ドラッカー学会の第6回総会(2011.5.14)で
故ドラッカー博士の夫人ことドリス・ドラッカーさんから
日本へのメッセージが学会HPにアップされましたので
ご紹介したいと思います。
興味深いのは、次の著書の準備をすすめていた
「未完の書」となったその内容です。
PDFファイルです。
↓
http://drucker-ws.org/pdf/Message_Doris_14May2011.pdf
ドラッカー学会
↓
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ドラッカー博士の日本画蒐集家としての側面が、
その著書の言葉が日本人に響くその謎解きに
少しお付き合いください
ドラッカー博士が著書の中で、
「なぜ明治維新と明治時代の日本人評価が高いのか?」を
以前よりいろいろ考え調べ研究してみて、
日本人のルーツとそのDNAにヒントが隠されているのではと思い、
『日本を創った12人』(堺屋太一著)、
『決定版 菜根譚』(守屋洋著)、
『ドラッカー 日本への言葉』(望月護著)を読んでみて、
ひとつのヒントを見つけました!
儒仏道の統合、西洋文化の日本化という独特なアプローチで、
自然との共生(感謝と畏怖)を図ってきた歴史があるということ、
そして、それをハレとケレに象徴されるように日常生活は質素で忍耐強く、
一方、能・儀式や寄席・祭りといった解放があり、世阿弥の「風姿花伝(花の哲学)」や
千利休の侘び寂びを井伊直弼が「一期一会」と称したように、
日本人が好きな花の代表格「梅⇒桜」に象徴されているようです。
そのヒントとは、「日本画」ではないかということです。
(実際、ドラッカー博士もロンドン美術館で初めて日本画に出会ってから、
後はコレクションするほど造詣が深かったようですし…バーグコレクションの紹介
「アメリカ人の日本美術蒐集家:第2次大戦後の日本美術」の中で、
アメリカパワーズ(教科書会社経営)、プライス(若冲の熱狂的ファン)、
そしてドラッカー博士の名前が出てきます。)
「生誕250年-大北斎展」の展示の中で、
「東海道名所一覧」(江戸日本橋~京都までの地図)
という鳥瞰図を観たとき、
「あ、これかも!」って気づきました。
それは、
「総体は、部分の集合より大きくないかもしれない。しかし、部分の集合とは基本的に異なる」
(『すでに起こった未来』)の言葉がピンときました。
鳥瞰図は、西洋の遠近法ではなく、
全体図の中に位置とその関係性が立体的な3Dで描いてあり、
当時は上空から見る手段としての飛行機はないわけですが、
なぜか風景画としてまとまっており、決して距離感は正しくはないのでしょうが、
全体的、体系的、感覚的にわかるという感じです。
特に、「浮世絵」は、錦絵、摺物、版本挿絵、絵手本、肉筆画など
有名な風景画の他にも、宗教画、武者絵、花鳥風月などもあり、
江戸~明治に至る当時の粋の文化や風刺・流行を知る上で
貴重な文献なんだと改めて感じました。
個人的には、江戸末期の明治転換期前の國芳の
風刺が効いていて動的なダイナミックな画風が好きなんですが、
写楽の版元であった蔦屋(重三郎)が、
葛飾北斎の日本画も手掛けていたのを
その屋号で絵の中に見つけたときは、ある意味発見でした!
そういう意味では、版元の蔦屋(重三郎)は、
今で言えば出版社の経営者でもありプロデューサーって感じで、
絵師を育てる役目もあったんですね!
まさに、「マネジメント」したんだなと思いを馳せました。
「生誕250年-大北斎展」(福岡市博物館)は、
今週末の5/22(日)まで開催ですので、
ぜひ「世界のHOKUSAI」の本物に触れてみてはいかがでしょうか?
きっと、ドラッカー博士の言葉
「Increasingly we will balance the conceptual and the perceptual
しかし、今後は論理的な分析と知覚的な認識の均衡が必要となる。」
(『新しい現実』)を、
北斎の日本画をつうじて実感し、明日への創造のヒントがきっとあると思います。
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展示会を観るために福岡市博物館に夫婦で行ってきました
「生誕250年―大北斎展」です。
さっそく、当日券を購入し
特別展示室に入ろうとしたところ
何やら殺気みたいなものを感じ
振り返ると…
巨大達磨図のレプリカのようです
迫力あります 館内を歩いている人と比べると…
残念ながら展示室は、撮影でした。
浮世絵は、とても繊細だそうで「光」による劣化を防ぐために
展示室内はライトダウンしているとのことでした
また、音声ガイドの機器も有料レンタル(¥500)していて、
作品のところに移動すると連動して音声で解説が聴けるようでした。
今回は、図録集を購入するつもりでいたので、
実物の作品を純粋に観て堪能しました
「本物は、やはり凄い!」
としかいいようがないです(笑)
筆使いの精緻さと繊細さは、想像を超えるもので
「匠の技」で、まさに世界の「HOKUSAI」でした
個人的にとても興味深かったことは、
あの「(東洲斎)写楽」と同じ版元である「蔦屋(重三郎)」のマークを
発見したことでした
赤丸の中にある「山形に蔦の葉の印」です。
ちなみに、葛飾北斎は90歳の生涯で、
改名30回、引っ越し90数回、弟子が200人強といわれ、
今回の展示会では、錦絵、摺物、版本挿絵、絵手本、肉筆画など
有名な風景画の他にも、宗教画、武者絵、花鳥風月などもあり
約300点が展示されていました。(初公開も何点かありましたよ!)
おまけ
福岡市博物館
山笠のジオラマもありました
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