ポルシェ純正 リンクパイプ(OAPs)  

悪名高いGPF入りのリンクパイプ(中間パイプ)
海外ではOver Axel Pipes(OAPs)と呼ばれているようです。

GPFはガソリンパティキュレートフィルターのことで、燃焼後に排出される粒子状物質(PM)を捕集する役割を果たすフィルターの名称です。ディーゼル車にはDPFという同じ役割のフィルターが装着されていることが多いのですが、欧州ではガソリン車にも排ガス規制に対応するために数年前からGPF装着が必要になったようです。
環境や人体にとっては必要な装備なんでしょうが、排ガスが糞詰まり状態になるわ、排気音は大人しくなるわでスポーツカーにとっては全く不必要な代物です。
そもそも年間生産台数も少ないこの手の車両が環境に与える影響ってそんなに大きくないような…日本だと年間1万㎞も走る個体も少ないでしょうし。

そんなGPF、GTS4.0のプレスキットには日本仕様は非装着とされています。
非装着とあたかもGPFがないような表現になっていますが、2枚目の画像のとおりリンクパイプの膨らんだ部分にフィルター自体は入っていて、このフィルターが排気音を大人しくしている要因の1つになっていると考えられます。日本仕様に装着されているフィルターがGPFとして機能しているかは不明です。

このGPFがあることによって使用できるエンジンオイルが決まるので注意が必要です。詳細は関連する記事の整備手帳をご覧ください。

このフィルターを取り払うと…

ちなみに私のリンクパイプ(運転席側)の品番は「982254350T」でした。