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山爺@Around60のブログ一覧

2017年12月04日 イイね!

クリスマスのクラシック音楽

クリスマスのクラシック音楽12月になって街中どこに行ってもクリスマスソングが聞こえてきますね。
私、小売業を生業としていましたので「クリスマスソング=年末=忙しい」というマイナスのスパイラルが体に染み込んでいて、マイケル坊やが「I Saw Mommy Kissing Santa Claus (ママがサンタにキスをした!)」と叫びだすと逃げ出したくなります(^_^;)
たまたま来店したお客様でも「どこへ行っても同じクリスマスソングばっかり」と感じられるでしょうが、店員にしてみれば毎日毎日繰り返し聴かされるんだからたまったもんじゃありません。

クラシック音楽の世界でもクリスマスの曲というのはあって、わが国ではベートーヴェンの交響曲第9番、いわゆる「合唱」がなじみ深い(クリスマスというより年末?)。
それ以外にも、ヘンデルの「メサイヤ」。ハーレルッヤ♪ハレルヤ♪ハレルヤ♪というハレルヤコーラスや、もーろびとーこぞーりーて♪というコーラスでおなじみ。
バッハの「主よ人の望みの喜びよ」とかも、この時期によく聴かれます。

他にもいろいろありますが、今回は私が好きなクリスマスにちなんだクラシック音楽のCDを2つ紹介させていただきます。

■コレッリ 合奏協奏曲 作品6
 コレッリはバッハよりちょっと前、いわゆる「イタリア・バロック」の作曲家です。
 合奏協奏曲というジャンルはコレッリによって確立され・・・・などという講釈は面倒なので他の方に任せます(^_^;)
 ヴァイオリンをはじめとした弦楽器群がチェンバロなどの伴奏でチャカチャカ歌う可愛らしい曲です。
 作品6は12曲の協奏曲の集合作品で、協奏曲1曲が5~6楽章ぐらいずつ、全部だとけっこうな量。CDにすると2枚組よりちょっと少なめぐらいの長さです。
 12曲の協奏曲の中で、第8番が「クリスマス協奏曲」と呼ばれています。どの辺がどうクリスマスなのか?聴いただけでは分かりませんが、その辺はあまり気にしなくてもいいんじゃないかと思います。
 
 ピーター=ヤン・ベルダー指揮ムジカ・アンフィオン
 指揮者のピーター=ヤン・ベルダーは1966年生まれのオランダ人。ムジカ・アンフィオンはベルダーがオランダ・ベルギー出身者を中心とした古楽器奏者を集めた演奏団体。日本のバロックバイオリン奏者、山縣さゆりも参加しています。
 一般的にはあまり有名な演奏団体ではないようですが、古楽のジャンルでは腕利きの奏者を集めた団体として知られた存在なようです。
 古楽の演奏はともすると学究的、先鋭的になりすぎて堅苦しかったり、取り澄ました感じだったりしてとっつきにくい感じがすることもあります。
 でも、このCDはリラックスして聴けます。古楽なのでピッチは低く基音のAは380hzぐらい。そのおかげなのか古楽器らしい「木」の感じがする音に感じます。
 2002年ごろの録音で適度な残響が心地よく、なおかつ各楽器は鮮明に聞こえます。小編成ですが曲によってリュートやパイプオルガンも使用されていていろいろな楽器の音色が楽しめます。

■チャイコフスキー バレエ音楽:くるみ割り人形(全曲)
 特に説明の必要が無いぐらいな有名曲。チャイコフスキーの3大バレエと言えば「白鳥の湖」「眠りの森の美女」とこの曲です。
 ドイツの作家E.T.Aホフマンの童話を原作にしたストーリーのバレエ。第2幕13曲の「花のワルツ」は誰もが聴いたことのある名曲です。
 全曲盤は約80分、CD1.5枚分とちょっと長いのですが、分かりやすいメロディーばかりなので、飽きずに聴けると思います。
 クリスマスプレゼントに少女クララがもらったくるみ割り人形。実は魔法で人形の姿にされた王子様でした。
 イブの夜みんなが寝静まり12時の鐘が鳴るとクララの体が小さくなり人形と同じになります。人形たちとネズミの戦争がはじまり大騒ぎの末、クララは呪いが解けて王子様に戻ったくるみ割り人形と結ばれてめでたしめでたし。という雑なストーリです(笑)
 まあしかし、チャイコフスキーの音楽というのは甘美なメロディーがテンコ盛りな上に、オーケストレーションが実に巧みで、聴いても弾いても楽しい!
 クラシックを初めて聴く人にも聴きやすいし、オーディオ的にも聴きどころが多いのでお勧めです。

 アンタル・ドラティ指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
 名曲の名演、かつ名録音です。1975年の録音ですが、コンセルトヘボウホールの美しい響きを余すところなくとらえた、蘭フィリップスのアナログ録音の集大成ともいえる優秀録音です。
 同時期の録音「眠りの森の美女」「我が祖国(スメタナ)」「オーケストラのための協奏曲(バルトーク)」なども合わせて聴いてほしい。
 このCDには思い入れがあって、学生時代にLPが発売され、欲しくて欲しくてしょうがなかったのですが、お金が無くて買えなくてずっと憧れのレコードだったんです。
 当時LPの新譜はたしか2800円だったと思います。このレコードはLP2枚組だったので5600円。
 それが今やタワーレコードの復刻CDで2枚組(オマケの曲が数曲ついて)2000円出せばお釣が来るという・・・
 素晴らしい時代になったもんです!
 あのころ欲しくても買えなかったレコードがCDになって、リマスタリングで音質も良くなって、しかも半額以下!嬉しくてしょうがないので買いまくってます(^_^;)

先に紹介したコレッリの合奏協奏曲も輸入盤なら2枚組2000円以下で買えます。
曲・演奏・録音の三拍子揃ったクリスマスのクラシックCD。みなさんもぜひお試しください。
Posted at 2017/12/04 20:12:17 | コメント(4) | トラックバック(0) | クラシック音楽 | 日記

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「@グランツ@兵庫 さん、そのまんまのyoutubeあります。https://youtu.be/-fFOWwWTkDA
何シテル?   06/01 14:32
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