自作データロガー マイコン～iPhone間のBLE通信

こちらの関連記事になります。
https://minkara.carview.co.jp/userid/447683/car/388238/11874753/parts.aspx

iPhoneのRacechronoアプリを使って、ESP32マイコンとBLE通信を出来る様にしました。
以下、その簡単な説明です。

ESP32のプログラム(Arduinoとして書き込み)は下記プログラムを改造しました。
GPSのBLE通信が出来るので、そこにCAN-BUSデータを整形し、追加で乗せています。CANデータを各IDごとに送ると、BLEのパケットが余るので、1つにまとめて送るようにしました。パケットの対応表を作りました。

https://github.com/0x8008135/RaceChronoDYI-TBeam/tree/master/rc_dyi_tbeam

ここからはRacechronoアプリでの作業です。
設定→車両情報からCAN-Busチャンネルを設定します。
PIDは0xFFFF(65535)に割り当てました。(OBD2チャンネルを割り当てることも出来ます)
ソースデータは、ライブデータを使用するにチェックを入れ、BLE通信が出来ているとデータが表示されます。
16進数の通信データを必要な数値に変換してあげます。元々数値を16進数に変換したので、逆の手順で戻すだけです。使える公式はRacechronoのサイトに記載があります。
エンジン回転数のデータの場合、BLE通信の10,11バイトですが、最初の4バイトはRacechronoで使用済で、データ通信には使えません。またその4バイトを除いて、5バイト目からをゼロから数えるので、エンジン回転数は6,7となります。よって方程式には6,2(6から2バイトを読み込む)と式を入力します。最後に係数で割ればエンジン回転数に戻せます。解決策として計算式が表示されるので、間違いがないか確認出来ます。
1つ1つ式を入力するのは面倒ですが、設定はコピペを駆使して実施します。