450h+ Version L ソニッククロム(1L1)
6年半乗った前車ヴェルファイアハイブリッドからの乗り換えです。子供も上2人が独立し、多人数で遠出することもほぼ無くなったため、7人乗りミニバンから5人乗りSUVへ乗り換えることにしました。一度目線の高い車に慣れてしまったらセダンやクーペなど車高の低い車には戻りにくいですね。子供の頃はスポーツカーに憧れて大人になったらこういう車に乗りたいなと思っていましたが、先日86に試乗したときはこんなに乗り降りしにくいんだと、年寄りにはきついなと実感した次第です。40歳の頃ロードスターの試乗をした時にセールスさんに「こういう車は今しか乗れないので買うなら今ですよ」と言われたことを思い出しました。正にその通り、セールスさんの言った言葉は正しかった訳です。
NXの話に戻りますと、スタイリッシュな外観もさることながら、内装も非常に洗練されていて、特にレクサス車を買う気を大きく萎縮させていたアナログ時計とタッチパッドが廃止になってくれたこと、老眼には辛い小さ目のモニターが大きくなったこと、eラッチの心地よい操作感、実用的な高速道路でのLCCやLTAを始めとした運転支援装置が購入を決定づけました。
RAV4が出たときからパワーと燃費を両立したPHEVが気になっていましたが、RAV4の武骨な感じがいまいちなじめなくてハリアーPHEVが出ないかと待ち焦がれていたところ、先にNXのPHEVが出てしまいました。そうこうしているうちにハリアーPHEVも含めてあらゆる新車の納車待ちがひどくなり、しばらく新車の購入は見送ることにしていましたが、NX受注再開の吉報を受けてこの度契約するに至りました。
PHEVの自宅での充電は当分は100Vで様子見することにしました。満充電に33時間もかかる100V充電はあり得ないという論調もありますが、自分は通勤が往復10km程度なので、夜の間4時間も充電しておけば満充電です。遠出した次の日の朝は満充電になってない可能性が高いですが、別に満充電じゃないと走れないわけじゃないので全然不都合は感じていません。
出先の急速充電器で充電できない最近のトヨタのPHEVを批判する声もありますが、自分は出先でPHEVに急速充電する意味が理解できません。何のためにエンジンが付いているのかという話です。ただでさえ数の少ない出先の急速充電器は電欠が死活問題となるBEVに譲るべきだと思います。電欠ギリギリのBEVが急速充電ステーションにたどり着いたところでPHEVがのほほんと充電していたら石投げられると思いますよ。そういったトラブルを避けるためにも急速充電できない仕様のPHEVは現時点において正解だと思います。
愛知県はありがたいことにレクサス販社が複数あるので、レクサス店同士の競合が可能です。本体価格からの値引きはゼロと聞いていたので下取のヴェルファイアをいかに高くとってもらうかが肝となりました。ハリアーPHEVも含めて複数ディーラーで商談しましたが、下取価格はどこも185~190万円。本命ではないレクサスB店に行って、下取価格を40万円UPしてくれたらこの場ですぐ契約すると、ちょっと無理そうな条件を出してMAXの下取価格を引き出した上で本命のA店にぶつける作戦でしたが、意外にも40万円UPが通ってしまいました。その場で前金50万円を払って家に帰ったら妻に「決めるの早っ」と驚かれると共に呆れられました。後日、本命だったレクサスA店の担当者からは「うーん、それはかなりお値打ちな条件で買われたと思います」と完全に白旗状態でした。
これをもってメインはNX、サブはシエンタの2台体制となります。2023/5/25に契約、2023/9/30納車されました。
■MOP■
235/60R18タイヤ(ヤフオクにて売却済)
デジタルインナーミラー
寒冷地仕様
■DOP■
ボディ・タイヤ・ホイールコート
ホイールロックボルト
■後付け■
フロアマット(FJクラフトプレミアム)
ラゲージマット(〃)
前後ドライブレコーダー
ドアハンドルプロテクター
ナンバー盗難防止ボルト
コンソールトレイ
純正交換LEDフォグランプ
235/60R18スタッドレスタイヤ
255/45R20夏タイヤ
バージョンLは装備がほぼほぼ付いているので、メーカーオプションはほとんど付ける必要がありませんでした。この先、自分の価値観に基づいてオプションの要否について思うことを書いていますが、他の人の価値観を否定するものではありませんので、その点はご了承ください。
乗り心地が悪いとか重量が重いとか言われているランフラットタイヤの印象が自分の中で余り良くないので、18インチの普通タイヤにダウングレードしました。この純正ホイールはヤフオクで売却、20インチのRAYSホイールの購入資金にしました。
リセールが良くなるから必ず付けるべきと言われているムーンルーフですが、毎回乗りつぶす覚悟(覚悟のみで結果的にはつぶれるほどは乗ったことありませんが)で新車を購入する自分には基本関係ない話であり、またまず使うことはないというのがヴェルファイアの時に明確化してしまったので、横にいた妻の「使わないのにもったいない」の一言も手伝って装着は見送られました。
車の屋根にキャリアやボックスなど余分な物を付けたくない自分にとってルーフレールも無用の長物。スキー板はいつも室内積みです。これをもって大人4人以上でスキー板を積んでスキーに行くのはほぼ無理になりました。
MP3音源のAUX(アナログ)入力で十分満足できる自分の耳に、マークレビンソンの様な高級なオーディオシステムも全く不要。いくらレクサスが静かだと言っても、ロードノイズや風切り音がゼロにならない限りは所詮BGM(鳴ればいい)であり、いい音で聞きたいという願望は今のところ全くありません。
続いてディーラーオプションですが、妙に高額で色もほぼ選べない純正フロアマットは却下です。通販で2~3万円も出せばいい感じのフロアマットが手に入ります。サイドバイザーも前々車のアルファードの頃から付けていませんが、付けてなくて困ったことは一度もありません。車全体のデザイン性も損なわれると思っているので今後も付けることはないでしょう。
ナンバーフレームもペラペラ感が解消できるとディーラーさんに妙に勧められましたが、必要性が感じられなかったので付けませんでした。グリルとの隙間が気になる可能性があるフロントはまだしも、取付面がフラットなリアは全く不要と思います。もし今後ペラペラ感が気になったら、ナンバー脱着が容易なフロントは社外品での対応を考えようと思います。
ボディコーティングも最初はいらないと言っていたのですが、お願いだから付けてくださいとディーラーさんから懇願されたのでしぶしぶ付けることを承諾しました。コーティングの有無でボディの状態にそんなに差が出るのでしょうか。1年経てば効果はほぼなくなるような気がするのですが。ヴェルファイアはコーティングの類は一切してないし、普段ワックスもかけず水洗い洗車のみですが、6年経っても別にボディが汚いという印象はありませんけどね。
契約から約3か月後にディーラーのホームページを見てみると、契約時には設定がなかったホイールロックボルトが復活したとの情報が出ていたため、早速ディーラーに連絡して1セット確保してもらいました。見積りを見ると取付工賃2,200円が入っていたので、これは当然カットしてもらいました。トルクレンチも自前で持ってるしタイヤ交換を自分でやれる身にとっては全くの無駄金です。ということで納車後に自分で交換しました。
後日
義理の息子のデミオを手放したいということで車買取専門店に出張査定を依頼したついでに、NX納車まであと1.5か月というタイミングでついでにヴェルファイアハイブリッドを査定してもらいました。235万円で下取に出す予定でしたが、買取業者の査定結果はなんと270万円。NX契約時は新型アルヴェルの発表1か月前で、4か月後の中古車相場が読みづらかったのでしょうか。新型アルヴェルが高額仕様しかなかった上に受注枠がいっぱいですぐに購入できないことが影響したのか、旧アルヴェルの中古車の値落ちが意外に少なかった様です。早速ディーラーに連絡して、下取に出すのは取りやめにしてもらいました。その後納車1週間前に再度査定してもらい、最終的な買取価格は290万円となりました。