恥ずかしいヲトナ

　☆画像と本文は全く無関係です。イメージとして置いています。





　今日の出来事。

　の前に、前振りを少し。

　私は過去のブログの中やコメント内に、自身が足が少し不自由だということを書いたことがあります。
　リアルにお会いしたことのあるみん友さんも数名いらっしゃるので、お会いした方は私の立ち姿を覚えていらっしゃると思います。２０年前になりますが、右足に重い病気が発生し、手術を何度も受けています。筋力低下と関節の著しい障害のため、杖を使っての歩行を余儀なくされています。
　所謂、「身体障害者」です。通常の生活では介護は不要。動き回るのにはちょっと不自由です。今のところ生きていくのにあまり差し支えないんですけどね。

　

　で、今日は通常の仕事でした。奥さんから電話があり、娘が不調を訴えているので病院へ連れて行きますとのこと。奥さんは夕食の準備が出来ないため、私はスーパーでお惣菜などを買って帰ることにしました。　

　レジはあまり混んでいませんでした。レジ係りの方は、杖をついたお客（私）が並んだため、私の購入した品物をひとつひとつレジ袋に詰めてくれました。レジ係りの方にとっては多分当たり前の対応です。いつ行っても、同じように対応してくれます。多分店舗の接客対応スタンダードを忠実に実行されていると思われます。

　レジ作業の途中に私の後ろに並んでいた客（６０歳くらいのオッサン）が大きな声を出しました。「なんでいちいち袋につめてやってんだ？自分でやるだろフツー？さっさと通せよ」的なことをレジ係りの方に浴びせ、レジ係りの女性は「すみませんすみません」と言いながらも、対応スタンダードを忘れず、会計が済んだ品物を脇の机に運んでくれました。

　私はレジの間、そのオッサンを頭の先からつま先まで眺めましたが、オッサンは私のほうには目もくれません。私が会計を済ませてレジを離れると「暇なときなら丁寧にやるだろうが、今は暇じゃないだろ？ケースバイケースなんだよ、考えろよ！」ってレジ係りの女性にしつこく文句言っています。

　よっぽど何か言ってやろうかとも思いましたが、何か言うと反って迷惑をかけてしまうことになりかねませんし、オッサンもレジを通って気が済んだようです。私はもう一度頭の先からつま先まで眺めてきびすを返し、レジ係りの方に「私のことで気を使わせてごめんね。いつもありがとう」と声をかけてその場を後にしました。レジ係りの方はちょっと恐縮されていましたが、あまり気にしていないのか、ハツラツとされていました。

　「ケースバイケースだろ」って、馬鹿かと。お前の頭は味噌の入っていない空のケースだろと。
　レジ係りは体の不自由なお客が来た場合の対応をケースバイケースで忠実に実行しているんだよと。
　お前のような変なオッサンが来たから、悪く思ってなくても平謝りするのもケースバイケースでマニュアルに忠実な対応なんだよと。
　そしてお前のようなオッサンに文句を言われようとも、オッサンを無視して目の前の足の不自由なお客の為に買い物かごを机まで運ぶのもケースバイケースのプロの対応なんだよと。

　ホント、写メでも撮って晒してやりたい気分でした。

　昔、毎日接客をしていた時はお客に理不尽に怒られたりするのも慣れっこでしたが、接客から離れてしまうと理不尽に文句を言われるのに腹が立ちますね。

　ココに書いてちょっとスッキリしました。

　ちょくちょく利用するスーパーなので、次回もまたあのレジ係りの方の列に並ぼうと思います。