MINI・クロスオーバーをフロント3wayマルチドライブでサウンドアップ♪その2
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
ショップ作業 |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
12時間以内 |
1
ドアが終わって、次はシート下のウーファーの入れ替え作業に移ります。
写真はシートを取り外して、フロア全体が見渡せるように準備したところです。
このグリルの下に、ウーファーユニットが埋まっています。
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グリルを取り外したところです。
グリルを外して、カーペットをめくると、ウーファーユニットが取り付けられた弁当箱のような箱にアクセスできます。
この弁当箱方式はBMW共通で、弁当箱内で発生させた振動を、フロアのフレーム内に共鳴させて低音を増幅させるコンセプトを採用しています。フロア全体をエンクロージャーというか、振動板として使っている感覚ですね。そのため、緩衝材を挟むことなく、フロアの鉄板に直接ネジ止めする方法で固定されています。
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ウーファーを交換した後の様子です。
キットに含まれている専用のバッフルを使用して、「弁当箱」のウーファーを差し替え、弁当箱を押さえていたブラケットを使って元に戻します。
(写真のあと、元のグリルを戻します)
スピーカーユニットの向きが下に向いていますので、こういうのを見慣れない方は違和感あるかもしれませんが、、振動はユニットの背面から受け取れますし、ハイレンジのツイーター/スコーカーに比べて比べて指向性が問題にならないので、最低域ユニットとして使う場合はこういうパターンもありです。
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ツイーターの取付状況です。
冒頭でも触れましたように、MINIを3way化する際には、オプションのハーマンカードン・プレミアムオーディオ用のミラー裏ツイーターカバーを購入するのが第1の選択肢になりますが、今回は市販のツイーターポッドを使って、ダッシュボード上に取り付けました。
ミラー裏取り付けは、純正ルックスを完璧に維持できる点に無二の価値がありますが、ダッシュ上配置には、ユニット前の障害物を減らせる点と、角度が自由に決められる点が大きなアドバンテージです。
このツイーターポッドはODEONというメーカー製で、価格は税込11,000円です。
砲弾型のカップと、足、ツイーターをはめ込むリングの3ピースから構成されています。一点難儀なのは(当然ながら)リングがワンサイズなので、ツイーターの直径が合わないと使えないという点です。
その点、当店では、主要製品のツイーター径に合うリングを複数用意しておりますので、カップ内に入るユニットであれば、全てフィッティング対応いたします♪
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ダッシュボードの全体を見渡したところです。
クローズアップでご覧いただいたツイーターの配置はこんな感じになっています。
MINIはデザインの円形のモチーフを多用しているので、円形のツイーターポッドの馴染みがひときわ良いように見えます♪
エッジ部分に細いメッキリングをつけちゃえば、もう純正状態ですね!?
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ラゲッジルームのボードを外した「地下一階」部分をご覧いただいています。
こちらにはμ-DIMENSIONのパワードサブウーファーと、DSPアンプを設置しました。
冒頭でも触れましたように、BlackBox X10(税込50,600円)は25cm径ユニットを持つパワードサブウーファーです。
定格出力150Wの十分な実力があってこのプライスですので、コスパの高さが光る一台です。
DSPアンプDSP-680AMP(税込84,700円)は、8chまでのプロセシングに対応する6chアンプ内蔵のDSPです。
アナログ入力/光入力に対応する他、BluetoothオーディオレシーバーのUSBドングルも付属しており、ペアリングした端末側を再生状態にすると自動で切り替わるようになっていて便利です。(Bluetoothバージョン情報は未確認)
miniUSBのコネクタもありますが、こちらは音響調整のためのPC接続用です。
内蔵アンプのスペックは、定格出力が55W×6(4Ω時)、70W×6(2Ω時)と、150W×3(4Ωブリッジ)と、競合製品の平均的な水準を確保しています。
7
最後はコントローラーの取り付け状況です。
こちらはDSP-680AMP専用としてラインアップされている、DSP-680AMP REMOTE(税込16,500円)」というリモートコントローラーです。
33mm×65mm×13mmとフリスクなサイズを活かして、シフトノブの手前にちょこんと取り付けました。
見た目通りで本体は軽いし、つまみの操作感もスムースなので、両面テープ固定で全く問題ありません。
機能的には、(1)6件まで登録可能な音響セッティングの切替、(2)入力切替(メイン・AUX・オプティカル・BT)、(3)音量調節(メインボリューム最大66・サブボリューム最大60)となっています。
8
今回はMINI・クロスオーバーのサウンドアップ事例をごらんいただきました。
最近の定番といってよい、純正ナビ出力をDSPに入れて、マルチwayスピーカー+パワードサブウーファーという内容でした。
ひと昔、ふた昔前であれば、CDプレイヤーなどの再生機器、アンプと別々に必要で(かつ大きく)、DSPも別筐体で超高額でしたが、半導体の集積度の向上のおかげでワンボディのDSPアンプが出来、スマホなどのデジタルソースを手軽に高品位再生できるようになりました。
その結果、今回の事例のように、ラゲッジルームのフロア下や、フロントの左右シート下のインストールスペースだけで、増幅品質の面でも、調整の精度の点でも、昔を大きく凌駕する音質を手にできるようになりました。正にイノベーションの賜物ですね。
ナビ/デッキ交換の可否に関わらず、今回のようなシステム構築は可能です。抜本的な音質向上をお考えの方はどうぞご検討ください。
あと、これらハードウェアの投入の前に、スピーカー周りの整備を優先していただきたいです。
ドアに十分な防振を施し、適切なバッフルを介してスピーカーを取り付けて初めて、ドアが一つのスピーカーボックスとして成立するわけですから、デッキやDSPの投入で音声信号の改善にお金をかけるのは、ドアが済んでからというわけです。
お乗りの車と付き合う予定期間、車の使い方などの条件によって、ご希望は様々だと思います。ドラレコ・レーダー・ETC取り付けなどの軽作業から、スピーカー取り付け、旧型車のオーディオリフレッシュ、果てはフルオーディオまで。
ご予算に合わせて、柔軟にプランさせていただきますので、どうぞお気軽にご相談ください♪
メールフォームはコチラです。
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電話もお気軽に♪03-5913-8450です!
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