2012年08月05日
こんばんは。
先日のブログを閲覧いただいた皆様、コメント・イイネを付けてくださった方、ありがとうございます。
また、私と面識のないにも関わらずブログを拝読された皆様、ありがとうございます。
昨日は、かなり雑に書いてしまいましたが、
今日はまじめに、お話したいと思いますね。
(すみません、超長いです。)
まず、今日も少しだけ手伝いに実家に帰りましたが、今日は軽い作業しかしていません。
床下に溜まっていた水を午前中に汲み出してから、いったん昼食休憩を取ったのですが、
午後になって見てみたら、また水が溜まっていました…
「どこかから水が浸入してる…!?」ということになり、
家の裏手にある水路を中心に作業を行いましたが…あそこが原因なのだろうか…。
日曜日は用事を作ってしまったので、本日中に現住所へ帰宅…。
帰りは、報道で皆さんも見られたと思われる地域を通って帰りました。
九州横断道路の城山展望所・手野間は交通規制されていて全面通行止ですが、
手野地域と菊池阿蘇スカイラインを結ぶ旧道が開通していたのでそこを通って下山しました。
ゆっくりと車を走らせ、被災地の中を走りましたが…
たくさんの方が書いておられる通り、テレビで見るのと実際に見るのとでは全く異なりました。
土砂崩れしているだけの光景をこの目で見たことは何度もありましたが、
それに押し流されたたくさんの家屋の瓦礫を見たのは初めてで…、
横を通ったとき、なんとも言えない心境になりました。
そこには生活の跡がありました。
そこは、私が高校生時代、通学に使っていた道の下にあり、
バスで通学するときには上から見下ろしていた地域でした。
家、家具、生活に使っていた物…それらは原型をとどめておらず…
半月経った現在も土砂や流木にまみれ…すさまじい光景でした…。
「すごい惨状だ…」
…単純に…そう考える事しかできませんでした。
ここで誰かが亡くなったのだ…
逃げる暇もなかったんだから、ほんの数分の出来事だったに違いない。
自分が恥ずかしくなりました。
ちょっとくたびれたからって、うちには誰も来てくれないのは不公平だと考え、
それ以上考えもせずに簡単にブログに書いて…
もっと大変で…もっとツラい人たちが居るのに…。
それに比べればうちなんて…確かに被災してるけど、家の骨組みはしっかり残っているし、
住むところは村営住宅を1軒与えられているし、ぜんぜん大した事はないじゃないか。
やる作業は大変だけど、うちよりも優先的に助ける必要がある人が、
きっとまだたくさんいる…そう思いました。
ありがたいことに、お手伝いいただけるお話もいただきました。
しかし、せっかくなのですが、一旦、取りやめさせていただこうと思います。
ごめんなさい。
あの後、父とも話し合いましたが、
我が家は急を要する状況ではないと考えました。
土砂崩れして我が家に損害を与えた裏山も当時のままで、
砂防ダム等の土砂対策が終わっておらず、依然として危険な状況にあります。
来ていただくことができるのは大変ありがたい話で、とても助かるのですが、
二次災害によりボランティアの方が負傷されたという話も耳にしておりますし、
こんな危険な場所に来ていただくわけにもいかないと考えたためです。
また、父も
「住宅も手配できて目先の生活は確保できているから大丈夫。
仕事も退職していて時間はあるから、田んぼの手入れがひと段落すればあとは暇になるし、
それからちょっとずつでも片付けることができればいい」
と申しておりますので、今後の状況を見た上で、
改めて皆様方にお願いさせていただきたいと思います。
…とは言え…状況を気にしておられる方もいらっしゃいますので、
詳細を書いておきたいと思います。
●現在の生活について
実家の家屋は後述の通り、住むには難しい状態です。
当初は公民館に避難していましたが、
現在は、たまたま空いていた村営住宅に仮住まいしていますので、
生活自体は、できています。
●実家の間取り等
木造2階建て
1階部分
床上の土砂の堆積なし。泥水による汚れあり。
床がある場所については、床をすべて剥がした上での作業が必要。
居間…床なし。土砂はほぼ撤去
応接間…床なし。土砂残り10cm程度。
座敷…床なし。土砂残り10cm程度。
寝室…床あり。土砂残り不明。
キッチン…床あり。土砂残り不明。家具も残っており、キッチンとしては使用可能。
トイレ…床あり。土砂残り不明。使用可能。
風呂…床あり。床下の土砂不明。風呂としては、たぶん使用可能。
廊下…床あり。一部のみ土砂撤去。
2階部分
6畳間のみ…急いで避難させた荷物(布団とか、服とか)でごったがえす…。
●被災状況
裏山が土砂崩れして家まで到達。
家屋基礎部分、通気口から流入。
基礎内部が土砂で埋め尽くされて行き場を失った結果、水位上昇して床上まで浸水。
家の両脇を流れた土砂が、少し低い位置にある納屋にも浸入。
納屋内、全体に1~2センチ程度、泥が堆積。
周辺、裏手に10センチ程度、土砂が堆積。
●作業の進捗
私は普段は実家に住んでおらず、平日は会社に行っているため、
会社が休みの土日だけ手伝いに実家に帰って作業しています。
平日は父と祖父の2人だけです。
農繁期も重なり、平行して農作業も行っているため、
復旧作業になかなか着手できていない状況です。
父が農作業に行っている間、祖父が1人で何かしらの復旧作業をしているようです。
…といっても…やがて90になるヨボヨボ爺さんですから…キビキビとは動けていません…。
人手は…正直言って足りていません。
ちなみに、今日も実家に行ってきましたが、
先週私が作業した場所は、その後、手を付けられなかったのか、
先週と同じ状態のままでした。
●インフラ
電気・水道等のインフラについては問題なく利用できます。
●備品等
スコップ…角スコが3・4本、剣スコも同じくらい…??
一輪車…2台
バケツ…たくさん
高圧洗浄機…20年ぐらい前に買った物が…
…どこかにある気がする…発見されても壊れてるかも…(汗
そんな状態です。
前述の通り、また後日、改めて皆様にお願いさせていただきます。
Posted at 2012/08/05 01:30:03 | |
トラックバック(0) | 日記
2012年08月03日
7月に起きた、九州北部豪雨…
嵐が過ぎ去ったあと…阿蘇の各地・熊本市内にはその爪あとが生々しく残されていた。
しかし、そこにボランティアたちはやってきた!
熊本市の被災地、阿蘇の各地域の被災地を彼らは飛び回り、
埋め尽くす汚泥をかきわけ、道を広げ、家の中に空間を作ってくれた。
惨状が広がっていた地も、いまや何事もなかったかのようになっているところまである。
すばらしい。ボランティアの皆さんの力…すばらしい…
しかし
うちの実家…実は被災してしまい…土砂に埋もれてしまった。
最初のうちは、村の呼びかけに蜂起した消防団がやってきて
大規模に土砂の片付けを展開してくれたので、家の周囲、居間、座敷の床下の泥の大部分が排出することに成功した
しかし。いまも床下には土砂が残り、床を剥がしていない部屋にいたっては大量の土砂がそのまま残されいる有様だ。
それから…ボランティアは…我が家には来てくれない…実家は産山村…
ボランティアセンターは阿蘇市…阿蘇市にしか人の振り分けがないのだ…
ならば…ならば産山のボランティアセンターは…!?
産山で家屋が被災したの、しなもとさんところだけだったし、ボランティアセンターとかないよ^^
ていうか産山にいける公共交通機関ないしね^^
うごおああああああああああ
俺たちは家族でチマチマ土砂の片付け作業に当たらねばならんのかっ!!?
つかれる!ていうか疲れた!何日かやったけどもたないwwwww
というわけで…だれか助けに来て…(涙)
Posted at 2012/08/03 22:38:24 | |
トラックバック(0) | 日記