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soundproの愛車 [トヨタ プリウス G's]

整備手帳

作業日:2016年2月26日

プリウスG'zをFOCALスピーカーとドア防振でサウンドアップ!

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目的 チューニング・カスタム
作業 ショップ作業
難易度

中級

作業時間 30分以内
1
アルパインの大画面ナビ(ビッグX X8-PR)が目を引くコックピット。
ダッシュボードの上はほぼ左右対称で、クリアランスも十分にあり、オーディオ的条件は○なクルマです。

シフト周りのカーボンパネルも決まってますね!

今回はプリウスオーナーにご好評いただいているプリウスサウンドアッププログラムを施工します。
ドア防振で環境を整え、純正スピーカーをFOCAL製トヨタ専用2wayセパレートユニットにトレードインします。

第一の狙いは当然、音の出口整備ですが、プリウス向けメニューはもともとエコカー特有の外部ノイズの侵入の防衛と、若干チープ感漂うドア開閉時のアノ感じの改善効果を狙いとしてスタートしてますので、おおきな副次効果も乞うご期待といったところです。
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ドア内装の外観です。
さてこれは施工前でしょうか?後でしょうか?
→答えは後です。

前後でどこが変わったでしょうか?
→見た目はなんにも変わりません。

見た目そのままに音だけ大幅改善。サウンドアッププログラムはココが売りですね♪
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内装を外したところです。

ビニールシートは取り外し、ブチルゴムを綺麗に除去。
防振材施工に際してクリーナーでさっぱり脱脂します。

純正スピーカーはリベットでカシメてありますので、細いドリルで削りとって外します。
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下準備が済んだら、防振とスピーカー交換に移ります。

オーディオテクニカの防振材を使いドアチューニングを行います。
アウターパネルは円形のAT7560R、インナーパネルは長方形シート上のAT7550Rを使います。

上述のとおり、プリウス向けメニューはエコカー特有のドアの軽さの補正も目的に入っていますので、防振材の使用料は非エコカーに比べて2割増しになっています。

スピーカーはFOCAL製のトヨタ車用トレードインキット、IS690 TOYを使っています。
一コマ前と見比べていただくと、バスケットフレームがピッタリ合う形状になっているのがお分かりいただけると思います。
その上で、インナーパネルへの接触面の拡大と、リブが増加されていて、コーンの駆動条件の向上が図られている様が見て取れます。

なお、このスピーカーキットの標準では、配線はカプラーオンで済んでしまうお手軽さですが、今回はオプションのスピーカーケーブル交換もオーダーしていただいたので、引き換えを行っています。
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リア内装も施工前後で外観不変です。
写真は施工後ですね。。
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リアドアもフロント同様に施工します。

今回、リヤスピーカーについては純正を引き続き使っていますが、フロントと同じFOCALブランドのコアキシャルスピーカーへの交換もオプション設定しています。
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純正スピーカー(右)とFOCAL(左)を見比べてみましょう

FOCALの方はトヨタの複数の車種に対応するために取り付け穴がマルチホールとなっており、広く採られた接触面が、バスケットの安定に寄与する効果も生んでいます。

コーンの素材は純正の紙に対して、FOCALはグラスファイバー製となっています。
裏側の写真をご覧いただいているのですが、最も大きな違いはマグネットです。

スピーカーのマグネットの磁力は強いに越したことはありません。
FOCALのマグネットはフェライト製、純正はネオジム製で、ネオジムのほうが磁力が強いため、単純に見た目の大きさだけで比較はできませんが、両者を比べると、FOCALの方が磁力が強いです。

ホームオーディオの世界だと、より磁力の強いネオジム磁石が開発された!ということで、従来のフェライト磁石と同等の大きさでつくっちゃったりしますが、車の場合、それなら小さく作って軽量化も果たそうという事情が絡み、フェライトとぎりぎり同等の磁力が得られるくらいの大きさにしてしまうので、(高性能スピーカーの実現という点に限って言えば)せっかくの強磁素材の特性を活かせていない状態ということになります。

まあ、ネオジム磁石使用による軽量化、燃費低減、温暖化抑制、経常赤字緩和と繋げて考えれば、これでいいのだ!なのでしょう。

ユニット裏にはツイーターとのマッチングを考慮したフィルターが取り付けられています。

数値的なものはわからないのですが、クラス相応のまとまり感のある音が出ています
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ツイーターも純正位置できっちり差し替えできるようになっています。
ツイーターはご覧のとおりのドーム型のユニットで、取り付けブラケットもキットに付属しますので、作業は容易です。

容易といえば、音のセッティングも楽な方ですね。
冒頭のダッシュボードのコマでお伝えしたように、ダッシュボード上面が左右均等&凹凸の少ない形状になっており、その両端に同じ(内向きの)角度で取り付けられるようになっているおかげで、ほとんど苦労なく音をダッシュボード上に展開する事が出来ます。
また、写真のように、ツイーターの周囲に一定の広さの平らな面(バッフル面)があるのも理想的なのです。

ツイーター比較

右がトヨタ純正のツイータースコーカー、左がFOCALのツイーターです。
素材の違いはアルミと紙で、アルミのほうが強度もあり、高い振動(高音)まで耐えられますので、高域の表現力が長けています。

FOCALの方はドアスピーカーと帯域をはっきり分けて、高域専門で仕事をしますので、全体的にバランスのとれたメリハリの有る音を出してきます。
対して、純正のドアスピーカーは全域(フルレンジ)で鳴っており、純正ツイーターは帯域が多少カブる部分もあり、高域の味付けをいたします。。的な役割の印象で、全体として、今ひとつメリハリに欠ける音になっています。

高域の再現は、ステージング(音像つくり)に大きく影響しますので、より気の利いた役者をキャスティングしたいものです。

作業後記---☆

今回は当店の人気メニュー、プリウスサウンドアッププログラムをご覧頂きました。

文中でも触れましたとおり、プリウス用のメニューは、エコカー特有のドア開閉時のチープ感と、外部ノイズの侵入の解決を目的としたので、防振材を増量気味に施工してドアの質感を上げ、とりあえずスピーカーは純正のままで。というメニュー内容でスタートしました。

しかしながら、やっぱし音も良くしたいよね。というオーディオショップ必然の流れが発生して、今回ご紹介のプリウスサウンドアッププログラムに繋がったわけです。
ちなみに、冒頭のドア質感向上メニューはドアフィーリングアッププログラムというタイトルで、現在も並行してご提供しています。

ドアフィーリングアップ・サウンドアップの両方とも、使用する防振材の量は同一ですが、ドアのチープ感解消のために、非エコカー比2割増しの分量を使っています。
これにより、ドアを閉める音がパカン→ボムと変化し、なんとか車格にあった質感に届くようになります。

サウンドアップの方になりますと、これに加えて、文中でも説明させていただいたように、2wayのFOCALスピーカーに交換しますので、ドア質感+オーディオ質感の2階建ての満足を手にしていただくことが出来ます。

プリウスは20、30、50系と、G'zも含めて全モデル対応しております。
御相談はどうぞお気軽に♪

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