特に初心者、初級者のうちはアンダー出がちでも敢えてリア優勢に持っていってリアのブレークを防ぐことに留意した方がいいと思います。

【対策】
なので、後の祭りですが、こんなクラッシュを二度と起こさないためには、
・横Gがかかっても微妙な操作ができるようにバケットを入れる
・違和感感じたら、素直にピットイン
・ブレーキの微妙な踏力をコントロールできないうちはESPを切らない
・リアのタイヤのグリップはキチンと確保する(タイヤの溝、空気圧でリア優勢にする)
こと等が対策でしょうか。素人の考えなので、いろいろ間違いもあると思いますが、今後サーキット走行を行われる方の参考にでもなればと、、

【クラッシュ後の後始末】
クラッシュした後Dまで車を持っていった経緯を差し障りのない範囲で記載します。

まず、自分が車を降りてコース外に脱出した後、黄旗、赤旗となりましたが、その後、コースのレスキュー車が内周路を使ってほんの数分で来ました。

そして、レスキュー車のオフィシャルと一緒に現車確認(ブレーキは効くか、ハンドルは効くか、タイヤは転がるか、エンジンはかかるか、液漏れはないか)をさっと行いました。自分でやらなくてもオフィシャルがいろいろ指示してくれるので、それに従えばOKでした。

また、このとき破損したガードレールの枚数の確認が行われ、確認内容の同意を求められました。

その後、レスキュー車のロープで牽引してコース外へ待避します。このとき、牽引されながらもハンドル操作、ブレーキ操作を行う必要があるため、自分は車にのったままでした。但し、横にオフィシャルがついてブレーキやハンドル操作の指示をしてくれるので、それに従えばOKでした。

コース外にでた後は、パドックへ車を移動させるため、本格的に車をレスキュー車に固定し、パドックまで戻りました。こんとき私はレスキュー車の運転席に同乗しましたが、ここで、今後のことについて諸注意が与えられました。例えば、何時何分に窓口(走行券売り場)へ出頭すること、ライセンスカードを提出すること、近日中にイベントがあるので何日までに車を回収すること等です。

パドックの空いたスペースに車を降ろされた後は、片付けして撤収準備を行いました。好奇心から写真を撮るような人間もおらず、何人の方から慰めの言葉をもらいました。これは凹んでいた自分にとってとても救いになりました。

そして、指定された時間になったら走行券販売窓口へ出頭し、コース施設破損請求書にサインした後、破損したガードレールの修理費を支払いました。マメ情報ですが、現金を持ち合わせていなくてもカードで支払えます。

その後、レッカー業者を走行券販売窓口で紹介してもらいました。この業者(バッファロー)さんは仕事が丁寧で、料金も良心的(3諭吉6漱石)でした。うちは子供連れだったのでレッカー車に同乗できなかったのですが、わざわざロハで代車を用意してくれました。但し、費用の精算は目的地に到着したときに現金なので、途中でATMのあるコンビニによってもらい目的地までに現金を準備しました。

その後は、Dに車を預かってもらい、今後のことについて相談した後、帰宅しました。

バーニーさんには死ぬほど怒られました。当たり前ですが、、、

【クラッシュに備えて】
今回のクラッシュ後、自走はできないものの、液漏れもなく、エンジンもかかったので、直そうかなと一瞬思いましたが、前のメインフレームが逝っているようで、運転席側のドアが開閉時引っかかる等の現象がでました。そうすると、多分修理費が200は超えるのはほぼ間違いなく、今回の件は天の神様が未熟な自分にこんな速い車に乗っちゃイカンと告げているのだと思い、大変に思い入れのある車ですが、泣く泣く廃車することにしました。

車に深刻なダメージを与えたのは牽引フックです。ガードレールと衝突した際、牽引フックがフレームを押し込んで変形させたようです。なので、JAF戦にでも出ないかぎり、牽引ストラップの方がいざというときに車へダメージを与えないかもしれません(あくまで私見です)。


後、できれば事前に修理工場やショップと知り合いになり、いざというときに持ち込めるぐらいの関係を築いておいた方がいいと思います。私の場合、Dに運んだ後、廃車を決定し、別のショップで解体することにしたので、レッカー代がちょっと余計にかかります。できれば、最初からショップへ持ち込めば、手間とお金の節約になります。

【やっぱりサーキットは安全】
いろいろダラダラと書きましたが、今回クラッシュして感じたのはやっぱりサーキットは安全だということです。

まず、スピンしたときも自車は進行方向にスピンしながら進んでいきますが、周りの車も同じ進行方向へ進んでいるので、相対速度差は小さく、ぶつかったとしても衝突エネルギーは少なくても済みます。これが公道だと対向車がぶつかる可能性もあるわけで、そのときに受ける衝突エネルギーはかなりヤバイレベルです。

後、事故処理に慣れた複数のオフィシャルが数分後には迅速に現場を処理するので、2次被害がありません。また、自車、自分もすぐに安全な場所に逃げられるので、さらなるクラッシュ、怪我を負うこともありません。公道だと救急車が駆けつけるまで早くても10~20分はかかるでしょうし、現場を仕切る他の仲間がその場にいないかもしれないので、最悪後から来た車につっこまれるおそれがあります。また、破損した車の後片付けなどは警察の現場検証が終わってからとなるので、時間も大幅にロスします。

変な言い方かもしれませんが、あれだけのクラッシュを起こしたのに、事後処理は自分のことだけで済むというのは、ドタバタしている自分にとってとてもありがたいことです。公道だと巻き込んだ相手との交渉、保険会社との交渉、警察の事情聴取があり、下手をすると起訴されたり、民事で訴えられたりします。事後の処理の容易さを考えてもサーキット走行は公道での爆走に比べて遥かにメリットがあります。

後、サーキットではコースアウト即、バリアやガードレールというところは少ないので、コースアウトして何かにぶつかるまでに身構える時間があります。私もコースアウトした後、迫ってくるガードレールを見ながら首ができるだけ伸びないようにグッと力を入れるだけの時間的余裕がありました。おかげで軽度のムチウチで済み、今は接骨院でマッサージしてもらうだけで済んでいます。これが公道だと、コースアウトしたら衝突まで身構える時間もないでしょうし、最悪には谷底へサヨウナラなので、身体面へのダメージに関しても圧倒的にサーキット走行が有利です。

なので、また車の限界を確かめるような走りをしたくなっても、私は絶対サーキットやそれに準ずる場所以外では行わないつもりです(でも、当面サーキットでのスポーツ走行は行いませんが)

【サーキット走行の薦め】
クラッシュした私が言うのもなんですが、車の限界性能を試したい方は是非サーキット走行を行うことを薦めます。

先に述べたように公道に比べて、圧倒的に安全ですし、マナーを守る範囲であれば、周りにあまり気を遣わずに車を思いっきり走らせることができます。

公道ではアンダーって何?リアが滑るって何?という状態の私でも、サーキットではアンダーを実感し、リアの滑りを実感することができました。

あんなサーキット走行のやる気をそぐようなブログをUPしておきながら何を言う、というような意見もあるかもしれませんが、折角手に入れた愛車の限界を知ることなく過ごすのはもったいないと思います。そして、サーキット走行では非日常な何かを味わうことができます。私はこれにやられて、この1年弱で19回サーキット走行を行いました(FSW 14回、袖森 3回、TC2000 2回)。

自分の愛車の限界を知ってみたい方、非日常を味わいたい方はは是非、サーキットを走ってみてください。そこには病みつきになる何かがあると思います。

最後に、不快に思われた方がいたらメッセください。その場合、このブログはさっさと削除しますのでm(--)m

【今後】
車は廃車にしますが、エンジンやミッションは生きているので、部品取り車としてショップ(J engineさん)へ提供することにしました。J engineさんのご厚意で、しばらく現車をショップの脇に置くことができるので、落ち着いたら剥ぎ取りオフでもやれればいいかなと思っています(但し、MTLIFEさんのように魅力的な部品はついていませんが)。純正部品のスペアが欲しいと思われる方は是非、検討してみてください。これで少しでも金銭的ダメージを緩和しようとは全く考えていないので、超格安でお譲りします(ヘンな負い目を追わせる可能性があるので、無料での提供は避けようと思っています)。

後、バーニーさんからは通勤用なら新たに車を購入してもよいと言われたので、中古のフラ車のハッチバックを購入することにしました(というか購入しました)。数字だけの車ですが、先日の袖森フェスではルノー車?と認定されたらしいので、ルノースポールな皆さんと今後もお付き合いできるのではと考えています。


長文失礼しました。
Posted at 2012/05/04 00:53:36 | コメント(27) | トラックバック(0) | クルマ

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