自作 Racechronoを活用したデータロガー概要
10年ほど前に設計していた(作り途中の)ロガーを完成させました。(合わせて仕様のアップデートも行いました)
<仕様について>
過去はSDカードにデータ保存する仕様でしたが、今回はBLE通信でiPhoneに送るようにしました。
RacechronoはDIYデバイスの接続が出来るので、活用させてもらっています。
https://racechrono.com/
Racechrono Tutorial DIY devices:https://racechrono.com/article/2572
簡単に書くと、GPSに加えて追加モニター用に収集していたデータをBLEで送信する様にしただけです。ポイントはBLE通信が自分で設定出来るかでしたが、何とか出来ました。
<使ったもの>
●マイコン
・ESP32(arduino、秋月電子で購入)
・LPC1768(mbed2.0、秋月電子で購入)
●プログラム
・ESP32:自作、下記をベースにして、必要なデータをBLE送信する部分を追加
https://github.com/0x8008135/RaceChronoDYI-TBeam/tree/master/rc_dyi_tbeam
・mbed:自作、Nextionモニターとして表示していたプログラムを修正して使用
●Racechronoアプリ + iPhone:有料アプリを購入
送ったセンサーデータはCAN-BUSとしてアプリに認識されます。最近の車の様にCAN通信が使用されていれば、もっと簡単にセンサーデータ表示が可能です。
iPhoneで動画撮影をしつつ、ラップタイム表示させているので、運転席から画面が見える位置にスマホを置く必要があります。
●GPS:GPS/GLONASS受信機(Galileo/BeiDou可)u-blox M8搭載 みちびき3機受信対応、秋月電子で購入、10Hzで動作、https://akizukidenshi.com/catalog/g/gM-12905/
●Nextionモニター
関連記事を参照。
●センサー類
詳しくは下記の構成図と関連記事を参照。
マイコンを2つ使っていて変な構成なのですが、元々のロガーにBLE通信を後付けしたため、2つのマイコンをCAN通信する方式を取りました。(最初SPI通信をトライしましたが、うまく出来ず・・・CAN通信になりました)
マイコンを2つ使う事で、センサーとmbedマイコンの接続基板を流用出来、手っ取り早く作れました。
今後マイコンを(ESP32に)集約した構成に変更しようと思います。
<動画リンク>
この動画が走行後すぐにiPhoneで見れるのが便利でした。セクタータイムも見れますが、まだRacechronoアプリを使いこなせてません。
https://www.youtube.com/watch?v=NH2gqMF7QbA
ペダル開度にノイズが入っています・・・
<CAN通信>
別記事を書く予定。→ https://minkara.carview.co.jp/userid/447683/car/388238/6941647/note.aspx
<BLE通信>
別記事を書く予定。
マイコン集約ロガーの設計を始めようとしていますが、やりたかったことが出来たので、★5つとします。
<10年ほど前のロガー作製記事へのリンク>
https://minkara.carview.co.jp/userid/447683/blog/23095741/
https://minkara.carview.co.jp/userid/447683/blog/23188331/
https://minkara.carview.co.jp/userid/447683/blog/22980041/
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構成図です。
CAN通信とBLE通信については、別記事を書こうと思います。
2022/7/10修正
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暫定なので、助手席の足元はこんな感じです。酷い状態です。
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Racechronoにラップタイム表示、Nextionに上から油温/水温/油圧を表示しています。
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Racechronoの動画。走行後にラップ/セクタータイム分析し、ベストラップの動画がすぐ見れます。
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