
それは突然やってきました。。。
毎年恒例の年末年始のスキー旅行。怪我や骨折もなく無事に帰ってきたなぁと思いながら、その晩の食料を調達してから帰ろうと、近所のスーパーに寄ったときのことでした。
駐車スペースにクルマを停めた次の瞬間!
ボンネットの隙間から白い煙のようなものが出てきました。何せ外気温は氷点下ですから、そりゃ湯気くらいは若干でるかな、ってな感じで見ていると、それがどんどんモクモクとぉっ!!
そして。。。
「ぽ~ん」
警告音が鳴り「CHECK COOLANT XXXXX」のメッセージが!あわててエンジンを切りました。そのときにチラッと見た水温計の針はかなり右側を指していたような。。。
頭がパニックになり、警告メッセージの内容も水温の針の正確な位置もちゃんと覚えていません。(オーバーヒートだったら、温度が上昇した時点で「ぽ~ん」って鳴りますよねぇ?帰り道、ずっと水温計を気にしていなかったので、いつから高温状態だったのか。。。オーバーヒートのまま走ってたワケではないよねぇ?!(滝汗)
すかさずボンネットを開けると、プシャーという音と共に勢いよく白いものがモクモクと上がり、と同時に、地面を見ると緑の液体がダダ漏れ状態で、雪の上を川のように流れていきます。。。
これまで調子が悪い感じがなかったのでホント突然でした。しかも、元日からですかぁ?!orz
結局、その時はしばらくそこに停めさせてもらい、夜の冷え切った頃にもう一度そのスーパーに行って、1kmあるかないかの自宅まで何とか乗って帰りました。(汗)
しかし、正月でDは5日まで休業。また噴出し方が尋常ではなく、しかもクーラントの飛び散り方からラジエータ本体の破裂?と思い、応急処置でなんとかなるものでもない状態で、しかもこの年明けも寒波で大雪。
本来はちゃんと計画して準備万端で水廻りの交換をやりたいと思っていました。でも、この緊急事態じゃ、休み明けにでもDに泣きついて早く直してもらうことが最優先か。ベラボーに高い純正部品も、この状況ではやむなし。。。(T_T)
と思っていたところ、ある人からBMWを整備できる整備工場を教えてもらえました。というか、その整備工場はもともとDからの下請けもやっているということ。(地元のDが下請けに出す唯一の整備工場だそうです。)
紹介してもらって、早速修理を依頼。さっそくローダーで取りに来てくれて、しかもラジエータ本体も持ち込みも大丈夫とのこと。
ただ、まずはどこが壊れたのかまずは調べるのでラジエータの手配は待ってとのこと。とても良心的です!
ローダーで運んで見てもらったところ後日連絡があり、破損箇所はラジエータ本体ではなくエクスパンションタンクだったとのこと。縦に思いっきり亀裂が入っていますよ、とのことで、まず間違いなく、ここから噴出しただろうと。ラジエータ本体は様子見となりました。
他に、オーバーヒートしていればサーモスタットも交換しておいたほうがいいでしょう、とのことで、こちらももともとコイツは交換したいと思っていたので、合わせてお願いしました。ホントはこれらもネットでOEM品を探して持ち込めば安くあがるのでしょうが、初めてのお付き合いだし、時間的なことも考えて純正部品で修理してもらうことに。
結局、エクスパンジョンタンクとサーモスタットの交換で、昨日クルマが帰ってきました。ちょっと乗ってみた感じ「快調」です!
これまで冬はエンジン始動からなかなか水温が上がらないので気になっていたのですが、これも解消され、冷間時からのスタートでもかなり早く水温計が真ん中までくるようになりました。
費用のほうも、部品代は純正価格で仕方ないですが、工賃はかな~り安くしてくれた上に、合計から端数もカットしてくれて、Dよりはだいぶ費用を抑えられたと思います。社長!ありがとうございました~っ!
なお、メカニックの人から話を聞いたところ、クーラントが薄かったのでは?と言われました。エクスパンションタンクの中で凍ってヒビが入ったのでは?とのことでした。
確かに、その前2泊3日で雪山に行っていましたから、夜間は-10度を下回ったりもしていたかも。で、帰りはその環境から2時間近く走りっぱなしで帰ってきたので、水温が上がって内圧がかかったときにヒビが大きくなって破裂したのかも。。。
この冬は、去年やおととしにはなかったような、結構な寒波がきているので、これが原因でやられた(やっちまった)ということで結論付けようかと。。。
あとは、しばらくの間は運転中は水温計をよく確認し、ラジエータの液漏れなどがないか確認することにします。
そして何より!熱でエンジンのヘッドなどが歪んでいないことを祈るばかりです!
#それにしても。。。
#ついにいい主治医を見つけました!
(追記)
<エクスパンションタンク>
この○部分のパーツです。いわゆるサブタンク(リザーブタンク)ですね。これに亀裂が入ってのトラブルでしたが、これだけでラジエータ内から相当な量のクーラントが流れ出た模様です。
もともとウチのクルマは横浜の方から引っ張ってもらったものなので、凍結の心配もないでしょうからクーラントの濃度を薄くしていた可能性もありますよね。(その後2年半で、一回もクーラント交換してない自分も悪いんですが。。。^^;)
また、昨年の夏あたりに一度「CHECK COOLANT LEVEL」が出て、500mlのペットボトル2/3くらいの水道水を足していたことを思い出しました。
この大晦日はスキー場は猛吹雪で、たいまつ滑走や年越し花火も中止になるくらいの悪天候だったので、-10度~-20度くらいまでは下がったと思います。翌日の元旦の午後に帰ってきたんですが、その時間でもクルマのドアやウィンドウが完全に凍っててすぐには開きませんでしたから。。。
これらから考えると。。。エンジン内やラジエータ本体の内部のクーラントは凍らなかったのかもしれませんが、サブタンクだけ微妙に凍って小さな亀裂が入り、帰り道のドライブで加圧されて一気に逝ったのかもしれません。。。。
帰り道の途中じゃなくてホントよかった。。。
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2010/01/10 16:09:53