連日の豪雨により、被害を受けられておられる地域の皆様にお見舞いを申しあげます。
一日も早い復旧を心よりお祈りいたします。
さて、先週の平日のことですが、母が講習会と試験のため奈良へ行くことになったので、その送迎を仰せつかりました。
仕事を休んで、平日にお出かけできるなんて♪ いや、これも親孝行のうちですw
一日講習ということで、母は「昼食はコンビニのおにぎりでいいよ」って言ってたのですが、こんな機会もそうないだろうと早起きして、簡単ではありますが母にお弁当を作り、いざ出発です。
名阪国道の緑の世界(山々や田んぼのことです)が好きで、気持ちよ~く走って、橿原市に9時に到着。
母を降ろして、一路南下です。(心配性の母には行先は神社巡りとだけ伝える。)
実は今回の最終目的地は吉野郡十津川村にある『玉置神社』さん。
もうね、和歌山県の本宮に近いんですよね。
途中に『谷瀬(たにぜ)のつり橋』があるらしいから寄りたいし、
夕方の4時には橿原市に戻ってこないといけないし、
早速、川霧っていうのでしょうか。幻想的な景色に出会えました。
え?なに?道路も整備させているし、信号は少ないし、めちゃ走りやすいやん♪
(そりゃ行き先が山の上の神社やから、この先は快適走行ばかりとはいかないだろうけど)
よく見ると、たくさんの堰(副堤)があります。
奥(上流)にあって、土砂や流木などを受け止める大きな堰が本堤です。
急傾斜地に施工された法面を保護するグラウンドアンカーなど。
職業柄、こんな堰堤や法面ブロックなどがとても気になります。ここまでの規模には及びませんが、うちも同種工事を行うので、急峻な地形での危険と隣り合わせの建設作業員さんの並々ならぬご尽力を思わずにはいられません。
そして、あちこちの砂防堰堤工事や地滑り防止工事の跡を見るたびに、6年前の紀伊半島大水害の報道を思い出します。
さらに遡ること明治22年の十津川(熊野川)流域で起きた十津川大水害では(あっ、これはネットや書物での知識ですけど)、大規模な山腹崩壊が発生し、(現在の)十津川村に壊滅的な被害をもたらしたとされています。それには森林伐採の影響もあったと言われていますが。
その被害はここから川下の熊野川中流の(現在の)和歌山県田辺市本宮町にも及ぼし、その時の大水害により中州にあった熊野本宮大社の社殿は破壊され、のちに近くの小高い場所に移築されることになります。私のお気に入りの場所はその跡地の大斎原なんですけど。
話は逸れましたが、
この地域は、想像もできないような未曽有の被害に何度も遭っているのかと思うと心が痛みます。
今も尚この地で暮らす人々にも思いを巡らせながら、玉置神社へ向けて走るのでした。
国道168号をひたすら走り、橿原市から約1時間30分、60kmで谷瀬の吊り橋に到着します。
近くに村営の駐車場があるので(自動車500円) そちらへ駐車してくださいね。
大水害の被災者さんらは新天地に北海道を選ばれ移民されたと・・・
ちょwww誰もいない!
あちこち写真を撮ってきたので、若干遅れがちではありましたが、
つり橋はとても怖くて1/5程歩いただけで足がすくみ、ちゃっちゃと引き返してきたので、
まさかのここで遅れた時間を取り戻す・・・というね(爆)
だいたい、平日でお天気も良くないこんな日に、お人なんかいないんだもん。いつもならおられると思われるつり橋の両端の監視の方もおられないし・・・
そして、谷瀬の吊り橋から僅か1kmほど進んだ道沿いにある『そば処 風庵』さんで昼食をいただくことに。
お蕎麦屋さんらしい和風の佇まいですが、お店の奥にはテラス席もありました。
置かれていた十津川の写真集を眺めながら、お料理が運ばれてくるのを待っているとやってきました。
こちらが『風庵定食』です。
お蕎麦は自家製粉石臼挽き蕎麦で、十津川産しめじごはんと小鉢が2品、香の物が付きます(1,100円)
売り切れ次第終了なのでお気をつけくださいね。
こちらは、冷やし抹茶と草餅あずきがけです。
お餅は水車小屋で搗いていますってメニューにあったのが気になって注文しちゃいました。
ゆっくりさせていただいたので、頑張って走らないと時間までに帰れないとちょっと焦る。
その風庵さんから、更に南へ道沿いに15分ほど(約12km)走ると、橋の上なのにいやに水しぶきが飛んでくる!
『風屋(かぜや)ダム』でした。
梅雨時期でここ数日雨が降り続いていた影響から水量も多く、放流地点から500mほど離れているのに水しぶきが飛んでくるのはとても迫力があります(汗)
一級河川・新宮川水系十津川(十津川村における熊野川の呼称)に建設された高さ101メートルの重力式コンクリートダム。電源開発 (J-POWER) の発電用ダムで、同社の水力発電所・十津川第一発電所に送水し、最大7万5,000キロワットの電力を発生することができる・・・とのことです。
この辺りは、林業や建設業に従事される方が多いのでしょうね。
ミニチュアのように見えるバックホウも0.75m3はあるんだろうなぁ。
国道168号も、ところどころ車のすれ違いが厳しい場所があります。
平日は、木材を運ぶトラックと対向することがありますので、くれぐれもご注意くださいね。
国道168号から逸れて、いよいよ玉置山はこちら!の案内に従い山道に入ります。
(画像はグーグルマップから拝借)
山道に入った途端、車の往来がなくなる。
想定内ではありましたが、道幅も狭くなり、道の端に石ころが落ちていたり、これは気を付けて走らないといけないという気持ちにさせられます。
そんな緊張感の中で、突如現れるのがこちら。(山道に入り1.2km 約3分のところ)
一瞬、おっ!玉置神社さんに到着?いや、別宮さん?って勘違いしそうになるのですが、
玉置神社さんはもっともっと先でした(汗)
こちら"八大龍王姫松明神"さん。そして写真では木々に隠れて見えませんが、右手奥には『猫又の滝』があるとのこと。猫又の滝には昔話があります。→こちら
この写真を撮影している場所に駐車場らしき広場があり、車を停めておまいりをしようと降りてみたものの近寄れません。・・・見えないのですが、猫又の滝の水量が多くて、水音と雰囲気に圧倒されるという感じなのかな・・・恐怖心すら覚え近寄れなくなってしまいました。おまいりは断念。頭だけ下げて、玉置神社を目指すことにしました。
走りかけて車内からちらっと見えた滝はとても神秘的で、やっぱり近寄ってみたくなって車をバックさせて先程の駐車場に停めて再度試みましたが、やはり無理でした(泣)
これまでもいろいろな神社さんにおまいりされせもらっているのに、なぜかおまいりできない神社さんがあったことがショックで、この後泣きながら山道を進めていました。修験道って厳しいもんなんや・・・修験道って・・・いや、私の普段の行いが・・・などと。
次回はお天気の良い穏やかな日にお邪魔したらおまいりさせてもらえるかな。
ただでさえ狭いのに、左の山の法面から石が転がり落ちていたり、大雨で流木が道路に転がっていたりするのを見ると躊躇しそうになりますが、勇気を出して進みます。土砂災害が起こって埋まっちゃったとしても気づかれないような・・・怖いよー
そうそう、ここ最近、立地的にも大変な神社さんへおまいりするときは、ほぼ雨に見舞われている気がしています。
富士山二合目の新屋山(あらややま)神社さんの奥宮や、箱根の九頭竜神社さんなど。
そこは"禊の雨"と思うことにしています。(ちょwww前向きっw)
忘れたころに出てくる案内板に勇気づけられます。
道中、ところどころで地元の建設作業員さんらしき方々が、転がっている石や流木を掃いたりブロワで吹いて道路を綺麗にしてくださっていました。
おかげ様で、無事に念願の『玉置神社』さんの駐車場に到着です。(八大龍王松姫神社さんから10.7km(約27分))
小雨だった天候も回復方向へ。(良かった♪)
山道ではほとんどすれ違う車もなかったのですが、玉置神社さんの駐車場には10台ほどの車がとまっていました。
左を選択しようかと一瞬迷いましたが、いやいやここは敢えて厳しい道を・・・
参道がとても綺麗で清々しいです。うわっ ここ好きだわ~
歩みを進めていくと、巨木に囲まれた森の奥深くに入り込んだ気がしてきます。
こちらは樹齢3000年と 言われる神代杉です。なんとも神々しいですね。
苔生した幹や根。
ハートの葉っぱにほっこり。
そしてこちらの『大杉』は境内でも一番大きなものらしく、周囲11m、高さ約50mあるそうで、天に向かって真っ直ぐに伸びています。
この大杉さんのそばに鳥居があり、念願の本殿に到着です。
ここなんだ・・・やっとたどり着いたよ~
左にある手水舎で清め、参拝させていただきます。
鳥居をくぐっていよいよ色彩のない領域へ。
この色彩のない感じは、同じく奈良の石上神宮さんの摂社の天神社さんや出雲建雄神社さんに似ている。
無事にこの地に立たせていただけたことに、ただただ感謝の気持ちでおまいりしました。
実は玉置神社さんには、玉置神社本殿と玉置山頂上中程に『玉石社』という末社が鎮座されています。
社殿がなくご神体の玉石に礼拝する古代の信仰様式を残しており、玉置神社の基となったのが、この玉石社と伝えられているそうです。
大峯修験道では、玉石社を聖地と崇め、本殿に先んじて礼拝するのが習わしと なっている・・・とのことでしたが、この日は時間の都合によりおまいりできなかったので、次回は是非そのように参拝したいです。
母を迎えに行き、帰りは伊賀にある伊勢芋のお店『伊賀路』さんで、お疲れさま会をして帰ってきました。
~続きがあります~
それから、3日後に、またまた十津川へ行くことになるのです。
本当はこちらが先に決まっていたことで、お友だちとハイドラの奈良の観光名所の1つである谷瀬の吊り橋へ行くことが目的でした。
私は既に取っちゃったので、奈良は制覇したんですけどねw
前回とは打って変わり、とても良いお天気となりました。
あんなに怖くて足がすくんだ吊り橋も、大勢のお仲間が一緒だと、案外渡れてしまうものですね(余裕w)
真下を見てはいけないですけどw
そして、昼食はお友だちが好きなお蕎麦をと、これまた『風庵』さんへ。
今回は時間的に風庵定食は間に合わなかったので、単品の辛味蕎麦をいただくことに。
先日お邪魔したときにいただいた天婦羅もとても美味しかったので今回も無理を承知でお願いしたら
そら豆の天婦羅を用意してくださいました。
やはり美味しい。
味に厳しい蕎麦好きのお友だちにもここは好評で一安心(笑)
今回は、道の駅『十津川郷(とつかわごう)』へも立ち寄り、“こんにゃく”とこの辺りの郷土料理である“めはり寿司”を買いました。
こんにゃくは柚子入りのが美味しかったよ。
帰り道に見つけたよ。ふふっ・・・いいね!
そして、なぜか奈良へ来ると高確率で“彩雲”を見ます。
太陽の近くを通りかかった雲が赤や緑など様々な色に彩られる現象のことで、雲が虹のように鮮やかな色をまといます。
昔から瑞相(良いことが起きる前触れ)で この現象が現れる事は吉兆だと言われているようです。
よく見たら、左右に2か所?テンション上がるやん!
更によく見たらなんとなく太陽の周りを一周しているような感じ。
ということは・・・日暈なの?意味合い変わってくるよ(爆)
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