
みん友の皆さん、みん友じゃないけどコメントを下さったり、ブログを読んでくださったりしている皆さん、今年一年お付き合いいただきまして、ありがとうございます。
みんカラを通して皆さんとの交流ができて、実り多い一年でした。
来年もよろしくお願いいたします。
さて、ここ一月ほど「スピーカー遊び」をいろいろやってます。
なんでそんなことをしているのか、やや前後する部分もありますが、一応記録しておきます。
その1 過去を振り返り、今を見直す
現行システムは下記のようになっています。
メインユニット:KENWOOD MDV-Z702
アンプ:PHASS RE50hi
フロントスピーカー:Dayton Audio RS150-4 + Dayton Audio RS75-4(パラレル接続)
リア(サテライト)スピーカー:ECLIPSE TDX-700S
サブウーファー:ECLIPSE TDX-700W

このシステムに至るまでの経過として
①アテンザ購入直後、もうちょっと静かに走りたいと思い、ショップにてフロアからルーフまでフルデッドニングしてもらう。
②魔がさしてBEWITHのACCRATEなどという高級スピーカーをオークションで買ってしまう^^;
③自力では手に負えなくて、ショップにてドアアウターでインストールしてもらう^^; 後にツィーターは自分でAピラー内張りにネジ止めする。
④また魔がさして「タイムドメインスピーカー」のサブウーファー(ECLIPSE TDX-700W)とサテライトスピーカー(ECLIPSE TDX-700S)を導入する。
⑤メインスピーカーの音質が気に入らなくなり、ホーム用のユニット(Dayton Audio RS-150 + 同 RS-75)に交換する。
⑥スーパーツィーター(Dayton Audio AMT Mini-8 エア・モーション ツィーター)を加えて「なんちゃって3Way」化する。
⑦アブク銭が入った勢いでパワーアンプ(Phass RE50hi)を導入する。
⑧驚異のパワーアンプ(Phass RE50hi)の威力で、パッシブネットワークが無効化されたため「なんちゃって3Way」をあきらめフルレンジ2連発になる。
振り返ってみるとなかなかの泥沼・迷走っぷりです^^;
しかし、ここまでやっても(あるいはこんなことしちゃったから)、まだ問題が残るのがオーディオ沼の深いところです。
現在私が感じている問題点は以下の通りです。
①高域の歪
音階でいうA5よりも上、すなわち880hzぐらいより上の音域でピアノ・合唱(ボーカル)の音が歪む。
他の楽器でも同じ音域は歪んでいるに違いないが、ピアノのようにポーンというアタックがあってきれいに減衰していく音や、人の声は歪が分かりやすい。
②バランス、定位が不安定。
ドアのスピーカーとピラーのスピーカーで明らかに定位が違う。ピラーのスピーカーは右に寄っている。
③中低音不足
100hz以下は結構出ているが、200~1000hzあたりの美味しい部分が足りないので、力感・迫力や艶やかさに欠ける。
④アンプへの負荷が心配
スピーカーの合計インピーダンスが片チャンネル2Ω。
それぞれ原因について、以下のように推測しています。。
・高音域の歪
Dayton Audio RS150(ウーファー)をフルレンジで鳴らしているため、高音域が歪んでいる。
Aピラー内張りにネジ止めして付けたDayton Audio RS75(フルレンジスピーカー)が重すぎてピラー内張りを振動させて歪が出る。
・バランス、定位が不安定
右のAピラーのスピーカー(Dayton Audio RS75)からの音が大きすぎるためバランスが悪いのではないか?
片チャンネルに2本パラレルに接続しているため独立してゲイン調整できない。
パワーアンプ(Phass RE50hi)はハイインプットのみでゲイン調整機能が無い。
パワーアンプ(Phass RE50hi)は定電流アンプでパッシブネットワークを受け付けない。
・低音不足
MDF板のリングを重ねた筒状のバッフルでアウター化したため、背圧の影響を受けてドアスピーカーの動きが抑制されてしまっているのではないか?
・アンプの負荷
4Ωのフルレンジスピーカーを片チャンネル当たり2本パラレルで使っている。
こう書いていると、いかにもヒドイ音のようですが、意外にもそれなりに聴ける音になっています。
・全部のスピーカーの音を混ぜ合わせると、トータルではけっこうフラットな特性になっている。その結果、ピアノや声楽以外は楽器の音色をわりと正確に再現できている。
・アウターバッフルの効果でユニットの音がストレートに聞こえ、スピード感・クリア感がある。
・顔の正面、耳の近くに小口径ユニットがあるため、時にハッとするような生々しい音が聴けることがある。RS75の中高音はけっこう優秀。
・中低音が不足していてもサブウーファーのおかげで100hz以下の低音は出ているので、ドスドスした重低音っぽい迫力はある。
・なんといっても強力なパワーアンプの威力で、音色や余韻の表現がちゃんとできる。
・音質とは関係ないが、ナビの使い勝手が良い。FLAC圧縮にも対応しているし、SD1枚とUSB3枚を差せるので大容量(計算上は256GB×4=1,024GB)の音楽データを車に持ち込める。
その2 解決方法を検討する。
4つの問題(①高域の歪 ②バランス・定位の不安定 ③低音不足 ④アンプの負荷)を解決するための方法
1)DSPの活用とイコライザの利用
KENWOOD MDV-Z702にはDSPもイコライザも付いています。
Z702のリア出力をAピラーのRS75に繋ぎ、ハイパスフィルターで800hz以下を切り、右チャンネルを-5dbぐらい絞ってやればバランス・定位は解決します。
フロント出力はRS150そのままで、ローパスフィルターで1khz以上を切れば高域の歪も改善します。
100~500hzはイコライザで持ち上げてやれば良くなるでしょう。各チャンネル1本ずつのスピーカーですからインピーダンスもOKです。
普通はそうします。確実な結果が出せるでしょう。
しかし、あえて違う方法を考えるのがオーディオ泥沼道です(笑)
DSPやイコライザはとても便利ですけど、そればかりに頼って音作りをするのもつまらないじゃないですか?
私の場合、「もうちょっと定位感が欲しいなぁ」というCD(録音)の時はDSPを使いますし、「もうちょっと広がり感がほしいなぁ」という時はサテライトスピーカーを使います。
特にいじらなくてもいいCD(録音)だったら、何もせずにそのまま聴きます。
スタンダードな設定を決めておいて、好みや気分に合わせてチョイ足しできるというのが、ヘッドユニットの調整機能だと思っています。
2)意地でもドアを鳴らす^^;
デッドニングをやりなおして、アウターバッフルも取っ払って、インナーに戻してドアスピーカーを鳴らす。
気力も体力も技術力も無い私には無理です(>_<)
聴く音楽がクラシック中心である以上、静かな車内環境は必須です。デッドニングを撤去してしまう事はちょっとできません。
3)スピーカーシステムを交換してなんとかならないか…
かなり消極的な感じですが、お手軽にできそうなので、「スピーカー遊び」と称してこれを試しています。
「スピーカー遊び」で考えている問題解決方法は下記2点です
①Aピラーのフルレンジスピーカーを撤去する。
→歪の除去、定位の改善、インピーダンス改善。
②ドアのスピーカーをフルレンジに変更し、背圧の影響が少なくなるように取り付け方も工夫する。
→低音の改善、歪の除去。
そんなこんなで、年が明けたら「第3弾フルレンジャーブラック」「第4弾フルレンジャーゴールド」をテストしてみます。
どうせ失敗ばかりのボログになるでしょうが、来年もよろしくお付き合いください。