ブレンボキャリパーをリペアしてみる(その2)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
12時間以上 |
1
オークションで入手したブレンボGTキット。
届いてみると想像以上にボロボロ…。
しかし凹んでばかりはいられないので、早速補修に取り掛かります。
2
まずはクリアの剥離。
多くのブレンボキャリパーは、ベースカラーは耐熱塗装されているようですが、その後のクリア塗装の下地処理が甘いのか、劣化によりクリア層が浮いているものを良く見かけます。
浮いたクリア層は、カッターやスクレーパー、ガムテープなどで割と簡単にパリパリと剥がすことができますので、ひたすら剥がしていきます。
(※黙々と作業していたので、画像はありません。)
3
一通り剥がし終えました。
しかし、まだ浮ききれていない部分、特に裏側や内側は簡単にはがれる様相がありませんでしたので、クリアを途中まで剥がした所や塗装の欠けの部分は、ペーパーを当ててなるべく段差が目立たないようにしておきました。
普段見えない裏側は適当です。
あらかた下地の処理を終えたら、キャリパー全体を1500番のペーパーで足付けしておきます。
4
塗装に向けてマスキング。
本来ならブレーキパッドを支える画像のプレートを外しておきたいのですが、この六角のビスが全く動きません。
しかも六角のサイズがどうやらインチサイズらしく、4mmだとぶかぶかだし、5mmだと叩き込まないと入らな いくらいキツイ・・・。
インチサイズのレンチを買っても良いのですが、その結果固着していて外れなかったらレンチが無駄になります。
5
まぁ、組んでしまえば見えないところだし、このまま塗っちゃえ!
ということで、マスキングはピストンのダストシール、ブレーキホースの接続部とブリーダー、ボルトの穴部分のみとしました。
6
さて、いよいよ塗装に入りますが、クリア塗装を剥がした下地の塗装はたぶん耐熱塗装。
クリアは焼き付けされているものと思われます。
足付けはしっかりおこなったのですが、念には念を入れてプライマー処理しておきます。
欲を言えばプラサフを吹いてペーパーで均し、細かな傷や凹凸を消してしまいたいところですが、プラサフがどの程度の熱まで耐えられるのか不安があったので今回はプライマーのみとしました。
今回使用したプライマーは「染めQ」でお馴染みのテロンソ「ミッチャクロンマルチ」
焼き付け塗装、メッキ、金属などにマルチに使え、しかも透明なので下地の色を損ないません。
7
まずはキャリパーを吊り下げます。
少々悩みましたが、パッドを固定するピンの穴に針金ハンガーを通して吊り下げました。
この穴なら小さめなので、針金ハンガーを通すだけで穴の中に塗料が侵入しにくいですし、しかもキャリパーを水平に保持できます。
※後で別の吊り下げ方法に変更しました。その様子は後半で。
8
今回のリペアに当たり色の選定にはかなり悩みました。
候補に挙げたのは・・・
・アルファのノーマルブレンボに合わせて「赤」
・ボディカラーに赤いキャリパーだと目立ちすぎると思い「ライトガンメタ」
・グリーン系のボディにはゴールドキャリパーが似合いそうなので、インプレッサのブレンボのような「ゴール ド」
・いやいや、ゴールドだと派手すぎる気がするので、明るめの「シャンパンゴールド」
・はたまた、ゴールドに近いオレンジメタリック。33Zのような「オレンジゴールド」
この中で当初決めていたのはオレンジゴールドでした。
というのも、カプリブルーのボディカラーに似合いそうなのと、内装色のタンレザーに色味が近いので違和感なく落ち着いた雰囲気になりそうと考えていたからです。
そこに赤い「alfaromeo」 のロゴが入るとカッコいい!
と思っていたのですが、ヴァンプ笑軍さんから
「はたしてアルファのロゴがゴールドのキャリパーに似合いますかね?」
とのコメントが・・・。
たしかに・・・。
アルファと言えば赤のイメージ・・・。
その3へ続く…。
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