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soundproの愛車 [レクサス RXハイブリッド]

整備手帳

作業日:2017年3月17日

RX450hをJBLスピーカー交換とHELIXプロセッサーでサウンドアップ!

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目的 チューニング・カスタム
作業 ショップ作業
難易度

中級

作業時間 12時間以上
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レクサスRX450hのダッシュボードです
シンプルを極めた美しさとでもいうのでしょうか。ダッシュボード上面の静かな面処理のお陰で、赤レザーシートの高揚感をも押さえ込むような静けさを演出しています。
それにしてもモニターが素晴らしいですね。とても見やすく使いやすそうです。

さて、今回は純正ヘッドユニットを活かして、プロセッサーアンプ投入によるサウンドアップ事例です。
こういった高級車に限らず、純正のナビヘッドには手を入れず、スピーカー出力以降で音質向上を図る手法が大変メジャーになっており、(1)スピーカー交換+ドア防振で音の出口を整備(2)プロセッサーアンプで信号の適正化(3)スマホやハイレゾプレイヤー接続。の(1)、あるいは(1)と(2)を組み合わせ、やっぱし(3)も、、というのが最近の主流です。
(2)については、よりこだわってプロセッサー単体+アンプの布陣で挑むケースもありますが、今回はアンプ内蔵型を起用し、よりコンパクト&リーズナブルに仕上げました。

そのプロセッサーアンプはヘリックスのV-EIGHT DSPで、6chまでの入力に対して8chのアンプを持つ、同社プロセッサーアンプのフラッグシップモデルです。(プロセシングは10ch対応)
そこからの信号を受け止めるスピーカーはJBLの2wayフラッグシップモデル670GTi。この2wayの他、センタースピーカー、リヤスピーカー、サブウーファーと、全車載スピーカー8chをプロセッサーで一元制御し、室内の音響の最適化を図ります。

車格に相応しい、パワフルでジェントルな音作りを狙いたいと思います!
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初代RXから更にリファインされたドアトリム。
こちらもレッド&ブラックの2トーンでまとめられています。

カタログではフロント3wayとされておりますので、スコーカーはどこかな?と探してしまいますが、外観からは、ドアにある「鳴り物」はウーファーのみの様子です。
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ドアトリムを外してみてみましょう。
やはりドアにはウーファーだけのようです。

この後はいつも通り、清掃、脱脂を済ませ、アウターパネルの防振へと進みます。
今回は外部アンプ形式ですので、防振力の強いデッドニンググレードで施工します。
防振材はロシア製のStP BOMB AEROを使います。
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その後、インナーパネルに移ります。

JBLの670GTi(税別定価10万円)は、楕円のスピーカーホールを覆うような形状でカスタム製作したインナーバッフルを介して、しっかり固定します。

デッドニンググレードですので、インナーパネルの防振は原則通り全面貼りです。
写真向かって左のプラスチックパネルは検討の結果、取り外した状態で防振しました。
理由は以下の2点です。
(1)電装品や、レール等の動作部品が取り付けられていなかった。
(2)パネル背面にドア筐体の金属フレームが肉薄しており、ビビリが懸念された。

モジュールパネルのようにいろいろ部品が組み込まれていれば、そのまま覆うしかありませんが、状況に応じてベストな方法を提案させていただいております(`・ω・´)ゞ
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670GTiのツイーター換装後の状態です。
MDFでバッフルを制作して、ツイーターをはめ込みました。

フロント3wayの答えはここにありました!
「純正高域ユニット」は同軸の2wayになってたんですね。
これとドアのウーファーを足して3wayというわけです。

トヨタ車の多くに装備されている「ツイータースコーカー」と呼ばれる高域ユニットは約6.5センチですが、同軸のこのユニットは一回り大きく、8cmあります。

この後、グリルを戻して終わりです。
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こちらがJBLユニットGX302を組み込んだグリルカバーです。

今回はセンタースピーカーもJBL製ユニットに交換しました。

形状は最近のトヨタのツイータースコーカーに似ていますが、サイズは6.5cmでも、チョット違う様です。
GX302は8センチ径のユニットで、当初、軽加工で取り付ける予定でしたが、収まりが悪かったので、グリルカバーを大掛かりに加工して取り付けました。
メッシュグリルからも美しいオレンジのツイーターがカッコイイですね。
先日、初の「色彩商標」が下りた事例として、セブンイレブン店頭のオレンジ+グリーンと、トンボ消しゴム包装の青+黒が紹介されてました。JBLのオレンジも登録されたらかなり愉快ですが、、無理でしょうか?無理でしょうねぇ。
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それではトランクに目を転じまして、プロセッサーアンプをご覧いただきます。

冒頭でもご紹介しましたヘリックスのアンプ内蔵型プロセッサー、 V-EIGHT DSPです。
入力はスピーカー出力そのまま(ハイゲイン入力)とRCAの両対応で、6ch分入力でき、アンプは75W(4Ω)を8ch搭載しています。
外部アンプ接続によるシステムアップも想定して、プロセシングは10ch分まで対応しています。
プロセッサーの能力はアンプレスのHELIX DSP2(税別90,000円)とほぼ同等です。1万円プラスで8chアンプがつくと考えればお得ですね。

純正アンプはセンターコンソールのアームレスト下に収まっています。
このアンプから純正スピーカーに向けて配線されているスピーカーケーブルをプロセッサーアンプに入力することになります。

最後にプロセッサーアンプから見た入出力chを整理しておきます。
●純正アンプからの入力(計6ch)
フロント-ハイ×2
フロント-ロー×2
センター×1
サブウーファー×1
●スピーカーへの出力(計8ch)
1-2ツイーター
3-4ウーファー
5-6リアスピーカー
7センタースピーカー
8サブウーファー
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トランクのトリムをめくったところに純正サブウーファーが取り付けられています。
今回は取り替えたわけではないのですが、今後のシステムアップの為に、調査させていただきました。

ウーファーユニットの背面から、手前に展開しているのは樹脂製のシールドボックス(スピーカーボックス)です。
L字型にすることで、ユニットを鳴らすための適正な容積を確保しているんですね。
よく考えられています!素晴らしいです。

作業後記------☆

今回はプロセッサーアンプを使ったサウンドアップ事例をご覧いただきました。

文中でも触れましたとおり、スピーカー周りの環境整備であるサウンドアッププログラムの次のステップとして、川上のグレードアップを考える際、車両制御の機能が入り込んでいるために純正ヘッドユニットの交換が現実的でないケースは、車両グレードに関係なく散見されます。

そういう事情と歩調を合わせるように、純正ヘッドからスピーカー出力信号を取り込んでプロセシングするプロセッサー製品の市場が年々拡大してきました。
さらに、スマホの普及と高機能化によるストレージ単価の低価格化に伴い、デジタルソースが気軽に持ち運べるようになったことからロスレス再生の道が開け、さらには、データの大容量化とプロセッサーの処理能力の向上によって、ハイレゾ再生も可能になり、10年、20年前では考えられなかったカーオーディオシステムに手が届くようになってきました。

今回の事例はまさにその例で、純正デッキには一切手を加えずに、純正アンプからの出力を取り込んで車室内の条件に合わせてソースを最適化することができます。
プロセッサーには、HELIX DSP PROシリーズのように外部アンプとの組み合わせが前提の単体式もありますが、ハイエンド機能を有しつつ、スペースとコストを抑えたいお客さまには、今回のようなアンプ内蔵式がおすすめです。

ご希望とご予算に応じて、柔軟にプランさせていただきます。
どうぞお気軽にご相談ください♪

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