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山爺@Around60のブログ一覧

2020年05月19日 イイね!

やぶれポンせん車載計画 Part3

5月12日のブログ「やぶれポンせん車載計画」の続きです♪
「何シテル?」にちょっと写真を上げてたらブログを書くのをすっかり忘れていました。
なのでブログの日付は5月19日です。

前にもおことわりしましたがネタですので、読んで笑っていただければ嬉しいです♪
先ずは完成写真から♪

えーっと脚を付けたらちゃぶ台みたいになってしまいました(^_^;)

下にあるアンプBEWITH R205Sで駆動します。
状態の良い中古がわりと安く出回ってますね。
左右独立でゲイン調整できるのは良いですね。
サブウーファー用として使うには、ローパスフィルターが付いていないのとブリッジ接続できないのがちょっと残念です。
仕方が無いので右チャネルだけで試聴します。

肝心の音の方ですが・・・
結論から言いますと、サブウーファーとしてポンせんは使えませんでした(T_T)

普通のサブウーファー(Eclipse TDX700W)と聴き比べてみると、低音の量感が半分ぐらいしか感じません。

ポンせんは約40cm×約50cmの大口径振動板ですが、それほどローエンドが伸びていないようです。
測定器を持ってませんので、あくまで私の聴感上ですが80Hzぐらいからダラ下がりな感じです。
せめて40か50HZぐらいまで、モリッとパワーがあると良いんですが、、、

前回聴いたパイプオルガンのCD「Bill Evans on The Organ」/オルガン:ダヴィッド・ショルマイヤー(David Schollmeyer)をポンせんサブウーファーでも聴いてみました。
ポンせんとEclipse TDX700Wでは、ペダルの低音の音量が全然違います。
サブウーファーとしては残念ながら不採用です。

ダメな部分ばかりかと言うと、実はそうでも無くて。
ポンせんは感度が良いと表現したらいいのか?
音の立ち上がり・立ち下がりが速いようで、打楽器のバンッと叩く感じ、ピアノの(特に左手の)バーンという強いタッチはとて臨場感があります。
また、小さい音が潰れずに聴こえるので、アコースティック楽器(弦楽器が特に)の響きやホールの残響がリアルに聴こえます。

超低音が出ないのでサブウーファーには向きませんが、普通のミッドバスやフルレンジスピーカーとしては、非常に面白いと思います。
ということで、せっかく作ったのでもったいないからリアスピーカーとして使います(笑)

MYアテンザでは後席の後のサテライトスピーカー(Eclipse TDX700S)で車内の音場調整をしています。
ステレオ原理主義の方には評判が悪いんですが(^_^;)
私はホームもマルチチャンネル(ホームシアター)中心なので、カーオーディオでも後から音が出る方が好きです♪

サブウーファーTDX700Wを残した上で、ポンせんをリアスピーカーにしてサテライトのTDX700Sにハイパスフィルター入れて、リアを2ウェイ(フルレンジ+ツィーター)にしちゃおうと思います。
もう1本ポンせん(JA5101)を入手するまで、片チャンネルだけ2WAYの変態リアスピーカーです(笑)

この状態、低音の量と音質が両立できて非常にいいんですが、さすがに後方の物量が多すぎます(^_^;)
あからさまに後ろから音が聞こえてきちゃうのが難点ですね(笑)

ステーションワゴンなのに荷物がなんにも積めなくなりました(T_T)
そして、もう一つ心配していた問題が発生しました。
Posted at 2020/06/11 11:57:13 | コメント(2) | トラックバック(0) | オーディオ | 日記
2020年05月12日 イイね!

破れポンせん車載計画 Part2

破れポンせん車載計画 Part2お待たせしました(笑)
ポンせん車載化の続きです♪

初めにおことわりしておきます。
コレ、あくまでもネタです…
カーオーディオの音質向上には必ずしも結びつきません。
(たぶん)誰もやってないからやりたいだけです(^_^;)
資金が無いので、機材・資材は中古のジャンク品&過去の使いまわし品です。
技術が無いくせに面倒くさがり屋なので、施工および調整は手抜き&超テキトーです(爆)
真似する人はいないと思いますが(笑)、本気で音質を追及している人は読まないでください(^_^;)

使用するユニットは通称「ポンせん」YAMAHA JA5101です。
40cm以上の大口径ですがフルレンジスピーカーです。
f0の正確なデータは公表されていませんが、20hzとか30hzとかの重低音は出てないような気がします。
低音をボンボン鳴らしたければ、普通にサブウーファーを買って取り付けた方が確実です。
90db以上の高能率なので、量的な増強はそれなりにあるかもしれません。
もしも勢い余って「ローエンドが伸びた」とか「迫力が増した」とか口走っちゃっても、ただの自己満足ですから気にしないでください(笑)

さて、前回はポンせんを車載するためのフレームをジグソーで切り出しました。

肝心のポンせん本体はホームでテストしてちゃんと音が出ることが確認できました。

車載するためにはアンプが必要ですが、Myアテンザは電源環境がちょっと心配です。

もともとデカいバッテリー(OPTIMAイエロートップD1200S)を積んでいるので普通なら十分なのですが、すでにアンプを2枚(eiju Cea100.4とPhass RE50Hi)積んでいます。
そこにあと1台サブウーファー用のアンプを加えるとなると、電力不足になる可能性があります。
今のバッテリーも約2年になるので、そろそろ交換時期が近くなっています。
万一、電力不足になるようならサブバッテリーの新規搭載かバッテリー交換を考えることにして、さしあたり手持ちのアンプを繋いで音を出してみましょう。

ストックしているアンプ(BEWITH R-205S)を使います。

ケーブルを引き直すのが面倒なので、以前使用していたサブウーファー(ECLIPSE TDX700W)のケーブルを再利用します。

ポンせんサブウーファーとの比較のためにも、普通のサブウーファーの音をもう一度聴いておかなきゃいけません。
ということで、Eclipse TDX700Wを再搭載してみました。

Eclipse TDX700Wは製造終了となって久しいのですが、車載用のアンプ内蔵型サブウーファーとしては、最もマトモな商品だと思います。
タイム・ドメイン方式の理論に則ったサブウーファーで、同社のホーム用のサブウーファーを小型・簡略化した物です。
16cm×2発の小口径なのでローエンドは40hz程度で、アンプの出力もそれほどではありません。
したがってドンドン、ドカドカ音圧や迫力は期待できませんが、自然な低音が加わります。
欠点は積載性の悪さです。小口径なのに筐体がデカい。デカいくせにたいして迫力も音圧も無い。
そりゃ売れませんよね(笑)
でも、サイズの大きな箱に入った小口径ウーファーは、ちゃんと良い音で鳴ります。

結局、私もラゲッジの容量とトレードオフで下したんですが…

気を取り直してTDX700Wの試聴です♪
音源はこちらBill Evans on The Organ

ダヴィッド・ショルマイヤー(David Schollmeyer)という人が、ジャズの名ピアニスト ビル・エヴァンスの名曲をパイプオルガンで演奏しているという変態CD!
サブウーファーの試聴だからパイプオルガン聴きたかったんですが、バッハとか普通のじゃ面白くないと思って(笑)
ちょっと無理な編曲もありますが、けっこう楽しめます。
そして、もちろん低音もブリバリ~

普段、10cmフルレンジで低音ナチュラルカットで聴いてるから、すげー違和感(笑)
ボリュームを上げると、内装のあちこちがビビり出します(^_^;)
パイプオルガンの低音(ペダルトーン)は、ブーーーーーっと鳴り続ける持続音なので、アンプやスピーカーへの負荷がキツそうです。
ハムとか電源系のノイズにも似た音ですから「どっか壊れるんじゃないか?」と心配になります。

こういう曲を聴くと、サブウーファーのありがたみを感じますね。
「なるほどね。これが普通のサブウーファーの音ね。」
ということで、いよいよ本番のポンせんサブウーファーの試聴です。



つづく(笑)
Posted at 2020/05/12 15:59:53 | コメント(3) | トラックバック(0) | オーディオ | 日記
2020年04月23日 イイね!

平面スピーカー製作記-Part4-「高音がどーにもキマラナイ」

平面スピーカー製作記-Part4-「高音がどーにもキマラナイ」


ごぶさたしています
皆様どのようにお過ごしでしょうか?

特別警戒中にもかかわらず、私はなぜか通常通り出社しております。
肩書的には「顧問」なので、出社してもしなくてもよさそうなもんですが、たぶん若いヤツが感染しちゃいけねーから、ジジイに犠牲になってもらおうという考えなのでしょう。
あいにく、しぶといのでピンピンしています(笑)

閑話休題

3月いっぱいで完成予定の「ダブルポンせん平面バッフルスピーカー」ですが、高音の調整が上手くいきません。
もう投げ出したくなっております(笑)
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もともとは、大好きな純マグネシウムフルレンジFOSTEX MG100HR(8Ω)をワイドレンジツィーターにしてやろうという目論見でした。

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最初は10μFコンデンサー1発の4,000hzクロスで試してみましたが、MG100を下まで使うと定位がツィーターに引っ張られて、音像が左右に割れてしまいダメ。
位相をあれこれ入れ替えたり、クロスをいろいろ試しましたが、私の手には負えません。
ワイドレンジツィーターってカーオーディオにもBEWITHとかありますけど、難しいですねぇ。
結局、コンデンサーの値をだんだん小さくして、クロスを高くしていって3μF6,500hzぐらいに落ち着きました。
しかし、どうにも低音とのバランスが悪く、音量的に高音が足りない(MG100の能率は85dbしかない)のと、音色もちょっと大人しすぎる感じがしたので、他のツィーターを試してみる事にしました。
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写真の上段左が①Peerless(Vifa) XT25TG30-04

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右②Fostex FT17H

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下段左③SB Acoustics SB26ADC-C000-4

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右④DIATONEの6Ωハードドーム(型番不明)
いずれも購入時は中古品。ホームやカーオーディオで試用してお蔵入りになったブツです。
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①Peerless(Vifa) XT25TG30-04だけは、ホームのサブスピーカー(FOSTEXバックロードホーン)のツィーターとして使用して気に入ったので、今回ポンせんのために再購入しました。
①と③は4Ωなので6.8μFのコンデンサーで約5,800hzクロス。④は6Ω同じく6.8μFのコンデンサーで約4,750hzクロス。
②は能率が高い(96db)という理由もあって、クロスを高く(40,000hz以上)とって0.47μFで可聴領域の高音を減衰させるやり方です。
こうするとクロスの帯域は約6db減衰し、オクターブ下の20,000hzは12db、さらにオクターブ下の10,000hzは18db減衰することになります。
ホームの自作スピーカーでは、長岡鉄男式バックロードホーン(フルレンジスピーカー)の高域を強化する際、この方法を良く使います。

達人ならツィーターをとっかえひっかえして聴き比べたりしなくても、パッシブネットワークのクロス値やインピーダンスアッテネーターなんかでバッチリ決めちゃうんでしょうけど、シロートですから力技です(笑)
あーでもない、こーでもないと一人ブツブツ言いながら聴き比べました。

聴き比べのためにバッフル作るのも面倒だったので、写真では上向きに転がしてありますが、聴くときはそーっとバランスを取って正面に向けてます。
ちなみに、周波数特性とかまったく計測していません(笑)
ただひたすら、自分の好きな音源を聴きまくるだけ。好きな音か?嫌いな音か?だけが判断基準ですから、なんら客観性はありません。

結果、①Vifa XT25が一番好きですね。シンバルやトライアングル等金物打楽器の高域の伸び、弦楽器の艶、音が消えて行く「フッ」とした空気感の表現が良いです。
②のFOSTX FT17Hが二番目。③のSB Acousticsはちょっとうるさく感じます。④のDIATONEも悪くありませんが、ちょっと感度が良くない感じで、Vifaのような雰囲気の描写が鈍いです。

現時点での結線はこのようになりました。
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ウーファーはヤマハのポンせんJA5004をフルレンジ駆動しています。
スコーカ―もヤマハのポンせんJA3502Aを80μFのコンデンサでハイパス。
ツィーターのFOSTEX MG100HRは繋いだり外したり。
スーパーツィーターのVifa XT25は6.8μFのコンデンサでハイパス。

全部のユニットがハイパスで高音かぶりまくりです(笑)
図だけではとてもまともな音が出るようには思えませんが、案外なんとかなっちゃってるのです。
なんとかなってはいますが、気にはなるのでウーファーとスコーカ―にはローパスのコイルも試してみようかと思っています。
しかし、もうめんどくさくなってるので、このままでもいいかな?とも思っていたりします。
Posted at 2020/04/23 18:56:36 | コメント(6) | トラックバック(0) | オーディオ | 日記
2020年03月23日 イイね!

平面スピーカー製作記 -Part3- 「製作編(最終形態)」

平面スピーカー製作記 -Part3- 「製作編(最終形態)」  こんにちは♪
ポンせん教みんカラ支部長です。

お待たせいたしました!
先月から製作中の平面スピーカーがついに完成しましたヽ(^。^)ノ

前回は「第一形態」まででした。

長岡鉄男先生のJA5004+Foster FE103

それを真似て、ポンせん(NS-230)+Fostex MG100HRという形で作りました。

NS-230の搭載ユニットJA3502A(280mm×380mm)は、JA5004(420mm×540mm)より二回りほど小さめで、やや低音の伸びが寂しい気がします。
低音不足という事では無いのですが、期待だけは大きく膨らんでいるので(笑)
そういう気がするというだけの話です(たぶん)。

そこで、そんな「気がする」解消のため、ウーファーとしてJA5004を追加して「ダブルポンせん」に進化させました。

先ずは型取りです。
養生テープをユニットに貼って、マジックでラインを書きます。
養生テープをはがして、型紙の段ボールに貼りつけます。

マジックで書いたラインよりも、フレーム分(約2cm)小さい穴をあけます。
型紙が完成しました。型紙を板に書き写して。

ジグソーで切り抜きます。
今回のバッフルは、ラワン・ランバーコア材18mmです。
20mm近くの合板になると切るのが大変ですが、ランバーコアは柔らかいので加工が楽です。
ただし、普通の合板より軽いので、共振周波数が高くなり、音質的には劣るかもしれません。
実はこれを作る前に、集成材や合板で作りましたが、ジグソーの歯がポキポキ折れるばかりで、私の心も折れました。
なので、音質よりも作業が楽な方へ逃げました(^_^;)

塗装も手抜きです。ラッカースプレー艶消し黒で重ね塗りなし。


パッシブネットワークは、ポンせんの最上級器YAMAHA NS-30を参考にしました。
ポンせんJA6002をスルーでフルレンジにしています。
スコーカ―もハイパスコンデンサー1発のみ、ツィーターもLCのシンプルな設計です。

参考にして作ったのが↓コレです(^_^;)

コンデンサーがいっぱい。上から40μF、30μF、10μF、3μF。
クロスオーバーをどうしたらいいのか分からないので、いろいろ切り替えながら使う予定です。
コイルもいくつかつけたかったのですが、スペースが無いので1個にしました。3.3mhです。

ツィーター(MG100HR)はコンデンサーを通し、ウーファー(JA5004)はコイルを通し、700hzぐらいのクロスで-6db/octのネットワークです。
スコーカ―(JA3502A)は素通しフルレンジです。
あんまり意味はありませんが、ウーファーとツィーターだけで周波数特性グラフも。

バッフルを交換することで、いろんなスピーカーを取付けられるので、クロスオーバーも融通が利くようにしてあります。
ロクハン用のサブバッフルも用意しました。ロクハンを付けた形は後日また。

そして完成ヽ(^。^)ノ


試聴は次の回で (^_^)/~

Posted at 2020/03/23 13:31:19 | コメント(3) | トラックバック(0) | オーディオ | 日記
2020年03月12日 イイね!

ポンせん教 経典 その2

ポンせん教 経典 その2こんにちは♪
ポンせん教みんカラ支部長ですww



ポンせんポンせんと一人で騒いでいます(^_^;)



昨夜ヤフオクでポンせんスピーカーNS-15が落札されましたが、これがエライ高値でした。
この間の相場では1万~1万5千円でしたが、なんと1万9千501円!

株価暴落中で資金が骨董市場に流れたとか?(笑)

どんな人が買ったのか?と見てみたら。

評価数2700とか3000以上とか‥‥
カタギの人じゃありませんね。プロが転売目的で落札しているようです。
好きなスピーカーが評価され人気が出るのは嬉しい半面、もともと数に限りがあるものなので、マスクじゃないけど需給バランスが崩れて、手に入りにくくなってしまうのは困りますね。

さて、気を取り直して、ポンせん教の経典「スピーカーの革命児 ヤマハ ナチュラル サウンド スピーカーの秘密 技術説明書」の第2回です。

それでは前回の続き3ページ目

3ページ目は仕様とパッシブネットワークの回路図です。
①ウーファーのポンせんユニット(JA5002,JA6002)は、素通しフルレンジで正相接続です。
何もフィルターを通さず大らかに鳴らしてやった方が、ポンせんユニットの特長が出るということでしょう。
②スコーカ―(20cm,30cmコーン)は、100μFのコンデンサ1発のハイパスフィルターに、アッテネータ噛ませてNS-20は逆相、NS-30は正相接続です。
100μFということは、8Ωのユニットですから、200Hzぐらいのクロスでしょうか。スコーカ―と言ってもずいぶん下まで出ています。
20cm,30cmの普通ならウーファーとして使う口径のユニットを、スコーカ―にしているので下まで出しても問題ないでしょう。
ポンせんユニットと同じように、できるだけフィルターを通さずに鳴らしてやるということでしょうか。
NS-20とNS-30で逆相・正相が違います。どういった理由かわかりませんが、おそらく試聴テストを重ねた結果そうなったのでしょう。
③ツィーターは2.5μFと0.3mHのハイパスフィルターに、アッテネーターを噛ませて正相接続です。
5.5~6kHzぐらいのクロスオーバーでしょうか。ウーファーはフルレンジ、スコーカ―はハイパスだけだから、高音域が全部のユニットから出るネットワークです。
自作派の皆さんならお分かりと思いますが、こんなネットワークは普通ありません。
ネットワークだけを見て、どうこう言ってもしょうがないんですけどね。
どんな音がするのか、実際に音を聴かなきゃ分からないですね。

4ページ目「ヤマハ ナチュラルサウンド スピーカー」
5ページ目「NSスピーカー開発の背景」

(以下引用)
楽器創り80余年のヤマハの伝統と技術は常に新しい音楽の世界・音の世界を追及しています。
ナチュラルサウンド・スピーカー(NSスピーカー)もその一つですが、従来のスピーカーのイメージと異なる形態や材質、また楽器メーカーがつくったスピーカーという事で、Hi-Fiステレオ再生とかけ離れた特殊なものという印象を持たれている方もあるかもしれません。
この小冊子はヤマハNSスピーカーをより深く知っていただくためのものです。お読みいただいた後でもう一度ヤマハNSスピーカーの音をお聴きになってみていただきたいと思います。
(引用終了)
なぜか序文が4ページ目に来ました(^_^;)
(以下引用)
ヤマハがスピーカーの研究を始めたのは決してステレオ・ブームになった昨今ではありません。
ヤマハが楽器の世界に新しく開発したエレクトーンの研究に着手した時点に、すでにスピーカーの研究も始められていました。
当初エレクトーンは社外で生産されたスピーカーを購入して組み込まれていましたが、ヤマハが追及している楽器としての“エレクトーンの音”とならず、スピーカーから再生されるエレクトーンの音という不満がありました。
自社開発の必要性はスピーカーの研究を急速に進展させ、各種のスピーカーが開発されエレクトーンは次第に完成され始めました。
スピーカーの研究開発はさらに押し進められ、現在のNSスピーカーの母胎となった自社開発のスピーカーが組み込まれた時、ヤマハが追及していた“エレクトーンそのものが鳴っている”楽器としての生命が吹き込まれ完成されました。
(引用終了)
ここにも重要な事が書かれています。
「ヤマハが追及していた“エレクトーンそのものが鳴っている”楽器としての生命が吹き込まれ完成されました。」
エレクトーンという楽器を成立させるために、開発されたのがポンせんNSスピーカーであるという事です。

6ページ目「NSスピーカーの誕生」
7ページ目「振動板に特殊発泡スチロールを採用しました」

(以下引用)
このエレクトーンに生命を吹き込んだスピーカーは、多くの研究と実験の繰り返しの中から生まれてきましたが、それは楽器創りにかけて長年世界中の多くの素材に深く接し、繊細な神経を持ち続けてきたヤマハならではの物でした。
スピーカーの音質を決定づける最大要因の振動板は、木材・紙・金属と多くの素材の比較実験を重ねるうち最適のマテリアル-上質の特殊発泡スチロールを得ました。
またスピーカーの心臓部ともいうべきマグネットの研究も並行して進められ、<世界一協力マグネット>といわれる特許ゾーンメルティング製法による強力磁石YM-5Sが開発され、スピーカー製法に決定的な基礎が出来上がりました。
ヤマハはこのスピーカーを更にHi-Fi用に発展させるにあたって、世界初の試みとして<音響心理学>を導入して、ただ単なる<音>ではなく<音楽>を聴くためのスピーカーとして研究を勧めました。
それはヤマハが楽器創りの長い経験から、オーディオ機器が周波数特性や歪特性などの電気物理的な特性の向上だけではない事を十分知り抜いていたからです。
それらの十分なデータの上に<音楽>として実際に耳で聴くという事を基本的に、あらゆるクラスの人々と多くの環境の下で比較試聴を行い、<音楽を聴くためのスピーカー>としての理想的な音質を決定したのです。
(引用終了)
6ページ目はキーワードだけ。
「特殊発泡スチロールの振動板」
「世界一強力なマグネット」
「音響心理学」
「音楽を聴くためのスピーカー」
(以下7ページ目引用)
NSスピーカーの最大の特徴は振動板に特殊発泡スチロールと言う新しいマテリアルを採用した事です。
ヤマハは従来の研究と経験を基としながらも、振動板のマテリアルについてはその枠にとらわれることなく、まったく新しく考え直しました。
木材・紙・金属など多くの素材の比較実験を重ねるうち、最適のマテリアルとして非常に上質の特殊発泡スチロールが、振動板の理想的条件として結論を得ました。
○軽くて丈夫であり、振動版面積を大きくしてもコーン紙より剛性がある。
○湿度の影響がなく耐久性が高く、経年変化が無い。
○品質の物理的特性の均一化が容易である。
この新しい観点より採用された特殊発泡スチロール材によってNSスピーカーは、振動面積を超大型化することができました。
NSスピーカーの振動面積は超大型です。そのためはるかに伸びのある豊かな低音が再生される一方、振幅が小さくて済むためリニアリティにすぐれ、大入力でも歪むことなく余裕ある再生音が得られます。
また大きく平板なため再生音は面音源となり、素晴らしい臨場感と音の拡がりが得られ、ステレオ再生に最適です。
またNSスピーカーの形は従来の物に比べ不思議に思われる方もあるかもしれませんが、この形は奇を衒ったわけではありません。
研究開発の段階で200種以上の異なる原型が試作され、電気的物理的特性はもちろんのこと音色と音質の面からもテストの上現在の形に決定されました。
この微妙な曲線の全てがNSスピーカーそのものなのです。
(引用終了)
7ページ目では発泡スチロールの振動板について詳しく説明されています。
発泡スチロールというマテリアルを使う事で、振動板を超大型化することができ、振幅が小さくて済むためリニアリティに優れ、大入力でも歪まないユニットができた。
再生音は面音源となり、臨場感・音の拡がり感じが得られる。
NSスピーカーの形は、研究開発の段階で200種以上の異なる原型が試作され、音色と音質の面からもテストの上、決定された。

8ページ目「JA-0506,JA-0506B,JA-0505」
9ページ目「NSスピーカーシステム NS-30,NS20」

8ページ目はツィーターユニットの仕様と解説です。
9ページ目はNS-30とNS-20の説明と周波数特性グラフが載っています。
グラフを見るとNS-30で200Hzぐらいに凸があります。このピークのところで105dbぐらい。
いかにこのスピーカーが高能率か分かります。


以上、ポンせんスピーカーの経典「スピーカーの革命児 ヤマハ ナチュラル サウンド スピーカーの秘密 技術説明書」でした。
長文お読みいただきありがとうございました。

Posted at 2020/03/12 17:55:22 | コメント(2) | トラックバック(0) | オーディオ | 日記

プロフィール

「@グランツ@兵庫 さん、そのまんまのyoutubeあります。https://youtu.be/-fFOWwWTkDA
何シテル?   06/01 14:32
2代のプリウスを13年間約40万km乗り継いで、このたびアテンザ乗りになりました。 今度の車も大事にしてなが~く乗り続けたいなぁ
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