フロントサスペンション異音修理(続き その1)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
以前の投稿で、Fサスペンションがステア時にバチョーン音を発することを記載した。人によってはブンとかバーンとかであろうが、要はステアリング据え切り時等に出るスプリングの共振音である。
対策して結果良好的なことを書いたが、良かったのは2~3日。その後は対策前より多少ましな程度だった。気温が低くなるとさらに悪くなるようである。まあ、グリスは温度低下とともに固くなるのでさもありなん。
実は後日、次写真部品表3番のベアリングの上下面にWACO'Sのウレアグリスを塗付し組付けたのだが、雨、洗車?における水分によりグリスが変性し固い感じを受けた。それによりスプリングの上部受け皿のスムースな回転が妨げられたか?
2
このような場合、普通は写真部品図の3番を新品に交換するのが定石であろう。
自分は純正の摩擦を軽減するだけのプラのベアリングは既に信用出来ないので、追加で金属製スラストベアリングを仕込むための寸法確認のため、ストラットを片側だけ外したついでに部品図3番のベアリングを新品に交換したものの、劇的な改善は見られなかった。
3
金属製スラストベアリングの追加は後日の整備手帳に譲るとして、まずはそのための下地作り。
スラストベアリングはスラストしか受けられないので、取付時の回転センターが出るようにしなければならない。また、スプリングの上部受け(部品表 4)を部品表 2に対してセンターだしするのは、純正ベアリングの使用しかないので、両者を併用する他ない。
なので純正ベアリングをスラストベアリングの内径分に合うよう加工する必要がある。
写真は自作加工用治具を用い、純正ベアリングを加工している様子である。
4
まだ金属製スラストベアリングが届いていないので、とりあえず純正ベアリングの加工が可能かを試してみた。写真は外径をΦ45近くにした際のもの。プラの純正ベアリングは実は3ピースだった。
5
新と旧では部分で色が異なる。ということは改良してあるということか?
6
純正ベアリングの上側には溶着の跡があり…
7
裏側にも溶着の跡があるけど、よっぽど疑わない限り、溶着の位相は表裏で一致しており、単なる2ピースだと思うよね?まさかこのベアリングが実は裏表で分解出来て、内部に別部品が仕込んであって摺動できる構造になっているとはお釈迦様でもわからねえ。
8
なので新品の純正ベアリングを割ってみました。(壊したわけではない。)純正でグリスが仕込んであるではないの!
ということは、回転不良の原因は元から付いていた純正ベアリングのここの潤滑が悪いからサスペンションが回転できずバチョーン音が出ていたというオチ?
でも寸法確認の際にベアリングを新品に付け替えたものの異音は改善されていないし、新品ベアリングを単体で空回りさせても劇的に軽く回らないことから、やっぱり何か画期的な解決策を導入するしかないという結論に達した。
既にモノタロウに部品を発注済みなのを正当化し、自作スラストベアリング化を目論む「ぴよ」であった。
というか、皆さん音しませんか?
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