バッテリー取外し

国産車に比べ、バッテリーの取外しがかなりやっかいです。というのも、普通の工具だと入らない、または取れないところがあります。XKR-Sを含めX150系は、リアにバッテリーがあります。まず、側面のカバーを外すため、４か所あるクリップを、

手で回して外します。
実はこれだけではカバーは外れません。

底面にある板と干渉しているので、これを外すかズラすかして、干渉している部分を除けば、外すことができます。

カバーを外すとこんな感じで収まっています。バッテリーは左側です。

10mmの六角ソケットで、
バッテリーの左側に配置されたマイナス端子を外します。

次に同じく、10mmの六角ソケットで、
バッテリーの右側に配置されたプラス端子を外します。

整備解説書を見ると、この２つのナットを外すことになっています。

ところが実際には整備解説書に記載されていないこのバーがあるのです。
片側ボルト２本で固定しているぐらいですので、車体の剛性に関係しているのではと感じます。これを外して万が一、開いてしまった場合は元に戻せるのか…確信がないため、外さず作業することに。これが地獄の始まりです…。(5/19追記　バーは外して問題ありませんでした。作業時間がこれで１０分に短縮です。)

絨毯みたいな布をめくると、ナットが見えますが、これではありません。
この上に10mmのナットがあるのです。
ここに入る工具は限られてきます。
回すのもかなり難儀です。

ラチェットでなんとか外しました。

反対側も同様ですが、カバーがあって、更に回すのは困難だと感じます。

カバーが邪魔して、ラチェットの可動範囲狭いです…。

外すとこんな感じです。

今度は整備解説書にはる横のナットを外します。

ここも、プラグを抜くぐらいの長いソケット（バッテリーの高さをカバーするぐらい）がないと厳しいです。横からだと、可動範囲が狭く、まず回ってくれません…。
長いソケットがなく、ラチェットで無理して回したので１時間ぐらいかかりました。

底の銀色の台座を外します。

バッテリーのガスを送るチューブを根本を抑えて外します。

バッテリーの底は少し飛び出ているので、

先程、２か所ボルトを外したところに繋がる金属板は1cm程動かすことができるので、手前に引いて、バッテリーを引っ張り出すことができます。純正のバッテリーは、22.3kgとかなり重たいので、腰を悪くしないよう、体全体をトランクに乗り込んだほうが良いかと思います。クルマの外に体を置いてでは、この重さでは無理ですね。

側面はガス抜きのチューブ以外繋がっていません。

バッテリー廻りは錆びが出やすいので、この機会に錆び取り等、対策したいところです。