
こんにちは♪
ポンせん教みんカラ支部長ですww
雨ばっかりで「ダブルポンせん平面バッフル」の作業がちっとも進みません(>_<)

先日、雨の中でニス塗りを強行したら、乾かなくて往生しました。
でも雨の日は、空気中にホコリが舞ってないので塗面がきれいにできます。悪いことだけじゃありません。
雨で作業ができないので、今日もポンせん教の布教につとめます。
みなさんもぜひ、ポンせんの沼にドップリ嵌ってください♪
本日、ご紹介するのはポンせん教の経典、旧約聖書ともいうべき書物です。
題して「
スピーカーの革命児 ヤマハ ナチュラル サウンド スピーカーの秘密 技術説明書」です。
それでは1ページ目(以下引用)
ナチュラルサウンドスピーカー(NSスピーカー)の特徴
■ナチュラルサウンドスピーカー(NSスピーカー)は殆ど、ピアノのサウンド・ボードの原理を究明し商品化したわけで、これは従来のスピーカー製造の原理と約束を頭から否定するところから出発しています。
例えばピアノのサウンド・ボードを例にとると、ピアノの響板は打弦された音を面全体でかなり複雑な振動により音を再生するようになっており、それが楽器の自然さや、個性を作っているわけです。
したがって、スピーカーにこの原理を採用し、スピーカーの振動板が、非常に複雑な振動を起こしやすい材質、経常、構造を探し、研究開発したもので、Reproduceというよりむしろ音をProduceするという表現が正しいとも云えます。
(引用終了)

いきなり本質が書いてあります。
ナチュラルサウンドスピーカー(NSスピーカー)=ポンせんスピーカーは、ピアノのサウンドボード(=響板)の原理を商品化した。
ピアノのサウンド・ボード(響板)とは何か?
(以下引用)
ピアノのマメ知識
ピアノの響板は響かせないための板でもある

ピアノの弦は鋼鉄製。一方、それを豊かな響きに変える響板は木でつくられています。
ハンマーが弦を打った音をただ大きく増幅するだけなら、金属板の方が、よほど効率がいいはず。
それなのに、なぜ響板は木でつくられているのでしょう?
その答えは、低い音も高い音も同じように増幅してしまう金属と違って、木は低い音だけを増幅し、高い音は逆にカットする性質があるからです。
打弦音をそれだけ取り出して聴いてみると、金属的なシャンシャンというノイズに満ちた音であることが分かります。
もしこの音をそのまま増幅したら、ピアノは巨大なノイズ発生器になってしまうでしょう。
そうならないのは、響板の材料である木が高い倍音成分をカットし、耳に心地よい楽音成分だけを選択して、豊かな響きに変えているから。
つまり、響板は響かせるための板であると同時に、ある意味では響かせないための板でもあるのです。
とりわけスプルースをはじめとするエゾマツの仲間が響板材として珍重されるのは、これらの樹種が高い倍音をより効果的に吸収して、まろやかに感じられる高さの音のみを豊かに響かせる特性があるためです。
(引用終了)
ヤマハのホームページって面白くて、すごく勉強になります。
響板は木じゃなきゃダメ。ただ増幅するだけなら金属板の方が効率が良い。
しかし、金属は楽音も雑音も同じように増幅してしまう。
木(とりわけスプルースやエゾ松の仲間)は耳に心地よい楽音成分だけを選択して、豊かな響きに変えてくれる。
これ、カーオーディオのドアの鉄板と木製バッフル板の関係にも応用できるかも。
あと、こういうのもあります。
(以下引用)
ピアノフレームに最適な素材はオートバイエンジンにも最適だった

16トンから20トン近い弦の張力をしっかりと受けとめるピアノのフレームは鋳物製。
ピアノの輝かしく美しい音を長く保つために欠くことのできないフレームは、いわばピアノのかなめともいえる大切な部分です。
ところで、あるオートバイメーカーがエンジンのシリンダー用に最適な鋳物材を開発してみたら、なぜかこのピアノフレームの鋳物材と同じ組成になってしまったという話があります。
似ているのは、どちらも大きな音を出す道具だから?
違います。ピアノフレームが弦の張力を支えるためだけの道具なら、ただ頑丈でさえあれば十分です。
ところが、フレームは弦の振動を伝えて音にも影響してくるため、適度に振動できる弾性をも備えていなければなりません。
つまり、外側は硬くとも内側はある程度柔らかいという、相反する性質を要求されるのです。
同じことがオートバイのエンジンシリンダーにも当てはまります。
ピストンとの激しい摩擦に耐えるためには十分に頑丈でなければなりませんが、同時に、ガソリンの燃焼による高温での熱変形にも対応できるよう、適度の柔軟さがなくてはなりません。
かくして、要求される条件が共通しているため、最適な材料の持つ条件もまた同じになってしまった…というのが、ピアノフレームとオートバイのエンジンシリンダーの鋳物組成が似ている本当の理由です。
(引用終了)
これもスピーカーの振動を、どうやって抑えるか?伝えるか?
カーオーディオの考え方にも通じるものがあるんじゃないかと思います。
少し話が逸れました
ポンせんスピーカーに話を戻します。
ポンせんスピーカーは、ピアノの響板と同じように「音を面全体でかなり複雑な振動により音を再生するようになっており、それが楽器の自然さや、個性を作っているわけです。」
一般のスピーカーは、振動板が単純に前後運動する事により音を再生しています。入力された電気信号を正確に空気振動に変換するように作られています。
ポンせんスピーカーは、いかに「良い響きの音」を創るか?
一般のスピーカーは、いかに「正確な信号」を変換するか?
言い換えれば、楽器と機械の違いなのです。
そのことについては、後にさらに詳しく説明されています。
(以下引用)
■このスピーカーのスタイルが悪いのは…
ピアノの響板も、アップライトピアノの場合正確な長方形ではなくコーナーを立ち落とした変形で、この変形により、複雑な振動が得られるわけで、この形のテストは5,000回ものテストの結果生まれたわけです。
■周囲を鋳物で囲んであるのは…
丈夫さとか、とめやすいとかもありますが、コーンスピーカーの原理は、振動が無限であるよう設計されてあります。
したがって、箱に入れて響鳴させる必要もあるわけです。

NSスピーカーの場合、振動の波の繰り返し、ぶつかりが複雑な振動となっている為、?周囲を囲んであるわけです。
したがって裸でキャビネットに入れずに音を出しても。その効果には変わりがありません。
グランドの響板と同じで、振動板が大きい方が理論的には良いわけですが、問題は、スピーカーの電気部門を受け持つマグネット?の能力如何にもよりますので、適当な大きさがあるわけです。
■従来のコーンとNSスピーカーの差は、同じ電気的な入力が入っても振動の負担がNSスピーカーの方がウンと少なく、同じ振動だとすると音の大きさの差が大きくなります。
したがってNSスピーカーに無理がかかることが無く、耐久性は半永久的です。
特にコーンですと穴が開いた場合、音が極端に悪くなりますが、NSスピーカーの場合、少々ネズミが穴を開けても特性の変化は見られません。
ナチュラルサウンドスピーカーは、30種類余の特許を世界各地に申請中です。
マグネット、フレーム、リム、へその部分、形状(比較対象形)。等数多くの特徴全てが、特許と言っても言い過ぎではないでしょう。
'67のニューヨーク・オーディオフェア発表後は世界的に注目の的であり、有力なメーカーからの引き合いが殺到しています。
(引用終了)
長い引用になってしまいました。
要点は
①変な形だけれどちゃんと意味はある。5,000回ものテストの結果です。
②振動板そのものが響いて音を出すので、エンクロージャーは必要ない。
③低負荷なので、半永久的な耐久性がある。多少の傷でも音質の変化が少ない。
④非常にユニークなので、海外でも注目されている。
ってことです。
1ページ目と2ページ目だけの紹介でこんなに長くなってしまいました。
続きは、また?(ニーズあるのか?)
追記、前回のブログに頂いたコメントで「エレクトーンにもポンせん入ってるの?」というご質問がありました。調べてみたら、ポンせんが入っている機種のリストがありましたので貼っておきます。
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Posted at
2020/03/10 17:01:42