
波動砲発射用意!
エネルギー弁閉鎖!
エネルギー充填開始!
セイフティーロック解除!
ターゲットスコープ、オープン!
電影クロスゲージ明度20!
エネルギー充填120%
発射10秒前、対ショック、 対閃光防御!
最終セイフティー、解除!

10,9,8,7,6,5,4,3,2,1,0!
波動砲、発射!
とうとうドアに波動砲を搭載してしまいました(^^ゞ
真面目にカーオーディオに取り組んでいる皆さんゴメンナサイ
アホな事ばっかりやって遊んでおります。
ホーム用小口径フルレンジスピーカーを流用するスピーカー遊びの4種類目。
最初が右下のTangBand W3-935SD、次が左下MarkAudio CHR70v3、3番目は右上Altec 405-8H、今回は左上Fostex MG100HRです。

ビンテージオーディオ感漂うAltecからうってかわって、未来兵器のごときユニットの登場です。
Fostex MG100HR

ホームオーディオの世界では自作スピーカーと言えばフォステクスです。
故長岡鉄男氏はフォステクスのユニットを使い、バックロードホーンをはじめ、多くの名作スピーカーを発表し、今も多くのファンに愛用され続けています。
そのフォステクスが2009年に400台限定で販売したスペシャルユニットがMG100HR。姉妹機にバックロードホーン用のMG100HR-Sがありました。
限定販売品なのでオークションにもあまり出ないスピーカーですが、運よくヤフオクでゲットできました。
発売当時の標準価格が1台28,500円、私の落札価格は2台セットで26,500円なので、妥当な価格で落札できたと思います。
以下、フォステクスホームページより引用です。
主な特長
●MG100HRは、振動板に純マグネシウムHR振動板を採用した10cmフルレンジスピーカーユニットです。
純マグネシウムは振動減衰性能が優れていることから、金属特有の鳴きが少なく全帯域にわたり音速が速く、優れたトランジェントを保有しながら低歪みでクリアーな高次元の音質を実現しました。
●純マグネシウムは、内部損失が高く振動減衰性能に優れているため、従来の金属振動板では逃れられない金属特有の鳴き(カラーレーション)を低く抑えることができ、これにより低域から高域までの可聴帯域でも自然で透明感の
高い音質を得ることができます。
さらにHR形状にすることで、軽量かつ高剛性でありながら分割共振による共振を分散し、フラットでワイドレンジな周波数レスポンスを保有する振動板を実現。
また振動板のエッジには、高損失(高tanδ)かつ高ヤング率と相反する物性を保有する、ポリカーボネイト系新素材を採用しました。
●純マグネシウムHR振動板の性能を100%発揮するために、ボイスコイルボビン材にはマグネシウム合金を採用。
さらに、ボビン部とHR振動板の接合部を完全に合致させ不要なロスファクターを排除し、フルレンジスピーカーとしては他に類を見ない55kHz(-10dB)のワイドレンジ化を実現しました。
●磁気回路にはφ100mmフェライトマグネットを採用し、十分な磁束密度を確保。
ポールピース部には磁気焼鈍処理を施した純鉄を採用し、純鉄ポールピース部外周とマグネット内周部には銅キャップ及び銅リングを配置。
電流歪を低減、駆動系の徹底した低歪み化を図りました。
●大型フェライト磁気回路に対応する高剛性アルミダイキャストフレームを採用。
●バスレフで十分性能を発揮できるようパラメータ値を最適化。
プレート幅10mm(磁気ギャップ部)、ボイスコイル幅4mm、磁束密度0.88(T)、Q0:0.45とし、微少入力時から大入力時まで高いリニアリティーと低歪みな音質を実現するためショートボイスコイルを採用しました。
以上、引用終了。
なんといっても凄いのは再生周波数帯域の最高音域が55,000Hz!
老化した私の耳には16,000Hz以上は聞こえないので無意味なんですけどね(T_T)
まあとにかく、スーパースペックのお宝級希少ユニットです。
仕様と周波数特性・インピーダンス特性です。

デザイン的にはラウンドフレームになっているので、Altecのようにリアマウントはできません。今回は一般的なフロントマウントにします。
サブバッフルになるリングはこのユニット用の純正エンクロージャーYK100を真似てヴァイオリンをイメージしたローズレッド。いつになく真面目に仕上げました(^^ゞ

素材は普通のMDFとシナ合板。9mmと4mmの2枚重ねです。9mmのMDFで普通のバッフルリングを作り、4mmシナ合板の穴をユニット外径に合わせてフレームの落とし込みをしてあります。
振動板もエッジも特殊な形状で個性的なカッコイイスピーカーですから、内張りやネットで隠してはもったいない。
アウターバッフルならではの迫力あるルックス、ベースやバスドラムがドスドス鳴ると、振動板がブイブイ動くのが丸見えで嬉しいです(笑)
しかし、このユニットの振動板はフレームとほぼ同一面なので、乗り降りの時にうっかり蹴飛ばしてしまうと瞬殺です(>_<)
無神経なカミサンやシャチョーさんは、ぜったい助手席に乗せてはいけません!
性能面で気になるのは高域の周波数特性が、軸上と30度、60度で大きく異なる事です。
カーオーディオでドアにマウントして使う場合、左スピーカーは軸上から15度ぐらいですが、右スピーカーは45度ぐらいです。
グラフはあくまで計測値ですから、実際に音楽を聴いての聴感ではどうなるのか?多少不安はありました。
定格入力30w、ミュージックパワー90wという事ですが、これも実際にどこまでボリュームを上げられるのか?
車のドアは、ホームスピーカーのエンクロージャと違い、ほぼフリーエアなのでスピーカーの振動板の振幅が大きくなります。
なにしろ400台限定ユニットなので、底着きして壊したりボイスコイルが飛び出してしまったら、次にまた入手できるかどうか分かりません。

スペックをAltec 405-8H、MarkAudio CHR70v3と比較しました。
重量1,700gが目を引きます。実際手に持ってみるとメチャクチャ重たいです。

裏側も特大のマグネットにマグネットカバーも金色で、切削痕のようなヘアラインがカッコイイ(*^_^*)
しかし、ドアの中で雨水に濡れて錆びてしまわないか心配です。
純マグネシウム振動板やポリカーボネイトウレタンのエッジ、裏側の巨大なマグネットなどの耐久性を考えると、カーオーディオには向いていないスピーカーだと思います。
それを承知の上で、あえて車載するのが素人の趣味・遊び、壊れたら自己責任です。
壊れる前に次のタマを見つけるかAltecに戻すのを前提に、期間限定の予定で波動砲を搭載しました。
音の方は、まだちょっとしか聴いてないからなんとも言えないですが、Altecからの変化は大きいです。上がFostex MG100HR、下がAltec Lansing 405-8H。

禁煙のジャズバー?昼間のキャバ嬢?
インプレッションはもうしばらく聴いてからにしようと思います。
Posted at 2018/02/11 18:22:05 | |
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