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soundproの愛車 [スバル サンバー]

整備手帳

作業日:2018年7月10日

サンバーディアスをJBLスピーカー交換とサブウーファーでサウンドアップ♪

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目的 チューニング・カスタム
作業 ショップ作業
難易度

中級

作業時間 12時間以上
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スバル・サンバーのダッシュボードです。
ダイハツ・ハイゼット、スズキ・エブリィなどと並んで、はたらく軽!を代表する車です。
どの車も、小さな軽規格の範囲内で使い勝手の良さが出せるよう、とても工夫されていますね。

そんな仕事の道具の色彩の強い軽ワゴン・軽トラも、カスタムの素材としての人気は高く、当店でも多くのお客様がいらっしゃいます。
今回のサンバー君も、赤ステッチシート、シフトノブ、STiハンドルと、車好きのオーナー様に大事にされてるようですね(^o^)

今回は、以前サウンドアッププログラムでひとしきりお楽しみいただいた後の、グレードアップ施工事例のご紹介です。

当初は、軽めのドア防振であるドアチューニングで環境を整え、一般的なウーファーとしては最大クラスとなる16.5センチ径のJBLのスピーカーをインナーバッフル形式でインストールしていました。
それに対して今回は、スピーカーのポテンシャルを最大限引き出すべく、アウターバッフル化。防振もデッドニンググレードにランクアップ。更にパワードサブウーファー投入で低域パワーアップと、丈夫で元気なサンバーに相応しい!?パワフル仕様となりました。

モリモリのアウターバッフル、カベ埋め込み式のパワードサブウーファーのカベ設置など、見どころ満載です。
前後比較を交えてご覧に入れますので、どうぞお楽しみください♪
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ヘッドユニットはパナソニックのナビ。ストラーダ(CN-RX03D)です。
出力はフロント・リヤのフルレンジ4チャンネル+サブウーファーの計5チャンネルです。イコライザーやDSPも備わっていますが、音の出力バランス調整機能はフェーダー(前後)とバランス(左右)のみのごくごく標準的な仕様です。

これに4スピーカーをつなぐと、文字通り前席寄り・後席寄り/右寄り・左寄りの調整しかできませんが、高域・中低域で別ユニットとなる2wayセパレートスピーカーの特性を楽しむために、当店で擬似マルチと呼んでいる方法でつなぎました。

具体的には、フロント出力をフルレンジのままウーファー(ドアスピーカー)に、リヤ出力には低域をカットするハイパスフィルターを介在させてツイーターを、それぞれ繋ぎます。(リヤスピーカーはつなぎません)
こうすることで、フェーダーで調整できる軸が、これまでの前席⇔後席から、前席の高域(ツイーター)⇔中低域(ウーファー)に変わります。

ウーファーはフルレンジで鳴ってますから、ツイーターの低域側とのカブリはあり、本格的なクロスオーバー設定は出来ないのですが、ツイーター/ウーファーの出力バランスを自在に調整できるようになるだけでも、個別制御(マルチ)に近い調整の変化を楽しめるようになります。

また、今回ヘッドに使っているナビは、タイムアライメント機構がついているので、両ツイーターとウーファー、そしてサブウーファーの距離を設定することで、運転席に焦点を合わせることも出来ますね。
接続方法の変更だけでこんな感じにできるのなら、なかなかコスパよしなのではないでしょうか♪
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まず、出来上がり状態からご覧いただきます。
アウターバッフル仕様になっております。

今回のグレードアップ前はインナーバッフル仕様でした。
バッフルの厚みの点では調整の余地があるものの、基本的に標準のスピーカーホールに取り付けるインナーバッフル仕様とは違い、取付面をあらたに作ってしまうアウターバッフル仕様だと、制約がほとんどなくなるので、自由な取付けが可能です。

今回は、比較的車内がせまい軽自動車である点を考慮して、スピーカーグリルの飛び出し量をへらすために、バッフル面を一定量彫り込んで、グリルを埋め込むように取り付けてみました。グリルとバッフルの境界のあたりをご覧いただくと、ちょっと沈み込んでいる雰囲気を読み取っていただけると思います。

これと併せて、25ミリほどバッフルを下方にオフセットさせ、車体側との干渉回避、ならびに出音の導線の最適化を図っています。
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ここから、防振の再施工と、アウターバッフル化に進んでいきます。

防振はデッドニンググレードに格上げすべくアウターパネル・インナーパネルともに強化します。
ご覧のように一番大きなサービスホールの防振材をカットしてアウターパネルへのアクセス経路を確保し、防振材の貼り増しを行います。

スピーカーホールは、スピーカー取り付け位置のオフセット化と、背圧の解決のために再度加工を行っています。
(※詳細画像は、オリジナルホームページでご確認ください。)

アウターパネルが終わったら、次はインナーパネル側です。

デッドニンググレードの場合、原則的に全面貼りを行います。
ドアチューニング段階で貼ってあった防振材は剥がさずに、重ねて貼っていますので、防振効果は増し気味になってますね。
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ここも今回の見どころ。ツイーターマウントです。

このクルマのフロントは、もともと一対のドアスピーカーのみでしたので、2wayセパレートユニットを取り付ける場合、置き場所を作らないといけません。
ツイーター設置場所としてもっとも多いパターンはドアミラー裏のカバーのところ。標準でツイーターがついているクルマでも定番の位置です。
このクルマの場合、ここにプラスチックのカバーがついていましたので、その場所にマウントを作り込んでいます。

今回のグレードアップ施工前につかっていたJBL6500Cも2wayセパレート式でしたので、このマウントはその時点で制作したものです。今回のGTO600Cのツイーターを納めるために、手直しを加えました。
表面にはスエード調の生地を貼って仕上げてあります。

作り方にはパテで整形して、キレイに磨き込んで、塗装で仕上げる方法と、今回のように生地を貼る方法の二通りあります。
純正然とした外観をお好みの場合は前者ですが、すこし手を加えてる感がほしいな。という場合は後者ですね。
特にマット生地だと、独特な上質感が宿ります。
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こちらも今回のみどころ。壁面設置のパワードサブウーファーです。
製品は当店売れ筋の一品。サーウィンベガのVPAS10です。

この製品に限らず、最近のパワードサブウーファーは助手席下などのせまいスペースに設置できるよう、コンパクトなものが主流ですが、このクルマの場合、そんなスペースはありませんので、リヤ側に、、、といってもフロアの一部を占有するのもな、、ということでカベ設置案にたどり着きました。

場所は右のリアフェンダーのところです。
もともとついていたポケットのパネルを取り外して、そっくり同寸法でボードを作り、設置しています。

電源とRCAケーブルは、フロアを這わせるように引いてきて、見えないところに穴を開けてカベの中に通し、接続しています。
向かって左側には、取り外せる蓋をつけてあります。ケーブル接続部分のメンテナンスや、ゲイン調整などの際に開閉します。
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パネルを取り付ける前の下準備の状態です。

車体の鉄板が近い&薄いので、サブウーファーをガンガン豪快に鳴らすとどうしても共振してしまいます。

少しでも共鳴を減らすためにデッドニング致しました。
手の届く範囲、という条件はついてしまいますが、結構みっちり。全面貼りに近い密度で貼っています。
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今回は軽ワゴンのサウンドアップ事例をご覧いただきました。

軽自動車の場合、登録車より一回り小さいですし、ドアもそれなりに華奢なので、オーディオの音質アップは出来ないものの諦めていらっしゃる方が多いように感じています。
しかしながら、今回の例を引き合いに出すまでもなく、決してそんなことはないんです。

「普通車と何か決定的な違いがあるか?」と考えればおのずと答えは出ます。
一般的な傾向として・・・
(1)ドアが薄い(アウターパネルとインナーパネルの距離が近い)
(2)インナーパネルと内装の距離が近い
くらいのことはありますが、防振やスピーカーインストールの工夫でだいぶ克服できてしまうので、決定的な違いとは言えません。

むしろ、オーディオでもっともクリティカルなファクターである「空間」の大きさと形状については、ミニバンに追いつけ追い越せ!とばかりに、規格の枠いっぱいに拡大したひろびろキャビンを持つ車が大半ですから、この点では何ら差がないと言えます。

ボンネットがあり、ダッシュボード上のスペースに余裕があるアルト系の車でも、今回のようなワゴン系の車でも、条件に応じてやりようはいくらでもあります。

今回は、アウターバッフル・ツイーターマウント・サブウーファーカベ設置と、カスタムポイントが多数含まれていましたが、サウンドアッププログラムによるドア周りの環境整備だけでも、改善効果を十分に体感していただけます。
どうぞご検討ください。

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