トー調整

車高を下げるとタイヤの向きが自然とトーアウト（タイヤが進行方向に外側開き）になってしまいます。
タイヤの位置が上がって遠くなったのにステアリングロッドの長さは変わらない為に引っ張られる感じでタイヤの向きが変わってしまいます。
それなのでステアリングのタイロッドを伸ばしてやることでタイヤの向きを真っすぐに調整します。

まずはタイロッドについているロックナットを緩めます。
画像は助手席側ですが、時計回しで緩めることができます。（運転席側も同じ）

ロックナットを緩めたら、タイロッドを回して長さ調整をします。
伸ばすにはロックナットを緩めるのと同じ方向に回せば伸びます。
一回転で約５～６ｍｍ分伸び縮みしますね。（タイヤ前後計測値で)

私の場合は最低地上高９ｃｍまで下げたらかなりのトーアウトになってしまったのでいきなり両側ともに２回転伸ばして調整しました。

慣れるとタイヤを外さなくても調整することができます。
ロックナットさえ緩めることができれば簡単です。

タイヤのトー角度を簡易的に計測します。
（ホントは最初に測るべきですけど・・・）
フロントタイヤの前側と後ろ側でタイヤ間の長さを測って長さのズレを見ることで判断できます。
ハンドルのセンターが合っていることが前提ですが・・・

でもトーの調整でセンターを合わせることもできます。

画像は前側です。

私のタイヤは縦溝が多いので、一番外側の溝の間の長さで計測しました。
２回転回して測ったら前が1378ｍｍ、後ろが1376ｍｍでした。
走行中にハンドル真っ直ぐでも微妙に左に寄る感じで、タイヤを正面から見た状態で左だけがトーアウトに向いているのがわかったので、最後の微調整は左だけを半回転回しました。

調整後の後ろ側の計測画像　１３７７ｍｍ
前も計測したら１３７７ｍｍ。

後ろ側は狭くて撮りにくいのでちょっと分かりにくいですが・・・

これで前側、後ろ側共に1377ｍｍでトーはほぼ＋－０になりました。

試運転でハンドルセンターも合っているので問題なしです＾＾

最終的にタイロッドを回した量は右側２回転・左側２回転半です。
計算すると２ｃｍ以上もトーアウトだった事になりますね・・・
タイヤも異常に減るわけだ（＞＜）