みなさま楽しんでいただけたでしょうか?
楽しんでもらえたなら嬉しいです。
無事練習会を終えられて助かりました。
ありがとうございました!
本当はもうちょっと企画っぽい事してみたかったんだけれど、走行回数を稼ぐのを優先したので普通の練習会のような格好に(笑)
これはこれでありだったかなぁとは思ってますが、いかがだったでしょう?
ところで、せっかくなのでみん友になっても良いよという方がおられましたら、是非お願いします(笑)
楽しけりゃ細けーこたぁどーでも良いんだよ、ってなもんで、これから先に書く話は割とどうでもいい話。
気になる方だけどうぞー。
以下駄文。
コース覚えられないについて。
現地でも言ってたんだけど、要するに慣れです。
考えたら負け、感じるんです。
コース攻略は考えるけど、コース自体を考えたらダメなんです。
例えばサッカーボールを蹴るとして。
足をどう振り回すか、足のどこをボールにあてるか、ボールのどこを蹴るのか、右足なのか、左足なのか、そんな事をボールを蹴るモーションに入ってから、逐次考えながら体を動かしてボールを蹴るなんて不可能なんです。
初めからボールを蹴る格好っていうのは頭の中にイメージとしてあるから、そのような感じで体が動いて、ボールを蹴ってるわけです。
それで、上手く蹴るためには右足で蹴るのが得意だから右、足の甲の部分でボールの真ん中を蹴るとまっすぐいくから、そこを蹴る、そんな事を考えて、体が正確にそのように動くように練習するわけです。
ジムカーナも一緒な事で、走ってる最中にそんな事考えてたら間に合わないので走れない。だからコースを間違えるんです。
右に行く、左に行く、なんて考えると間に合わないし、曲がるべきところまで来てから考えてたら遅い。
だから、脳内で走るイメージを作っておけば良いんです。
で、この脳内で走るイメージを作るっていう作業は、初めてやってもそう簡単には出来ないので、練習が必要、つまり慣れが必要ってわけです。
最初からすぐに出来るっていう方が変ってわけです。たまにそういう人もいますが(笑)
脳内で走るイメージを作る時に、コース攻略つまりライン取りを考えるわけです。
ライン取りを考えて、そのラインで走るようにイメージを作って、実際に走る。
よほどラインを間違えて景色が変わったり、ミスでパニックになったり、集中力を欠いたりしなければミスコースもしないってわけです。
サーキットの場合はそんな必要もないだろ、って言うのは実は間違ってるんです。
道があるから、道は間違えない。
けど、ラインは間違うんです。
自分の走行ラインのイメージが出来てないと、走るたびにラインが変わる。
自分の走行ラインは出来ているけど、そのラインのイメージが間違っているから、遅いラインを走り続けてしまう。タイムアップせずスランプになる。
そんな事が起きるんです。
これを打破するには、誰かの後ろを走ってラインを盗むとか、誰かにアドバイスをもらう、GPSを使うっていう作業になるわけです。
でも自分で自分のイメージのラインを修正出来れば、そこまでしなくてもある程度は改善出来るんです。
こういうラインを通れば、こういう車の動きになって、車速はこうなる、っていうのを頭の中でイメージする力があれば、後はそのように車を動かす能力さえあれば修正したイメージに合わせてラインを変えて、タイムを比較すれば良いってわけです。
まぁ、天性でそういう事をやる人もいますが、ここではほっといて(笑)
その力をサーキットで意識して養うか、ジムカーナで無意識(というか強制?)に養うか、って感じですね。
おまけで言うと、車をある程度操れるようになると、車の限界を目指してタイムアップしようとし始める。
そうすると、ブレーキを我慢したり、アクセルを頑張って踏み過ぎたりして、タイムアップがなかなかしなくなる。
それでも我慢し続けると…クラッシュする。
タイムアップの肝は我慢じゃないんです。
我慢で限界ぎりぎりを攻める走りをするのは上級者になってから。
コース攻略解説。
近くにいた一部の人には話したけど。
まぁいろいろ攻略方法は車や運転スタイル、好み等々で違うのであくまで一例として。
今回のコースは初歩的なトラップを仕掛けていたわけですけど、結構ひっかかってましたね。
まず最初の1コーナーである右回り。
セオリーで言えば、ここは2本で一つのヘアピンと考えて走るわけです。
よって、このコーナーでは1本目のパイロンで車を曲げてしまってはいけないんです(赤線)
こうなると2本目曲がるときに車の向きが悪いのでアクセルが踏めない、もしくは踏んでしまうと外に膨らんでしまって距離が長くなりすぎるんです。
なので、1本目はあまりよらずに、2本の間のところを頂点とするコーナーとして、頂点をクリップポイントにとります。(青線)
こうすると2本目を抜ける時の車の向きが次のパイロンに向かうのに都合が良い向きなので、アクセルも踏めるし、ハンドルも戻せるので前に進みます。
赤線のラインの場合は1本目の手前でブレーキが終わってしまうに対し、青線のラインの場合は1本目のパイロンを過ぎたところでもまだブレーキを残して走る必要があります。
だから青線ラインは自分の思っている以上に突っ込まないと車速が死んでしまうし、ブレーキをちゃんと残さないと車を曲げられないんです。
クリップ付近までブレーキを残してられない、直線でブレーキを終わらせてしまう事になれてしまってる人には案外難易度の高いコーナーだったりします。
考え方を変えて、最短距離を走るという手もあります(緑線)
1本目で十分減速して向きをかえて2本目にかけてアクセルをひと踏み、2本目も小さく回って距離を小さくとる作戦。こういうのもありです。ただ、積極的に向きをかえるか、向きが変わるまでアクセルを踏むのは十分我慢しないとだめなのと、そういうセッティングの車が必要です。
あとはどのラインが速いかは実際やってみて比較ですね。
そのあとの2本も同じような配置にしてあって、かつ、そのあとはストレート、軽いスラローム、ストレート、というわけで脱出速度を稼ぐべきコーナーでした。
1コーナーよりも。
赤線のラインを通って人ははらみがちだったのと、やはり手前パイロンに目が言ってしまうので奥パイロンがきつくなってて加速開始が遅れがち(橙線)
ここも奥にクリップをとる方がアクセルオンが早くなる(水色)
とはいえ、スピードを乗せるために少し出口ははらんで、つまり水色線ほど出口をあまり小さく取る必要もないので、後は車のパワーとかセッティング次第で出口ラインを決める感じ。
奥の方も同様。
帰りの邪魔なパイロンをどう抜けるかでいうと、赤線のように1本目を90度に曲がる場合、距離は短くなるけど出口がキツイ。
青線のように回ると距離は伸びるけど出口が楽。
よって、小回りの効く車や、サイドを引いて一気に向き変える走り方をする場合は赤線の方が速いかもしれないし、小回りが苦手な車は青線のように走って車速を維持しつつ加速重視にする方が速いかもしれない。
小回りが苦手でも最短距離の方が速い時もあるし、小回りが利く車でも車速を殺さない方が速い時もある。
とりあえず楽という意味では青線の方が素直に走れて楽です。
今回は立ち上がった後の横一線の規制パイロンが邪魔だったので結果的にどっちが速かったかは微妙なところ。
あとは…帰ってきたところの左回りは、行きとは逆になっている事に注意です。
つまり一本目こそが肝。
奥側の2本目は寄らなくても良いんですけど、かと言ってあそこをイケイケでアクセル踏んではらんで行くと大回りになりすぎて距離が延びるんです。
サーキット的にいってみればインアウトアウト走行に近くなってしまうんです。
だから、1本目を過ぎたところにクリップをとるか、1本目をクリップにとって小さく回り、インインアウトみたいなラインをとる方が多分速かったと思います。
だから、あの日聞いてた人も居たかもしれないんですが、「そこは我慢、我慢!」って言ってたんです(笑)
こんな感じ。
参考になるかな。
総じて言える事は目の前のパイロンを曲がる事を考えちゃダメってことです。
いわゆる目線が近い、って奴です。
基本的には、どんな攻略の仕方かを決めて、そしてラインを決める。
そしてそのラインを確実にトレースしつつ、車、タイヤの性能を余らせない、つまり車速を限界ぎりぎりに保って抜ける。
そのための車のセッティングであったり、ドライビングの小技であったりするわけです。
あ、もちろん基本的なドライビング技術も。
というわけで、サーキットでも発想をガラっと変えて、思いきって違う攻略の仕方を試す(=ラインを変える)のも良いと思います。
タカスの改修されたところなんて、一部の人以外は今丁度攻略しようとしてるところだと思うので、いろいろ試すには良いんじゃないでしょうか。
ただ、もし、コース攻略の仕方を考えるのが楽しくなったり、それで競い合ったりするのが楽しくなってくるなら、ジムカーナの方も向いていると思うので、どうぞこちらの世界へ(笑)