HA11SのECUでF6Aツインカムを動かす考察
1
今回の話の前提としては
車両:HA11S 後期型ie
エンジン:F6A シングルカムターボ
トランスミッション:AT
というのが元々の仕様でした。
今回は
エンジン:F6Aツインカムターボ
トランスミッション:MT
に載せ替える前提で話が進んで行きます。
2
でECUをどうするか悩んでいました。
ツインカム用を使うなら
・レブリミット8500回転
・エアコン使用するならアンプの追加必要
・冷却ファンを作動させる為にサーモスイッチに接続
・ECUのカプラーが合わない為配線移植が必要
・ISCを作動させる為にはツインカム用ハーネスが必要
HA11SのAT用ECUの場合は
・レブリミット7500回転
・エアコンはそのままでOK
・冷却ファンは11Sの水温センサーの移植が必要
・ECUハーネスはHA11SのAT用でOK
・ISCを作動させる為にはワンオフフランジと
HA11Sのハーネスが必要
・AT用スロポジを使うにはスロポジを使うには
スロットル軸部分の切り欠き加工が必要
スロポジ、ISCについては下に続きます。
3
スロポジに関してはAT用スロポジは4ピンの
リニア式でこの方が制御的には緻密と思い
MT用のスロポジと交換しました。
AT用スロポジはスロットル閉の状態で
スロポジ側の切り欠きは真下を向いてます。
MT用スロポジはスロットル閉の状態で
スロポジの切り欠きが斜め45度位の位置にいます。
そのためスロットル軸部分の切り欠きを
真下側になるよう加工が必要です。
画像のスロットル軸部分の光っているのが
今回削って切り欠いた部分で小さい切り欠きが
元々の切り欠きです。
またスロポジの固定部分のピッチも
違うので加工が必要です。
これでスロポジを取り付けて
調整すれば仮に取り付け完了です。
4
ISCについて互換性ゼロです、カプラーが合いませんし
作動方式も違います。
ツインカムにはリニアソレノイド式、
シングルカムにはロータリーソレノイド式の
ISCが取り付けられていました。
リニアソレノイド式は2ピンカプラーで
接続されており弁の開閉のみのようですが
ロータリーソレノイド式は3ピンカプラーで
接続されておりECUに信号を出しているのでは
ないかなと思っています。
更に問題点があってツインカムエンジンには
元々スロットル下にサーモワックスが付いていて
ファーストアイドルアップをさせています。
シングルカムにはサーモワックスが無い代わりに
スロットル下にISCが取り付けられています。
そのためファーストアイドルアップもISCが
制御してると考えられるんですよね。
そうなると今回ツインカムに載せ替えるので
サーモワックスとISCの両方がアイドルアップを
させようとしたら異常にファーストアイドルが
上がる可能性があるんですよね。
というか、上がると思います。
エアコン使用時にはサーモワックスは効かないので
ISCで問題なくアイドルアップ出来るでしょう。
対応策とするなら
・ISC無し
→エアコンのアイドルアップが効かないので
予めアイドル調整ネジで回転を上げる必要がある。
・ISC有り
→ファーストアイドル時に回転が上がり過ぎると
思われるのでエアコンのマグネットスイッチに
同調させてエアコン作動時のみ働かせる?
今回はもう始動まで時間が無いのでISC無しで
始動させて後ほどISCを付けようかと思っています。
5
ATのECUの為ATのハーネスを加工して
P、Nレンジの信号を入力させる必要があります。
他にもバックセンサーの信号を入れないと
車検時に困るので対応策が必要です。
配線図を見て考えますw
6
注
上の文章は実機を見て考えたものと
資料、先輩方のレポートを見て考えた推測だらけです。
参考にならないと思いますが参考にしないで下さいw
[PR]Yahoo!ショッピング
入札多数の人気商品!
[PR]Yahoo!オークション
タグ
関連コンテンツ( ツインカム化 の関連コンテンツ )
関連整備ピックアップ
関連リンク